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おもしろかった。
歴史モノは最初からネタバレしているのが宿命だが、それを逆手にとった話づくりがよい。
「お拾い様」のオチは、思わずうなってしまった。鮮やか。
ラストの「さいごの一日」は、この形式で短編を連ねた最後を飾るのにふさわしい構成。
そして、最後の一行が本のタイトルにかかっている見事さ。
一話完結の短編集なので、忙しい人でも一日一話、寝る前に楽しむことができるのもいいですね。
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武将の最後の1日にフォーカスした短編集でして、
その着眼点は面白く、興味を持って読みましたが、
多少、奇を衒った、伝奇的な時代小説だったので、
個人的には、ちと期待を外れたかも…。
俗説や伝説の類でも構いませんが…、伝奇モノは、
歴史小説を期待してしまぅと、当て外れですかね?
なので、
1、2、4作目は△、3、5、6作目は▲かな~。
読了感は消化不良気味ですが…、評価は±0で…。
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木下昌輝先生の小説は毎回楽しみにしている。
クライマックスが自分が予想していたものとはいつも違う結末を迎えるいい意味で期待を裏切ってくれる(//∇//)怖いが面白い躍動感ある筆致。
6編それぞれ面白くドキドキした。木下先生に踊らされた 笑笑
6編の中で1番好きなのは伊達政宗の『子よ、剽悍なれ』政宗と父輝宗の関係を見直した。また輝宗のイメージが変わった。火縄銃に、そういう仕組みがあるのも驚いた。
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豊臣秀頼、伊達政宗、今川義元、山本勘助、足利義輝、徳川家康。戦国の乱世に生きた男たちの死に至るまでの一日を濃密に描いた6つの短編集。時代小説界若手の実力者として注目される著者が大胆な発想で挑む、戦国時代小説の新機軸!
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豊臣秀頼、伊達政宗、今川義元、山本勘助、足利義輝、徳川家康。
6人の戦国時代の英雄の最後の24時間、もしくは非常に大きな転機となった24時間のみに焦点を当てて描いた小品集。
歴史上、あまりに有名な武人たちの、そしてその彼らのあまりにも決断の意味や、その姿を大胆に切り取って描いている。
そのため、武将の有名だけどかったるい幼少時のエピソードや、様々な(長ったらしい)駆け引きなどが出てくる余地はない。
あくまでも、勝負は24時間。
歴史小説の面白い所だけ抜き取った、この短編集。
歴史好きの方も、歴史物があまり得意でない方も面白く読めると思う。
でも、歴史小説は、時代背景やらそのときの全国的な情勢、それに幼少期からのエピソードなども、知っていた方が、より楽しめるとは思いますけどね。
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戦国武将の最期の 24 時間を描いた短編集.詰め将棋のように,最期に死ぬことが分かっているが,その分,出だしから駆け引き無しの戦闘モードで緊張感が漂う話ばかりだった.
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戦国武将の最後の刻までの一日を追った短編集。
死に向かってのカウントダウンはどれも緊張感の溢れるものになっている。
特に豊臣秀頼のラスト一日を描いた「お拾い様」での木下さんの解釈には一番驚いた。今回の淀殿が一番怖い。
山本勘助の「山本勘助の正体」の解釈もちょっと唸る解釈。この時代なら実際ありかな、と思えるものになっていた。
そして徳川家康の最後を描いた「さいごの一日」。
日ノ本最高武士の家康が自分の生きてきた道筋を振り返るもの。天下人に苦しめられ続けた波瀾万丈な一生には、ご苦労様でしたと言うしかない。ようやく登りきって天下統一を果たしたのにね…。
なかなか面白い企画だと思う。
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豊臣秀頼、伊達政宗、今川義元、山本勘助、足利義輝、徳川家康。戦国時代を生きた6人の武将たちそれぞれの最期の24時間を描き出す。
一生のうちのたかだか24時間なれど、その人間の一生分以上の人生が注ぎ込まれているのではないかと思わされるような濃密な最期の24時間。いずれも結末が分かっているはずなのに、一体どうなるのかと手に汗握る緊迫感で、全話とも面白く読ませていただいた。その中で第一話の「御拾い様」が秀逸。あまりに予想外の結末に、これが真実だったら、と思うと、ゾクゾクと心底から震えが。それと、「公方様の一の太刀」。足利義輝好きな私としては、涙モノ。こちらは予想違わずの格好良さで、更に惚れ直してしまった。
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なんだかTVのタイトルみたいだけど物語の内容は武将たちの死に様を描いたもの。短編集なので読みやすかった。
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単なる歴史小説としてだけでなく、ミステリーとしての面もある。
特に「お拾い様」は、最後鳥肌が立った。
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戦国を彩る士の死の直前の24時間を時系列に沿って丹念に描いている。なかなか面白いけど、途中結末が見え隠れして、盛り上がりに欠ける感があるが、さくっと読むには悪くない。
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戦国時代、六つの死までの24時間を綴る短編集。
洋時計が出てくるのは最後の一編だけなのに、ずっと時計の針が動く音が頭の中で響いていた。
「お拾い様」が好き。
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短編の歴史ものとして、死の直前の24時間を扱っている。視点が面白いし、それぞれが面白い展開。四つの星でもいいが、短編はやはり迫力に欠けるので星三つ。
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戦国武将が死ぬまでの24時間を切り取った短編集。
死を前にしたそれぞれの生き様死に様が描かれていて面白い。
死から24時間逆算していく手法が目新しい。
作者の卓越した想像力、創造力を駆使して、
読む者を惹き付ける。
特に伊達輝宗と足利義輝が良かった。
木下氏のストーリーテリングにはいつも眼を見張る。
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豊臣秀頼、伊達政宗、今川義元、山本勘助、足利義輝、徳川家康。
死の24時間前から話は始まり、死によって話は終幕を迎える。
斬新なアイディア。
オリジナルストーリー。
木下昌輝、改めて天才ではないかと思った。