- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
雑誌
線で描く立体
2016/10/02 18:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本当に本を大事にする、雑誌も。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「BAGEL & BAGEL」というお店のマークを初めて見たときに驚いた。さらりと引かれた線だけで、ベーグルのふっくら感、もちもちした質感、重みまで表現されていた。同じことをすみっコぐらしの絵にも感じている。
キャラクターは文具や生活雑貨など、商品化されることを前提にデザインされている。際立った特徴があれば判別されやすく、子供も描きやすい。そのため、対象が誇張されたり、単純化されたりする。曲線が直線で表現されていたり、輪郭線がはっきりと太かったり。結果、そのキャラクターは平面に近づくことになる。そんな中、すみっコぐらしは、存在感のある“立体”が描かれているのだ。線だけで。
ねこさんは背中あたりから太り気味で、しろくまさんは太っているのではなく遺伝子的に大柄なだけ。ぺんぎん?さんのおなかはぼってりと下がり気味。そのおなかの重みまで伝わってくる。さらに色が施されることで質感は増す。濃過ぎず薄すぎない絶妙な赤が選ばれたまあるいきゅうりからは西瓜独特の甘みが想像でき、水風船からはパンパンという音が聞こえてくる。
プロだから上手くてあたりまえなのだが、すみっコぐらしのイラストを見るたびに、「絵、上手いなあ、、」とため息をついてしまうのだ。
描こうとしても簡単に描けるものではない。でも、描きたい。だからステンシルが存在する。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |