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前作の「できる研究者の論文生産術」は、論文の中身には立ち入らず、論文作成というプロジェクトをどう遂行するか、というプロマネ論だった。これに対して、こちらは論文の内容に踏み込んで、どう論文を書けばいいかを指南する。
論文の書き方の本は他にもいろいろあるし、国や分野によっても違うので、必ずしも本書である必要はないかな。日本語で論文を書くのなら、日本人の書いた論文作成術の本の方が良い気がする。その意味では、前作よりはお役立ち度は低め。
ただ、序論の書き方テンプレートのところはとても参考になる。序論て本当にむずかしくていつも頭を悩ますけど、こうして型で示してくれると、少しは頭の整理になって、見えてくるものもありそう。そうはいってもやっぱりむずかしいんだけど。
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"How to write a lot"の続編(原著:"Write it up")の翻訳本.
心理学の分野における話が主ですが,具体的な執筆作業や論文の査読過程に対する助言が豊富にありました.読んでいて大変参考になりました.
また,内容(文体)自体も面白く,読んでいて苦痛を感じさせない気楽さがあり,どんどん読めました.
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①できる研究者の論文生産術
②できる研究者の論文作成メソッド
前著①が、書くことへの障壁を取り除く姿勢や考え方を述べていたのに対し、本書②は、書き方のテクニックを説明している。
序論の構成用テンプレート「ブックエンド/本/ブックエンド」が実際の論文作成で役に立った。
論文作成の際にまた読み返したい。
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〇学んだこと
1.論文執筆前に対象となる読者層を定める
2.考察では、厄介な知見・予想外の結果と向き合う
3.考察(任意)では方法の限界について述べる
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大学っ教員というのは、どんな子細なことでも考えすぎるようにできている。
序論を書く=テンプレートで。どちらが正しいのか、作用機序はこうだ、似ていない、違っていない、新知見です、ブックエンド/本/ブックエンド、など。
書き出しは強い表現で。読者の目を引く。
方法=どこまで書くか
結果
考察
文献の記載は、査読者を狙う。引用文献の著者は査読者になりやすい。読んでない文献は載せないこと。
アブストラクトは論文のミニチュア版。
脚注は多用しない
レビュー論文(総説)を書く