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拒絶、孤独、喪失、罪悪感、とらわれ、挫折、自信喪失といった心の痛みにはどのような症状が表れ、自分でケアするためにどのような手当をすればよいのか具体的に示されている。
ざっと読みながら、今の自分自身にはとりあえず症状もなく、手当の必要がないことを感じた。
内容は具体的なので、ケアが必要なときには役に立つものと思う。
16-217
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最新の心理学研究の成果らしい。基本的に認知療法否定でツライ過去は思い出すなという事らしい。怒りを発散させる事やポジティブ思考にもマイナスがある。と、これまでの海外本としてはちょっと珍しい。これらに根拠があるのか否かはよくわからないが、「何を信じ、どう解釈するかによって人々の行動は変わる。人生に意味や目的を感じられるのもそうした枠組みがあるからである」というのは心理学のみならず哲学的な大テーマなので、そう簡単に決着がつくものとも思えないが。
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2017/5/23読了。精神的な負担が強かった時期が続いていたので興味を持ち、こちらが勝手に憧れている方もオススメしていたので興味深く読んだ。7つの状況での具体的な手当ての方法が書いてあり、それぞれが研究結果に基づくものらしい。
現時点ではやってみようかな思える手当て方法があるが、精神的に落ちている時期にやる気が起きるかは未知数。効果も自分で試してみてはじめてわかるだろうと思う。
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自分で心を手当するというのは客観視出来るが、あまり症状がよくない場合は、まとめの記載に専門医に相談というパターンが多い。自分の限界を知った上で参考になる対策はできそう。
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傷ついた心を自分で手当てする具体的な方法などが本当にわかりやすくわかりている。生活レベルで役に立つ心理学というのはここまで進化したのか◎とひどく感心した。
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かすり傷で病院には行かないけれど,傷が化膿したら治療が必要になります。心も同じです。日常的な「心の傷」には早めに対応することで,深刻な事態を防ぐことができます。目次の「症状」に自分があてはまる場合や周囲に当てはまる人がいる場合は,「手当て」を試みてください。
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風邪をひいたり怪我をした時は手当てをするのに、心が傷を負った時は何もしない。何故なら手当ての仕方を知らないから。その通りだと思いました。本著はその手当ての仕方が書かれた本です。つらい体験をした時、人に話せば楽になるというのは誤りで、そのつらい体験が更に上書きされてより苦しむこともあるそうです。話したくない時は無理に話さない方が良いようです。
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自分の中で暗黙知的にやっていることがいくつか出てきて、言語化されると「なるほど」と思う。
わたし的には、自省を促してくれる文章で、結構良かったです。
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いやなことがあったら
それを考えないで済むことをする
トラウマになってしまうことには
何人もの人に話をして一人の人に負担をかけすぎない
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心が弱まった様々な状態に、セラピストである筆者が、症状毎にカウンセリングをするという形式で書かれた本。
拒絶、孤独、喪失、罪悪感、など。実際のカウンセリング事例をもとに、自らケアする方法を指南。
一つ一つの手当は、他の本でも言われているようなオーソドックスなものだが、事例と対応策が具体的でわかりやすい。
まず、考えをまとめるために状況を書きだす方法が多いなと感じた。書き、それを見ることで、自分の状況が客観視できるのだろう。
他にも、自分に対して主観的に視野が狭くなっている状況を客観的な目線を取り入れることで、考え方を変え、ポジティブになれる方法が記載していある。
・自己否定を言い負かす(拒絶)
・ネガティブな色眼鏡を外す(孤独)
・自分のマイナス行動に気付く(孤独)
・怒りをリフレーミングする(自己否定)
・自分の強みを確認する(自己否定)
・視点を変える、他者視点(抑うつ)
また、あえて不都合な状況を避けるということ、一息おくことで切り替えられる、とらわれない状況にして心の健康を取り戻す。という方法も、「逃げる」=「悪い、さぼっている」と自分は考えてしまうことがあるが、時に有効であるので、逃げている状況を肯定することが重要なのだなと思った。
・いやな考えから目をそらす(抑うつ)
・不安とプレッシャーから注意をそらす(口笛を吹く、独り言をいう)(失敗、挫折)
喪失、トラウマの章で語られていた、過去のトラウマをあえて語らない方が回復が良い、引きずらないという話は印象的だった。
語ることで癒されると思っていたが、あまりにも嫌な思い出からは、なるべく遠ざかり、考えない、無視することも回復への近道(時間が回復を助けてくれる)のだということは知らなかった。
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過去に囚われていて、前を向けない人。
自分のことが嫌いな人。
自分に価値が無いと思っている人。
ネガティブと人に指摘される人。
こういう人におすすめだと思います。
読み終わったものの、効果が出るかは長い目で見るため、効くかは断言できない。
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予防的に読むもよし、困ってから読んでもいいと思う。もちろん、本なので限界はある。限界が有ることをわかった上で、著者は様々な提案をしてくれるという点で誠実だとお思う。
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拒絶・孤独・喪失・罪悪感・とらわれ/抑うつ的反芻・失敗/挫折・自己肯定感の低下などに対する手当。
総じて、悪いところには目を向けず、そのために運動するなり、書き出してみて客観視したり、良いところに目を向けたりすることを繰り返すということが良いということ。
また、「嫌なことを口にして誰かに話す」ことが全ての万能薬ではない、というのは気をつけたほうが良いところ。
傷ができたら絆創膏や包帯を巻くように、心の傷も浅いうちに手当できるならばそのほうがよい。
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嫌な思い出を反芻してしまう時は、気をそらすこと。心の傷を癒す時、話したかったら話せばいいし、話したくなかったら話さなくて良い。
反芻しそうになったら、掃除をしたい(*´-`)
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体の不調は手当てするのに、心の不調はどう手当したらいいのか分からない。心の痛みを放置した結果、生活に支障をきたすところまで悪化させてしまう。という事が、往往にして起こりがちです。
本書は、心に不調が生じた際の手当の方法が症状別に紹介してあります。
自分では対処しきれない状態の場合は、病院を受診し、専門家の助けを得る事が勧められています。
「あなたが思うほど人はあなたの欠点を見ていない。あなたが考えるほどには、相手はあなたを悪く思っていないのです」
「怒りを発散させるというやり方には効果がなく、むしろ有害だというのです」
「大事な場面で失敗するのは、考えすぎが原因なのです」
軽い心の不調であれば、自分で対処できそうだと思いました。またこういった知識があれば、トラブルが生じた際にもこれまでとは違った、冷静な反応ができそうな気がします。