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PRIDE時代から注目していた青木選手の書籍。
独特な思想を持っているのだろうなと思っていたけど想像以上に独特でした。
何を目指すのもその人の自由だけど、本当に友達も持たずストイックに生きていて少しさびしい人だなと思ってしまいました。
ちなみに内容は濃くないので瞬殺できます。ストイックに生きたいなという人向け。
とは言え良かった名言。
***
凡人が空気を読んでしまったら本当に空気になってしまう。
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ストイックな格闘家。
高い目標を達成するには捨てるもの多く、
常に誰よりも努力をしないといけない。
参考になる考え方が何個かあり、勉強になりました。
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アスリートとしてのストイックさというよりも自分にとって大切なモノを見つけられた幸せな人というのがオイラの印象だ。自分のとって必要なモノとそうでないモノがはっきりできるのは意外に難しい。
「空気を読んではいけない」というタイトルに惹かれた部分もあるけど、内容はタイトル以上にいい。結果へのこだわり、そのために日時生活からやるべきことなど、アスリートじゃなくても活かせることがたくさんあった。必要なモノを必要な分だけ持てばいいという考え方は大賛成だ。カラダもモノも身軽なほうがいい。カラダが重ければ動くことが面倒になる、モノが増えればそれを失いたくなくなる。自分にとって本当に大切なこと、モノを見つけることで無駄ことに時間を費やすこともなくなりそうだ。断捨離ってこういうことなのかな。
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青木真也選手の「空気を読んではいけない」中々出色の自著伝である。
のっけから「人間関係を始末する」「幸せになる為に友達はマイナスに作用する」といった過激な言葉が飛び出す。「弱虫ペダル」の御堂筋みたいな奴だ。
ただ恋愛などコミュニケーションとかに悩みがちな人にとっては救われる言葉ではないかなと想像する。
自分軸と他人軸が合致したところに人の幸せがあるのだと私は思っていた。本書を読んで感じた事はより他人評価より自分評価。自分の価値を現状の価値ならいざしらず将来的な価値まで人に決めさせるのは危険なことだと感じる。特に彼のようなフリーランスにとっては。
孤独というものが人の考えを熟成させたり、欲望、信念を見据えたりするのに絶対不可欠なのは確かだ。現在の人間が見失いがちな部分を抉った良書であるといえる。
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PRIDEやDREAM時代にはよく試合を拝見し、いつぞやのIGFでは間近で生姿を観る機会があった青木真也選手の本なので、個人的に親近感をもって読むことができた。
「自分の考え方が汚されるから、人と食事に行かない」とか若干ストイックすぎて友だちや同僚だったら絡みづらそうだなぁ強すぎるしいえないよなぁ、とついつい空気を読んでしまい複雑な気持ちになりながらも実は共感できるし、人生の全てを格闘技の為に生きてる、殺すか殺されるかの覚悟で試合に出てる、自分の市場価値を考えて闘う相手・場所を自分で選択している、スタイルの流行に乗らない、乗る流行はすでに遅すぎる、誰も思いつかないスタイルを自分で考え身につけたたほうがチャンスになる等など、さながらイノベーションを狙うマーケティング理論やビジネス書にも通ずるもので、どんな人でも読んで学ぶことがあるのではないだろうか。
青木真也の格闘技哲学、いや人生哲学が、格闘家らしい無骨でストレートな文体でシンプルに綴られており、しかも全て実行実現されていてただただ圧倒されるばかり。
自分の人生を生きたければ、空気を読んではいけない。
確かに、そのとおりだ。力になる一冊。
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長年総合格闘技を観戦してきて一番悔しかった試合が青木真也VSギルバート・メレンデス である。(ちなみに2位は桜庭和志VSヴァンダレイ・シウバ)。
忘れもしない2010年4月17日StrikeforceNashvilleでの第9試合。ここで青木真也の敗北と同時に日本のMMAの終焉を迎えました。
当時、回線状態のまだ整っていないニコ生で生放送してくれたので時間を合わせ何度もリロードし観戦していたのだが、青木の負けと同時に目の前が真っ暗になったのを覚えている。
僕は桜庭和志選手が好きなので桜庭が負けるとものすごく悔しい。だが、この時の青木真也戦はそれとはレベルが違う。
日本の格闘技が終わったのだから。
当時、DREAMの大黒柱として活躍していた青木真也。
日本の格闘技が傾きかけている中、DREAMと戦極が夢の共同大会を開き、腕を折り中指を立てる青木真也に賛否はあるが廣田VS青木戦はものすごく盛り上がった。青木真也の刺すか刺されるかのせめぎ合いとDREAM笹原さんに対する愛を感じた。
その時は世界最強であるはずの日本人ファイターが尽くアメリカ人ファイターに負けてしまう時代。
MMAはファイターもお客さんも日本人最強!PRIDEの時はたしかにそうだった。だが、PRIDEフジテレビショック、UFCへの事実上の買収。DREAM終焉の危機。
日本からMMAを観戦することができなくなるのだは?という不安。
そんな中の青木真也の敗戦はそのBEFOREとAFTERで日本のMMA図式はなにかが変わった。
そして青木真也の所属するONEFC。
世界ライト級タイトルマッチとして安藤晃司VS青木真也 がシンガポールで行われた。
日本人同士のタイトルマッチをシンガポールで。
日本人のファンからしてみたらこれ以上の寂しいことは無い…。
と、本書とは全く関係ない話になってしまったわけだが、本自体は凄く読みやすいしめちゃめちゃおもしろかった。
ただ、先に語ったメレンデス戦敗北については青木の中ではファイター人生を狂わせる程のものだったのに関わらず、これらのことについては全く本書には記載されていない。
今もファイターである以上、この一戦については清算できないからなののかもしれない。
NewsPicksの青木真也のコラムも読み、本書も読んでみたが、早稲田大学出身ということもあり、青木真也はものすごく賢い。
本書はビジネス書として読んでも得るものがたくさんある。
特に僕もフリーランスという立場上、値切り交渉は受けない。セルフブランディングで自分の価値を高める。など、純粋に同感することも多かった。
前半は主にプロフェッショナルとしての青木の拘りが感じられた。ストイック過ぎる考えが面白いし参考にもなる。
・友達はいらない、人と群れない、孤独であれ
・自分の考え方が汚されるから人と食事には行かない
・借りをつくらない
この前半ではこうであるべき!な考えで、少々強がってるようにも感じた。
後半に垣間見れる、青木の弱いところや本心についてが、他の格闘技雑誌のインタビューにはない一面に思えた。
僕は本書をビジネス系の本とは全く思わず読み、格闘家青木真也を知る���めの本として読み切った。
何百回も「UFCに参戦しないのか?」と聞かれることがあってうんざりしているようだった。
提示額がUFCよりもONEFCの方が2-3倍高かったからONEFCを選択した
実力主義すぎるUFCに参戦することのリスク。
どちらも本心だと思う。
ただ、青木真也は賢すぎるからなのか、現在の自分の実力を相対的に見ることもできるので、UFCに上がらないという選択もしているはず。
日本で連勝して「誰にも負ける気がしない!」というノリでUFCへ行って3連敗リリースされる選手も多いが青木は違う。自己評価も冷静に分析しているはず。
少なくとも2008-2009年のJZカルバン、アルバレスに勝利をしている時期は世界でもTOP3の選手に入っていたと思う。だが、それから世界のMMAのレベルが一気に上がり、現在は残念ながらTOP10にも入らない状態だろう。
最近試合してきた相手を見ても
VS安藤晃司 の試合内容を見ても今現在は残念ながらUFCで活躍するのは厳しいと思った。
このままONEFCで年に2回ペースで試合を続けて行っても良いしリスクは少ないかもしれない。
ただ、青木真也もすでに33歳。
MMAファイター寿命としてはもうそれほど長くは無い。
あとあと後悔しないように進むべき道を歩んで欲しい。
青木自身も語っていたが、キャリアを積み重ねていると試合後のぶっ飛ぶほどの高揚感が次第に少しずつ薄れていっていると。。
その高揚感が無くなったときが引退かな。と。
キャリアに関係なくその高揚感を上げられる場所がどこなのか自分でもわかっていると思う。
賢くなった青木真也、バカになれ!バカサバイバー!
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立ち読みで読了。エッセンスはNews Picksの特集に詰まってる。
格闘家としてのこだわり、早稲田出身の知性。
負けを勝ちに変える、という発想は忘れずにいたい
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徹頭徹尾、冷静。
この本の感想を巡ってボヤ騒ぎがあったから
迂闊に感想を書けないけど、そんな印象だった。
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芸術家のストイシズム。優秀なビジネスマンの合理性。岡本太郎の『自分の中に毒を持て』に似た感触。非常に共感した。
この本を読むまで格闘家の青木選手のことは知らなかったのだけれど、読んでみてこんな人がいたのかと驚いた。青木選手は驚くほどストイックである。まるで芸術家のようだ。すべては格闘技で勝つために捧げられている。また練習からファイトマネーの交渉まですべてが自らの合理的な判断の下に行われており、優秀なビジネスマンのようでもある。
各々のテーマが4ページにまとめられている。各々の1ページ目に大きな文字でテーマが見出しとして短い文章で印刷されており、それについて後の3ページで青木選手がなぜそのように考えるのかという理由がまとめられている。例えば『誰も進まない道を行く』というテーマでは「逆張り」の発想のメリットについて語り、最後に次のように締めている。「周りが行く方にはもう美しい果実は残っていない。誰もが見ていない裏山にこそ、人知れず足を踏み入れるべきだ」。投資の世界にいる自分も大いに共感するところである。このテーマ以外でも、すべてのテーマにおいて共感した。ここまで共感したのは岡本太郎の『自分の中に毒を持て』以来二冊目だ。最後に本書全体を貫く青木選手の考えを引用しよう。
「幸せに生きることは難しいことではない。
空気なんか読まずに、自分で人生を選べばいいだけだ」
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格闘家青木真也の著書。3ページほどのコラムが並ぶフォーマットですごく読みやすく熱くなれる。
以下メモ。
●目先の価値よりも、先のこと。文句のない勝ち方をしろ。勝負を人に預けるな。
●一度狂った感覚は元に戻すことはほぼ不可能。
●借りを作らず、貸しを作ることを意識する。
●良い服を着たい、良い家に住みたい、女と遊びたい、友達とも飲みに行きたい、家族も持ちたい、その上で「格闘技に命をかけてます」と言ったって、そんなの夢ですらなく妄想だ。
●熱っぽく夢を口にするが、「なぜやりたいか」という理由は見えてこない、自分自身と向き合って考えていないから説明することができない奴が多い。
●良い過程×良い結果=成功、良い過程×悪い結果=不運、悪い過程×良い結果=幸運、悪い過程×悪い結果=失敗。
●大事なのは緊張感をなくすことではなく、精神をおかしくさせるほどの感情とうまく付き合うこと。
●意識高い系と揶揄されても、先が見えない恐怖に打ち勝つためには情報をどんどん吸収するしかない。
●幸せに生きることは難しいことではない。「空気」なんか読まずに、自分で人生を選べばいいだけだ。
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生きるか死ぬかの恐怖から生まれる緊張感を大切にしている。殺してやるというオーラを纏うためには、殺されるかもしれないという恐れを持つことが必要だ。ヒリヒリするような緊張感のない状況では相手を威圧するような空気を放つことはできない。
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この人の考え方は理解出来るけど、基本的には嫌いだ。
だから近くに居たとしても付き合うことは絶対ないだろう。
しかし学ぶべきところはたくさんあった様に思う。
その中でも
「自分を強く持って生きる」
これは必要不可欠なものだし、自分に足りないところでもあると思う。
ここは見習いたいと思った。
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PRIDE時代から知っていた選手の本。雑誌などの媒体で、独創的な哲学を持っていて興味がありました。本を読んで改めて、トップであり続けた理由が垣間見れた気がします。実際にお会いしてサインを頂いたのは、とてもいい思い出。
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幸せに生きることは難しいことではない。「空気」なんか読まずに、自分で人生を選べばいいだけだ。
中学時代には指導者から見放され、大学時代には実力は部内で一番だったにも関わらず柔道部をクビになり、警察官を辞職して契約した格闘技団体「PRIDE」は1年足らずで消滅。選手としての才能もなかった著者が「ONE FC」という団体の世界チャンピオンになり、アジア最高額のファイトマネーをもらうまでになった理由。それは「徹底的に空気を読まない」ことであり、「どのように、空気を読まずに生きているか」を知ってもらう本であると前書きで述べられている。「空気を読まない」とは具体的にいうと、自分が人生をかけて打ち込めること、自分にとっての幸せをものさしにして、すべてを自分で決断していくことである。著者にとってはものさしが格闘技であり、本当に格闘技のためだけに生きてきたのだ。
「空気を読む」とは、周囲の人の反応を意識することである。読み進めるうちに空気を読んでいれば、本当に自分のほしいものや大切なものが分からなくなってしまうのは当然のように思えてきた。でも、そうは言っても、「空気を読まない」ことは空気を読みがちな私にとって悩ましいことが増えてしまう…!と思ったが、なぜ悩ましいのかというと周囲の人の反応を意識するからだと思い至った。冒頭の言葉を読んで、自分には無理だ!と思ったが、空気を読みながら自分で人生を選び幸せに生きるなんてことはあり得ないだろう。そして決められるのは自分しかいない。自分の人生を生きていくために、自分のやりたいことに他人の価値観を持ち込まないことから始めようと思った。
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読み進めていくとストイックですね。なかなか自分には真似できないなあと思う内容もありました。
自分の勝てる道を考え続けて、その考え方に自信があるからできる言動なんだろうなと思います。
一方で、恐怖と戦い続けているっていう内容もあって、一流の人こそ恐怖と向き合って乗り越えてるのだなあ、と。当たり前だとは思いますけど。
あと、なりふり構わず努力しないと結果が出ないってのは自分のかなり貧弱な経験からも共感できます。