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プロイスラーのクリスマス短編集。ドイツに伝わるキリスト教のクリスマス習慣にちなんだものが多く、日本人にはちょっと馴染みが薄いものが多い。ドイツ語の文法やスペルが出てくる短編もあり子どもが読むのは難しいのでは?
クリスマスの心洗われるお話が多いだけに残念。
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【収録作品】第一話 ニット帽の天使/第二話 ほんとうのベツレヘム/第三話 二本の松葉杖とおさらば/第四話 草原を越えて-そして左へ/第五話 お支払いはきっちりと/第六話 ムーア人の王さまの冠/第七話 こおろぎのうた
はじめに、と、訳者あとがきが親切。
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クリスマスにまつわる心温まる短編集。
ボヘミア地方の冬、天使が人々を夢の中でベツレヘムへいざないます。
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キリスト教徒ではないので、よく分からない内容があるけれど、訳者の吉田孝夫さんがはじめにーで詳しく説明されてるのでとても助かった。クリスマス前のこの時期に出会えて感謝します。雪深いボヘミアから天使に導かれて、あっという間にベツレヘムの家畜小屋を訪れます。いろいろな人達が赤ん坊のイエス、マリアやヨセフに出会い、素敵な奇跡が起きるのです。心が温まります。
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なんて気持ちのよい物語たち、なんて気持ちのよい文章なんでしょう。
登場するのは、ボヘミアの地で毎日を精一杯生きている、ごく普通の、ただし心の清らかな庶民たち。そして、天使や赤子のイエスさまや、マリアさま、東方の王様たちとの関わりによって邪悪な者も清らかになっちゃう。
こんな物語を紡ぎ出すプロイスラーはすごいですね。
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ああ。プロイスラー大好き。しかも冬に、クリスマスの時期にぴったりのお話たち。ほかほか、というほどでもないんだけど、じんわり温かくなる。温めてくれる。キリスト教のことは知らないことも多くて難しいけど、訳の吉田先生のおかげで少しわかってありがたい。正直な人、優しい人が報われるお話はやっぱり嬉しい。こういうお話こそ何度も読みたい。
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クリスマスをテーマにした有名作家プロイスラーの短編集!
相変わらず美味しそうなご飯と優しい雰囲気が絶妙な作風。今回はクリスマスの日にイエスが生まれた地、ベツヘレムに関するお話が多い。乾燥地帯のベツヘレムがドイツの村っぽかったり、イエスを尋ねた3人の王がなぜかドイツのあたりを彷徨いてたりと、矛盾する点があるが、それこそ人間に寄り添ってきた現地の宗教としてのキリスト教を見た思いだ。柔らかく人間達への愛を示す天使やキリストを見ていると、寒いドイツの地でそれが多くの人々の心を癒す希望をなっていたことがわかる。遠い厳かな異教ではなく素朴な人々の信仰としてイメージすることができた気がする。
個人的には気品と必死さを併せ持つ3人の王、中でも優しくも情熱的なムーア人の王が一番好みの登場人物。