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推理小説の殺人犯とかを当てるのは100%ダメな私ですが、このミステリは古代ロマンの謎解きなので、(謎解きできないのは変わらないけど)私にも楽しめます。良彦くん、今回は東京へ。御用はおっかない祟り神様のあの方です。東京に奉られていたんですね。
しかし、良彦君にとってはもっとおっかない人に出会うことに・・・。この展開は楽しめました。
そして九州へ。宗像での三女神からの御用です。
今は女人禁制のこの島も、かつては巫女がいたという。その巫女について調べろという無理難題。果たして巫女の正体は?ここに奈良の博物館からやってきた、ある運命の人と出会う良彦くん。
あ~、そうか、よかった!と思えるラスト。
ますます七巻目が楽しみです。
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前回の引きから、今回はあの荒ぶる神の話かと思ってたけど違った。
まあ、また最後に登場したけどね。
ちょっともったいつけてるなあ(笑)
今回は3つの御用話。
将門や建御雷神など有名どころの登場だった。
……のだけど、むしろその二つの回は、穂乃香の兄のシスコンぶりに全部持って行かれた(笑)
いやあ、これ良彦大変だなあ今後。
穂乃香との仲は前途多難な感じだ。
でも、そのうち穂乃香ちゃんが兄に切れて丸く収まりそうな気もするけど。
物語的には今回はいつもの忘れられていく悲哀というよりは、昔の出来事への後悔がテーマだった。
個人的には三つ目の話が好きだな。
さなを想う三姉妹神と彼女達を姉と慕うさなの想い。
その結びつきが愛おしい。
ただ少し残念なのは考古学資料の件。
できれば三女神がその資料に触れて、さなの想いを知るような展開が欲しかった。
そうすればもっと良かっただろう。
さて、次回はいよいよ本当に須佐男さんの登場だろうか?
良彦は何を救うことになるのかな?
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今回の御用は平清盛(怨霊:東京)、建御雷之男神&経津主神(東京)、宗像三女神(福岡)の三柱。1話2話と新しいレギュラーキャラが登場して新鮮な展開でしたが、3話目が物語としてはとても良かったです。大和朝廷という文献も少ない時代の歴史を、史実を参考にしつつこれだけドラマチックなフィクションを編み出す浅葉さんは凄い!1000年以上昔の人々も今と同様に普通に人生を送っていたのだと、遠い祖先の生き様に感涙です。写真に写らない黄金をちゃんと抱っこしてフレームに収まろうとする良彦は本当に良い主人公だな。
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2017.3.3読了。伏線が分かりやすいのかな?なんか展開の予想がつきやすい?ある意味裏切らない展開とも言えるんだけど、この巻は特に読んでる最中に考えさせられたりハッとしたりは無かったな。だから分からない言葉や用語以外の付箋が少なくて正直感想が書きにくかった。でも穂乃香ちゃんのお兄さん(キャラ濃い)も出てきたし、故郷のない巫女と学芸員を重ねて書いてるのは上手いなと思ったし何でだろ?とりあえず綾子さんは紗那の生まれ変わりだろうなと思った。史実に基づいたファンタジーで、でもその史実もだいぶファンタジーだからなのかな。「神様だから何でもあり」にならないでほしいけどどうなるんだろう。表紙は雪景色。良彦の足跡が2回立ち止まってるのは黄金を待ってるのかな?知識が増えたから鳥居の造りの見分け方がつくようになった。表紙のは神明造りだな。
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今回は大主神社の吉田兄弟の関係が明らかになり新たな展開へ。
良彦の恋愛話も絡み今後が楽しみ。
歴史上の人物の名も挙がり、神様の御用は多様。でもどう神様に寄り添うかが御用を成し遂げるカギになってくる。
良彦の優しさに心が満たされる。
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2017/3/7
安定の。
将門の霊がこんな風に慰められればいいなと思う。
このシリーズって全体的にそうだね。
ホントにこうだったらいいなって思う。
素敵だ。
狐もふりたい。
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天眼の娘、穂乃香ちゃんのお兄ちゃん登場!なんだか、いろんな方向に凄い兄だ(;゜∇゜)最後の「前兆」読むと、次の巻が読みたくなるパターンが確立(^^;)しかし現時点で、発行されている&友人に借りているのは6巻までなので、とても待ち遠しい(゜.゜)このシリーズを読んで、妖怪好きの私だけど神様にも興味がわいてきた(^^)♪
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某友人帳の神様版と言ってしまえばそうかもしれないけれど、それを差し置いても 作者の日本の神様への想いと、古代へのロマンがたっぷり詰まっており 神様好きでほっこりしたい人にはおすすめです
次巻が待ちどうしい〜〜
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穂乃香のお兄ちゃん登場の今巻も、神様たちのいろいろな思いに、切なくなったりほっとしたり・・・、神様たちのことを改めて知れたり・・・、相変わらずの大国主命ご夫妻に笑ったり・・・、と楽しく読んだ。お兄ちゃんは、これから、ちょこちょこ良彦に絡んできそうだな~。
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今回は全く京都でなく、東京、鹿島、福岡と飛び回る。話もなかなか凝ってるわ。しかし、またキャラの濃いわ、穂乃香の兄ちゃん!
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じっくりと話が進んでいる、のかな。良彦くんの神様とのコミュニケーション能力はすごい。
2017/6/13
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面白いよう・・・。キャラクタ小説なんやけど、このシリーズを読むと神話? 記紀? に、ひじょうに興味がわくよね。
日本人に生まれたのに、
「歴史 = 戦国時代」
だけなのは勿体ない! って思う。
(戦国時代がいい悪いでは決してなくって)
今回は将門が登場したのだけど、
「えっ、また、新しい人出てきはったな!」
と、思った。だって今まで神様ばっかり出てきてはるんやものー。
ほんで、去年に御霊信仰については実際行ってみてきたので
「ふんふん」
と、読めた。
ますます、御霊神社へ行って
「いいことがありますように」
なんてお祈りしてたらアカンな。すいません、ちょっとさすがに恥ずかしくなってきた。
鎮魂の意でいくならまだしも、神社と名の付くところ、神様がいてはるところにいったらとりあえずお願い事いうといたらエエやろって精神は、あかんね。それやったら流れ星に祈るほうがましか!
まだまだ今年も寺社仏閣には行きたい。
せやけど、初めて行くところで「〇〇になりますように」などと自分のお願いごとばっかりを押していくのはますますやめようと思った。
(今更?)
この本でもそうやけど、最近になってようやく、神社でお参りをするときはせめて自分の報告だけにとどめるべしと読んで、そうするようにしてるのよ、これでも。
ほんで、初めて行く神社を探すときに、遠目で見ても「もさっとしている感じのところ」が、だいたい目指している神社やなとようやく思うようになってきた。
お寺は整然とされてるけど、神社はわりと、もさっと・・・(笑)。
もさっとって失礼か。でも、森を抱えているのが本来の神社の姿なんですって。
あとは、著者も書いてはったけれども、神様の名前って長くて読みにくいものばっかりやんね~。なんでなんやろう。
ふりがなをふってくれてほんまにありがたいです。
あー、それにしても面白い、面白い。
大国主神とかすっごいはっちゃけてるけど、出雲大社に行きたくてどうしようもなくなってきた。
ほんで、行ったらこの大国主神がいてはるんか・・・、とか、プププとなってしまいそうやけど、それは違う。
ほんで、語り部の章は、黄金と、良彦よりあとの御用人とのちょっとした会話なのね。
(今更?)
今回は最終章に「前兆」などとまたすごいアオリを入れられてるし、ますます続きが楽しみです。
もし私が高校生のときにこの本を読んでいたら、就職先をこういった研究所へ絞ったやろうなあ。
なかなか求人がないのはわかってるし、そのためには大学も出ないといけないけれど、やっぱりそう思うと、たとえフィクションであっても、漫画だろうとアニメやろうと、いろいろなものに触れるっていうのは、いいことやね。
実体験できるのが一番いいけど、実体験したいと思う動機付けになるっていうのも、大事なことやと思う。
だんだんノリがよくなっている良彦と黄金、孝太郎や神様方々との掛け合いもすっごい見ていて楽しいし、手元に置きたい本のうちのひとつやな・・・。
7巻は今書いてはるんかあ・・・(ツイッターで見た)。
続き、早く読みたい・・・。
いっそコミカライズも読みたくなってきた・・・。
でも、
あれ? 穂乃香ちゃん一人っ子っていうてへんかったっけ?
とは、思った。(;^ω^)
またまた私が読み落としているのか・・・、とか。
でも著者の意味深(?)なあとがきを読んだ感じでは、当初は一人っ子の予定やったのかしら? それともここまで織り込み済み?
いやいや、「伏線を回収」っていうてはるんやもんな、もともと怜司の存在はあったよね・・・。
怜司もまた、すっごいキャラ立ってるけどな~。
ちゅうか、著者の男子はキャラがめっちゃ立ってる。BLとか書いてはらへんのかなあ。いやきっと書いてはるよね!?
刀剣も好きみたいやし、二次読んでみたいわー。プロの方の二次とか、読んでみたいわー。夢やんねそれ。
そもそも二次という存在がアウトなんやから、それは失礼な願望か。ほんますいません。
でも、良彦が怜司で「目の保養」とかしちゃってるあたりに、めっちゃくちゃニヤニヤしました。
良彦がどうとかではなくてね。その表現にニヤニヤがね。
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■勧請
仏教用語。「勧め請う」意。 (1) 本来,真心こめて仏に願って説法を請い,仏が永遠にこの世にあって人々を救ってくださるようにと請願する意。 (2) 日本では,仏神の霊や像を寺社に新たに迎えて奉安することをもいう。 (3) 法要のとき,所定の文を読誦して,仏菩薩の霊を式場に請い移す意にも用いる。
■塒
《「寝座 (ねぐら) 」の意》
1 鳥の寝る所。巣。とや。「塒に帰る烏 (からす) 」
2 人の寝る場所。また、自分の家。「今夜の塒を定める」
■流造 (ながれづくり)
神社建築の一形式。屋根の前のほうが長く伸びて向拝をおおい,庇(ひさし)と母屋が同じ流れで葺(ふ)いてあるのでこの名がある。奈良時代末〜平安時代に成立し,広く各地に流布した。
■樹叢 (じゅそう)
植生によらない、自生した樹木が密生している林地。神社境内の社叢などに見られることが多い。
(2017.03.26)
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「東国の武者」
共にあの男を追い詰め復讐を果たしてほしい。
裏切られたと勘違いされ長年に渡り恨まれ続けていた彼女は、どれだけの苦しみを背負い現世を彷徨い続けていたのだろう…。
「神様と兄と妹と」
時風の末裔を呼んできてほしい。
どんな状況であれ、思っていることは声に出し伝えなければ要らぬ誤解を与えるうえ自分の望むものとは違う結果になってしまうかもしれないからな…。
「親愛なる姉上へ」
彼女たちが仕えた痕跡を探してほしい。
生まれ育った場所だからといって、必ずその場所が懐かしいと感じ帰りたいと思う故郷になるとは限らないのだな。
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将門の落武者には取り憑かれたくない…
しかし。
報復の手段が…(笑)
これも神様の力が削がれたせいなのかな(笑)
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初の東京進出。
何かに振り回され日本各地に出かける感じが誰かに似ていると思ったら、警察庁刑事局長を兄に持つフリーのルポライターだった。
ちょっと怪しげで無責任で自由な感じの職業がフリーのルポライターだったとすれば、現在はさらに自由度(?)が加速してフリーターなのかも。
そして、さかのぼっていけば柴又生まれのテキヤさん?
人間くさい神様たちは嫌いじゃないけど、祟りといえば「平将門の首塚」の将門も激しくなくて、なんかちょっとマンネリかも。