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運命を変えるために、幻界を旅するワタル。ヴィジョンはその多様な姿を少年に見せつける。美しい風景や賑わう街、けれど、そんな幻界にも種族差別などの、目にしたくないものも同時に存在していた。
幻界の姿は旅人によって変わる。その言葉の真意とは。
そして、世界を保つためにヒト柱を選出する「ハルネラ」がはじまる。その中でワタルが選ぶ道とは。
中巻になって、物語の舞台は現実から幻界へと。ファンタジー色溢れるヴィジョンの姿。そしてそこに登場する様々な人々。
宝玉を集める過程は、本文中で何度も触れられているように、まさしくRPGのようだなあ、とはじめは思っていたのですが、肝心なのはそんなことではなくて、その過程を経て成長していくワタルが描かれていることなのだ、ということに読んでいてようやく気づかされました。2回目に現実の世界に戻るシーンがまさにそれですね。
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あー一気にヘビーな展開になった。でも、だからこそ主人公は本当の意味で強くなったな。なんか急に強くなったんで違和感感じてたら、どうやらそれは魔法とかのおかげらしかった。どおりで頭がまわり、勇気爆発だと。
でも、本当のつよさを持ち始めてる。死ぬほど嫌で嫌で認めたくないと思っていたものを、まっすぐ見つめて、それからどうしたらいいのかって考えること。
憎しみも悲しみもやさしさも勇気も、どちらもあなただという言葉に、ありきたりだけど少し心を動かされた。
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たしかにアドベンチャー物語風の展開なんですが、承前の上巻の内容だけに、冒険ファンタジーとひとくくりに出来ない重いものがあります。2006/8/24
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広大な異世界、幻界でワタルを待ち受けていたのは何か? 大冒険スタート!
幽霊ビルの扉の向こうに広がる異世界幻界。そこでワタルを待ち受けていたのは、さまざまな怪物と厳しい自然。仲間とともに困難を克服しながら、ワタルは旅を続ける!
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2006.9.18読了。映画化もされた、宮部みゆきの小説の中巻。
ここから、ワタルのハイランダーとして、‘旅人'としての冒険が本格的に始まりました。
それとともに、自分が運命の塔に辿り着いたら、何をお願いするのか、という逡巡が繰り返されるようになり、この巻の最後にはやっと決心が着いたようです。
正直、よー解りません。
すぐにでも下巻に入りたいけれど、友人がまだ読んでいるので、待ち状態です。
早く読めれ!!
個人的には、国立天文台のバクサン博士が好きですw
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宮部みゆきといえばミステリや歴史小説のほうが有名かもしれないが、そのストーリー構成力は健在の本。最終的な結果はなんとなく見えていたとしても、先を読みたくなるどきどき感がたまらなく、読む手を止められなくなる。著者自身がかなりのゲーマーということもあって、ゲーム好きの大人が読んでも端々に「あっ」と思える箇所があって楽しい。ただのファンタジーにはとどまらない本。
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主人公が素直でカワイイ。周りのキャラもカワイイ。あまりに楽しくて現実のことを忘れてしまうなんて子供っぽい。世界観は、私にはちょっとむずかしかったかな。ドンドン続きを読んでしまうくらいおもしろい。
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ヴィジョンと呼ばれる異世界での冒険がメインとなる。
主人公ワタルの成長と悩みが等身大!!
自分だったらどうだろう…とかも考えさせられる。
ファンタジーなのにリアル。
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物語中盤。仲間と会って旅をして。いよいよ、ファンタジーっぽくなってきました。この感じがいいです。個人的に、キ・キーマが好きです。
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映画と比べるわけではないですが、見たあとにこっちを読むとやっぱり違う。ただイメージがわきやすくなってるので読みやすい、かな。
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次はどうなるか予測がつかない展開。読み進めるのが楽しい。中巻はヴィジョンで引き起こされるイロイロ。少しずつ成長していく主人公と一緒に旅している気分♪
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幻界にはいっていよいよ旅が本格的に。映画も面白かったけど、こちらは相当面白い。ってか私このレビューで面白いばっかり言ってる気がするけどまぁいいや。だって面白いんだもの。
非アンカ族差別など、結構映画で省かれていた重い部分が印象的。本文にもそういう記述があったけれど、実際の世界でも普通に起こっていることなんだ。軽重の差異はあれど。印象的なことが多すぎて書ききれない。沢山この物語は私たちに発信している。それを出来る限り、全部受け止めたい。ああもう、ともかく私はこの物語が凄く好きだ。……私が書きたいと思うファンタジーは、この手の類のものなのだと思う。上手くは、具体的には言えないけれど。
ああもう続きが気になるよ! 下巻は実家にあるのですぐに読めないのです。くぅ。
年末に読むしか。
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最近読んだ中でNo1!ただの冒険物語と思いきや…。作中、心にズキっとくるコトバがたくさん。小説としてだけでなく、自分自身をも前向きに、強くしてくれる、ステキな物語です。子どもにも大人にもオススメできる本です。
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幻界に入り、どんどん面白くなってやめられなくなる!!
キャラクターもどれも個性的で愛嬌があって応援したくなる。
それにしてもキ・キーマはいい。
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内容(「BOOK」データベースより)
僕は運命を変えてみせる―。剣と魔法と物語の神が君臨する幻界でワタルを待ち受けていたのは、さまざまなモンスターに呪い、厳しい自然、旅人に課せられた数々の障害だった。大トカゲのキ・キーマ、ネコ族のミーナらとともに、ワタルは五つの宝玉を獲得しながら幻界の旅をつづける。先をゆくライバル、ミツルの行方は?ワタルの肩にかかる幻界の未来は?胸躍る場面が次々展開する和製ファンタジーの金字塔!