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日本史において、普通に出てくる数々の「キーワード」、社会システムの変換点を表す「時代」、そういうものとして当然と受け取っていた日本の歴史が、いかに特殊なものであったのか、どうしてそうなったのかを膨大な知識量を背景に対話方式で展開していく本であり、それぞれの論点はかなり興味深いものでした。
歴史の純粋な考察でもなく、裏付けもないので、信憑性があるものではありません。ですが、対談の中で新たな解釈が生まれていく躍動感と熱量を楽しめると、面白く読めると思います。
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2年間ほど途中で投げ出していた。同じ2人の対談である「アメリカ」を最近読んで、続きを読む気になった。この1年で「西郷どん」を見ていたのが大きい。攘夷と開国のつながりがどうなっているのかとか、刀と銃の関係とか、武士のこととか、いろいろと共感を持って読むことができた。また、この1年、「源氏物語」の原典にあたっていることも大きい。本居宣長のことや、儒教から国学の話などおぼろげながら分かってきた。ただ、間があきすぎたため、前半、何の話だったか全く覚えてはいない。それにしても、この2人はよく勉強をされているのだろうなあ。きっと、勉強することが仕事でもあるわけだけれど、趣味ともいえるのだろう。それ自体が目的であって、何かのために勉強をしているのではないのだろう。きっと、2人で対談する中で、それぞれの情報を持ちよることが、とても刺激的なことなのだろう。ワクワク感がずっと続いているのかもしれない。うらやましい。
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お2人の対談本3冊目読了。
これまでに読んだ2冊ほどのキレはありませんでしたが、それでも結構気づきをいただきました。
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18の歴史的なテーマに沿ってお二人が対談によって検証を深掘りする。ひとつひとつが簡単なテーマではないことに加え、前提として要求されている知識があり、日本の歴史を一定程度理解していないと付いていくことが難しい。然るに半分しか解らなくても通読の意義は大いにある、充実した内容。
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日本史を社会学から考察している。二人のかけあいが面白い。信長、江戸時代に国民国家の基礎ができたという点が印象に残った。