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2016年、48冊目です。
この100の講義というのは、シリーズになっていますね。
「常識にとらわれない100の講義」とか、「思考を育てる100の講義」など。
様々な時事問題とか、日常の出来ごとに対する著者の考えがシニカルに書かれています。多くの場合、多くの人の一般的思考や言動を否定的に捉えて自論を述べている。
否定的というよりもむしろ懐疑的に捉えているという感じかもしれない。
テーマ『何を読んだらよいのかと人に聞くような人間は、本を読むな。』
僕は、本を読むことの価値の八十パーセントくらいは、どの本を手に取るか、ということにかかっていると感じている。つまり、自分が何を読みたいか、ということに自分で応えることが、読書をする価値のほとんどだと思うのだ。従って、それが分からないなら、読んでも大半の価値を得られない、無駄が多すぎると、言うこと。
この考えには、私も80パーセント同意できる。一歩で、人からどんな本を読んだらいいですか聞かれたら、嬉しくなって、いろいろアドバイスしてしまう。しかし、それでは、本人のためになってないということですね。
よく、会社の若手社員に本をプレゼントしたり、貸したりするが、読後の感想や心境の変化、琴線に触れたかをフィードバックしてくれる人も、皆無に近い。
自分で自分が読む本を決めることが、読書だということですね。
ようするに何かをするときの価値の大半は、目標を捉える初動の判断にある。どこに目を向けるのか、という「着眼」だ。ここに、人の思考、発想、能力といったものの大半がある。これを人に委ねる行為は、人間性を半分失っているのに等しい。
かなり厳しい指摘だが、自分のやることを、他人に委ねるな!と理解しました。
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100の講義シリーズ-5。シリーズなのでなんとなく読んだ。
"せいぜい千数百冊"に笑った。
コーヒー飲みながら世間話するとこんなかんじ。
蔵書、電子書籍
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森博嗣という作家の思考パターンが好きである。
発想が斜め上というか俯瞰しているというか、とにかく自分とは違う捉え方が非常に興味深い。
「なんでこんな風に考えられるんだろうっっ!」って思わず身悶えしながら読みすすめました。
非常に面白かったです。満足。
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時間は金よりも労力よりも高い価値を持つ!!友達の多寡は人間の価値のほんの一部でしかない!!怒りはそれ自体平和ではない!!生きるための障害に抵抗し続ける!!こつこつと働いて、自由を目指す時間を楽しむ!!将来に不安があるからこそ努力し毎日働く、人間の最大の武器は将来を見据える思考力である!!できる範囲のことをこつこつ積み重ねる手法が人が成功する王道!!
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大学の先輩ということで気になっていたが、小説は読んだことがない。タイトルに惹かれ、図書館で借りてみた。逐一ウィットな表現も笑えた。どんなオジサンなんだろう…。
1限目の「正直」から生まれる成長論が特に興味深かったので、その見出しを目次から掲載。
・売れているものではなく、売れていないものを見よう。
・夢を諦められる魔法の言葉「才能」って何?
・意欲を見ようとするから、意欲さえ見せれば、となる悪循環。
・方針をころころ買えるとは、目的を達するための最強の手法である。
・「これをしたら負けな気がする」と思う状況が既に負けである。
・生産に比べて消費ははるかに簡単だ、というジレンマ。
※20年ブログを書き続けたというくだりは凄いと思った。自分も復活してみるか…。
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気になっていたシリーズだったので読んでみた。
奥様が時々登場してそのエピソードがよかった。
ところどころで出版業界に対する鋭い指摘があって納得。
確かに読書は少しマイナーな趣味だ。
収入もあっさり書いてあって確かに正直。
「はじめに」で書いていたが、本気でこの本を売る気配がなく(笑)また講義というイメージはあまりない。
その辺りがまた良い。
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5段目らしいが初めて読んだ。
感心することもあれば、なんじゃそりゃと思うものもある。
エッセイなんてそんなもんだろうが。
森博嗣らしい。
よく使われるが実態が不明瞭な言葉についてツッコむのが多い。
アニメの宣伝で各メディアが結末をネタバレしていたというのは驚いた。
まあ大分前のだからバラしてもいいと思ったのかなぁ。
「「衝撃の話題作!」とあっても、もう誰も信じない」というのは確かにそうだなと笑った。
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まさに教授!!と
お声をかけたくなるような
理論的で かつ一風変わった
ひょうひょうとしたエッセイです
本当にただ思ってることを
書いているだけなのに
なんとなく 負けました
といいたくなる
上等で細部にこだわった
突っ込みです
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エッセイ?シリーズ5冊目。
自分は笑いながら読めました。面白い。
印象的だったコンテンツ
・「そろそろ厭きてきたなあ」と読者が言う数年前に作者は厭きている。
・誰もネタバレを止めることはできない。
・「日本の書籍の発行日があやふやだ」問題について。
書籍の発行日について。現在は、森さんのWシリーズを発売直後に買っていますが、ネットで調べた発売日に本屋に行っても、店頭に並んでないことが多くて(多少は)困ってます。
”発行日一つさえ、きちんとできなかった”
”解決する気がこの業界にはない”
”出版界が復活するのは無理なんでしょうね”
引退したとはいえ、作家さんがこれだけハッキリと言うのは気持ちが良いな。
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この本を読むと
なぜ出版業界が残念なのかが
少しだけ見えてくる気がします。
で、素朴なことだけれども
帯って必要ないよね?
って思っていたけど
必要でないのではないかという
言及も出てきます。
図書館関連に関しては
うちの場合は新刊主義ではないし
明らかに新刊でほしい場合は買います。
というかそうでない本でも
うっかり収集をかけてしまうと
床をぶち抜いてしまうので使わざるを得ません。
売れない作家にとっては
ある種闇かもしれませんね。
ただ、プロモーションの方法は
いくらでもあるので…
もっとも面白かったのは
なんで人は個人情報特定に関しては
無頓着なのかと。
特に子供関係。
うっかりするとアレな人たち(ぼかします)の
格好の餌になるからモザイクは必須なのに…
本当これに関しては
ブログを長くやっている身からすれば
不思議で仕方ないです。
ほかにも栞に関しての一言及や
最後の数個は嫁さんへののろけでしょこれ(笑)
さりげなくやりよるなー。
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図書館で借りた本。森博嗣さんの本はすべてがFになる、封印再度(漢字合ってるか?)しか読んでないがこの本はブログを見てるような感覚で読めるエッセイ集。本書の8割ほどの問題提起の話に、うんうんと賛同できたもんで私の脳みそも年寄りなんだろうなぁとしみじみ。そしてミステリー小説家を引退されたのは知らなかった。養老先生みたいな路線で活躍して欲しいわ。
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森氏の100の講義シリーズ。
いろいろと、確信をついているなあと感じることしばしば。
そして、ますます奥さまのファンになっていく。
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190404*読了
「正直に語る」というタイトルに惹かれて、森さんが売れない作家泣かせとおっしゃる図書館で借りました。実は読む段になって、これシリーズの第4弾なのね、と知ったのですが。
理系で賢い人の理屈っぽい話を聞くのが好きで(嫌味ではなく)、普段、自分が考えてもしないようなことを理論立てて、ズバズバと書いてくださる森さんはまさにわたしのタイプです。笑
どんな物事でも分析したり、おかしいのでは?と疑問を持ったりしつつ、まぁご自由にどうぞ、と深入りせずに一線を引く。好奇心旺盛だけど、執着心はない。そういう人に憧れというか、好もしい感情を持ちます。
わたしがどちらかというと、森さんの奥さんみたいに感覚で生きてるタイプだからかしら…。笑
森さんの小説も、小説以外の本もまだまだ読んでいない本ばかりで。さぁ次はどれを読もう?とウキウキします。好きな人のことを少しずつ知っていく気分とも似てるかも?
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「100の講義」シリーズ第5弾。言葉や現代の日本社会、身の回りのことをめぐる著者の独特なものの見方がユーモアある語り口!
私たちが慣習的に使っている言葉も、よく考えれば実に変だ。「穴のあいた靴下」というと人々は「使い古された靴下」だと思う。だが、靴下には新品の時から穴が開いているのだ。そうでないと足を入れることができない。おやじギャグのように聞こえる話だが、いかに「言葉が言葉どおりに通じていない」かを表す?
正確な言葉の伝達を邪魔したのは、私たちの中にある慣習だろう。森は惰性的に、慣習に従って考えるのではなく自分の頭で合理的に物事を考える方法を本書で伝えている。自分だけの視点を得られる第一歩になるはずだ‼️
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うん、なるほど正直に語っている~少し意地悪なところが彼の特徴だからね・これもフィクション?なら凄い~そもそもこのシリーズは素直を語っているのではないか?