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作中人物が指摘する通り客観的にはけっこうツラそうな状況を心から楽しむタフさが気持ちいい。加えて日々是前進の高揚。物語が奏の視点で語られる、単純にそのことが読むよろこびになっている。
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YAGPを目指して頑張る奏たち。その先の留学も視野に入れ、山積する課題に強気でアタックする姿が熱い! バレエ衣装制作の道を選んだ梨沙にも拍手を贈りたいな。
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振りの理由が知りたくて弓道部に見学に行くところが
流石奏。
弓道部だけでなく演劇部の友達からも得て
吸収してどんどん伸びていく。
トウシューズは六千円もするのか。
流石に毎週その出費は厳しそう。
お金のことは心配せずバレエをやりなさいと
言ってあげられなくてごめん、とお母さんは言うが
充分やってくれていると思うしそうはっきり言ってくれることは奏をちゃんと対等に扱ってくれているし
応援してくれているのだなということが伝わる。
梨沙ちゃんが私にはやっぱりプロは無理だった、
時間を忘れるほど踊りに熱中することはなかったけど
トウシューズの加工には没頭した と言っていて
結局は今進んだ道が間違いではなかったのだと思える。
丁寧に踊るようになった絵麻。
本番が楽しみだ。