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『「俺は物心ついたころにはもう風来坊だったし、ずっと一人だから、一人を孤独だとは思わない。不思議だよな。孤独はそれだけじゃけっして害のあるものじゃないのに、怒りや悲しみとくっつくと、すごく性質の悪いものに変わっちまうんだ」』
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物語の長さを感じさせない展開。主人公は成長しているというよりは、学んでいるといったほうがしっくりくる。
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『幻界』で待つのは、ちょっと不思議な仲間と、まるでゲームのダンジョンのような冒険。運命を変えるための旅は、しかしその旅程で『旅人』の心に幾許かの変化をもたらす。本当に望むのは、何?
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ファンタジーというものをしっかり自分のモノにして書かれている感じがあって、読みやすくも楽しい作品になっています。
またところどころでひょこっと顔を出すシビアな部分が良いスパイスになっていますね。
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広大な異世界、幻界でワタルを待ち受けていたのは何か? 大冒険スタート!
幽霊ビルの扉の向こうに広がる異世界幻界。そこでワタルを待ち受けていたのは、さまざまな怪物と厳しい自然。仲間とともに困難を克服しながら、ワタルは旅を続ける!※楽しくなってきたぞ〜。
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ワタルはオオトカゲのキ・キーマと猫族のミーナとともに旅をする。ハイランダーのカッツに捕まり危うく死刑になるところをミーナに助けられ、逆に犯人を捕まえる。カッツのお墨付きで3人はハイランダーとなり、仕事をしながら旅を続ける。嘆きの沼では、現世の父と再婚しようとしている女の人とそっくりな人が出てきて、ワタルの分身はその人を殺してしまう。
幻界(ビジョン)での旅を続けながら、宝玉を5個集めなければならないが、ビジョンのなかでもワタルのお人よしの性格は変わらない。ロールプレイングゲームをしたことがないのでよくわからないが、ロープレと同じような設定になっているだろう。が、地図はとてもシンプルになっているのは、話を早くするため?
2006.06.17読了
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嘆きの沼での出来事が……軽くトラウマに(苦笑)。ちょっと、宮部さん故だなーと思ってしまいました。(2006.06)
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異世界(幻想)の中を冒険するワタル
キレイな風景、仲間がいる中にも種族差別などの汚いものも。
ここで、ワタルは何を探して見つけていくのか
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本格的にファンタジー路線になってきた中巻。
……なんだけど、なんというかあまり深みのない世界だなーと感じてしまう。展開がご都合主義っぽくて。
文章力はバツグンだし、描写はうまいんだけど、展開がなんとも子供だましっぽくて……。
そしてやはり、主人公が大人すぎるのが違和感ありあり。
中学生くらいの設定のほうがよかった気がするなぁ。
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続き。相変わらず容赦ない。
どうでもいいんですが、ヒト柱に必然性がやっぱり見えないんですけどいかが?(聞かれても)
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宮部みゆきにしては、やっぱ子供っぽいよな〜とタカをくくっていたが、次第にこの世界にはまっていく自分がいることに気づかされる。
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「人柱」「ハルネラ」等、今後のキーが出てくる巻なので、中巻だからってサラッと読み流したりなんかしちゃいけません。特にティアズへヴンのエピソードは重要。自分自身でもある"影”に怯えるワタルの姿は、たとえシチュエーションは違えど共感を覚えるはず。
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僕は運命を変えてみせる―。剣と魔法と物語の神が君臨する幻界でワタルを待ち受けていたのは、さまざまなモンスターに呪い、厳しい自然、旅人に課せられた数々の障害だった。大トカゲのキ・キーマ、ネコ族のミーナらとともに、ワタルは五つの宝玉を獲得しながら幻界の旅をつづける。先をゆくライバル、ミツルの行方は?ワタルの肩にかかる幻界の未来は?胸躍る場面が次々展開する和製ファンタジーの金字塔!
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物語の舞台が主に「現世」から「幻界」になって、
宮部みゆきの創りだした世界に、どんどん引き込まれていった。
ほんとに、まるでRPGをそのまま小説化したかのように、旅で仲間に出会い、困難に立ち向かい、成長していくワタル。
その中で、新たに生じてきた数々の謎。
そして、複雑化していく物語。
謎も結末も、全く予想がつかない。
さすが宮部みゆき。
でも、小学5年生でこんなに頭の切れた子供は、まずいない。笑 テレビで見たサスペンスドラマを現実で応用させようなんて、そんなすごいこと誰にもできないし。ワタル以上に天才で、あんなにクールで冷めてるミツルもあり得ない。笑
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ようやく本番に突入したかなって感じ。幻界でのワタルの冒険。宮部は本当にRPG好きなんだな。ゲームの世界を自己流で表現しようとしているんだけど、でも宮部ワールドであるがためにファンタジーとしては平凡なものになっちゃってる。どっちつかずの中途半端感はいなめないなぁ