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日小見という架空の町が舞台。日小見が日小見藩だった江戸の頃に起こった、ちょっと不思議なお話たち。御伽話のような優しいお話でした。その話が、どんな風にいまに残っているのかがわかるのもよかったです。
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思いがけず掘り出し物、の印象のおもしろさ。構えると鼻からタンポポが咲いてしまう刀、花々から絵具を採って貧しい絵師を助ける土地の聖霊みたいな女の子、殿様に忠誠を尽くす武士のなって土地を救う化けクマ、女の子のお母さんになるために人間になったネコマタ(ネコの神様)…。土地に根差した民話風のファンタジー、どれも心温まるような優しい美しいお話。異なる話で登場人物が重なっていたりして、後からその人間ならぬものである正体が語られたりして。
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日小見というまちを舞台にした江戸時代のすこし不思議なお話。
連作短編のような感じでよかった。こういうのもっと読みたい。河童が語る柏葉幸子さんの『遠野物語』の雰囲気にすこし似てる気がした。その土地を舞台にした連作短編というと恒川光太郎さんの『草祭』を思いだす。どれも結構おもしろかったけど、「おはるの絵の具」「おせつネコかぶり」が特によかった。
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面白かった!!日本昔話みたいな?? .
ちょっと不思議なお話でした.
思わず日小見という町があるんじゃないか?と調べてしまったくらい!.
5話どれも面白かったけど 猫好きな私は最後の「おせつネコかぶり」が❤︎ 私もネコをかぶりたい
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デビュー作だそうで。
架空の町の架空の話。
史実のように書かれた話があって、それにまつわる知られざる話がある、3,4年生くらいで読むわけで、ほんとだと思うかも(笑)
猿に狐、熊、化け猫、さらに正体の明かされないものまでいて、想像するのも楽しい。