紙の本
久しぶりの
2016/12/05 18:24
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投稿者:わんわん - この投稿者のレビュー一覧を見る
待望のタックシリーズが出たと知り、慌てて買いに行きました。毎回毎回よくこんなネタから展開を思いつくと納得の一冊。本屋であまり置いてないのが残念
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タックシリーズ、久々でうれしい。
(アンソロジーでは読んだけど。)
でも、あれ、地の文、前からこんな感じだっけ?の違和感が。(久々すぎるせいかなーーー。)
それはそれとして、このシリーズ、好きだなぁ。
特に、ボアン先輩がお気に入り。
タカチの千暁さん呼びについニヤリとしちゃったり(笑)
タックも、ちゃんと名前で呼んであげてーー。
ウサコの電撃にはびっくりだわ。運命だねえ。
このシリーズも好きですが、某シリーズの新作は、もう無理なのかなー。と、ときどきあきらめ悪く思い出してたりする。
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タックシリーズはやはりキャラクターが共感出来るため非常に面白い。
短編4つで目線は全てタック。キャラクターが爽やかで軽快なため推理合戦しているのも楽しく読めるが、シリーズに共通する底意地の悪い悪意は全ての短編にありスリラーのような恐怖も感じさせる。
次が早く読みたい。
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待ちに待ったシリーズ最新刊。
「無間呪縛」様々な人の思いが入り交じって複雑な悲劇が紡がれる。解きほぐすタックもまた辛かろうに。
「悪魔を憐れむ」タイトルが染み渡るラストに戦慄と哀愁が混ざり合う。
「意匠の切断」久々のタックとタカチのやり取りがやっぱりいいな。
「死は天秤にかけられて」細やかなエピソードから発想の転換に繋がってゆくのが綺麗で上手い。
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大満足のタックシリーズの短編集でした。
「無間呪縛」
ああ、懐かしくなるくらい、昔の西澤保彦の匠千暁シリーズの感覚になりました。
タックの一人称により展開していく物語と事件のあまりにも重くて気持ち悪い人間心理の真実。最近の西澤保彦にない胸糞悪さ。
さすが。
悪魔を憐れむ
まあ、やってること怖い怖い。自我を肥大化させすぎた人たち
ばかりの事件で、思いっきり胸糞悪い論理展開の果てにやっぱりラストは黒く重く、そして少しの因果応報。西澤保彦らしい作品です。
意匠の切断も、派手な事件からあまりにも怖い論理と人間の黒さ。
ラストは初期の妄想論理復活に懐かしくなりました。
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匠千暁シリーズ最新作。8年ぶりくらいか。
さすがというか、シリーズのセールスポイントを変わることなく表に出しながら、ことごとく新しさを感じる話ばかりであった。
コミカルですらあるタッチで、こんなに忠実に一筋縄ではいかない人間の業を、どうして描けるものかと、改めて感心した。
今回は中編あるいは短編で、例えば『スコッチゲーム』や『依存』ほどのめり込む要素はないが、それでも登場人物たち思想というか深層心理というか、そういうものにあてられて、すっかり読み進めてしまう。
「無間束縛」と表題作は、やはり長い分だけ印象的だった。とにかく、続編の早期刊行を望む。
4+
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もう出ないと思っていました。
待っていました!
西澤さんはこのシリーズから読み始めたので、とっても嬉しいです!
話も進んで…早くその後が知りたいです。
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【収録作品】無間呪縛/悪魔を憐れむ/意匠の切断/死は天秤にかけられて
いずれもなかなか強引な真相。
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この作者の作品では毎回同じ感想になってしまっているけど、「やっぱり謎解きの真相はよく出来てるけど、キャラクターがいちいち気持ち悪い」に尽きてしまう。
このタックシリーズも昔は気にせず読んでいたけど、やはりタカチに対する持ち上げ方とかが鼻についてしまう。
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今年こそ留年しないとボアン先輩が必死なせいで、一人で飲まなければならなくなった匠。そして最近開拓した居酒屋は夫婦で営むどう考えても繁盛しなそうな店だが、なぜか気になって通い続けてしまう。店主ともよく話すようになって、たくさんはあることを店主から頼まれる。曰く、「恩師が孫の命日に自殺してしまいそうで心配だから、その日その時を見張っていてくれないか。」と。
シリーズの一作らしいが初読。西澤さんの本なのにすっとんきょうな人物がいないのが衝撃だった。いやメインの四人とも変だけど。主人公の匠は冷静でよかった。展開はやや強引というか、トリック自体はちょっときつめだけど、悲しみも狂気もあるのが面白い。表題が後味悪くてとても良い。
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このシリーズ久しぶり。シリーズのこと覚えてなくても問題なかったけど、なんだか話がストレートに入ってこなくて読むのに時間がかかった。
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匠千暁シリーズ。大学を卒業して(一名除く)、それぞれの道を歩みだしたタックたち。ああそういえばタカチの家庭の事情の部分とかはまだ読んでいなかったなあ。その部分も読んでいれば、さらに感慨深く読めそうな印象。読みます、そのうち。
どれもこれもが奇怪な謎と、膨大な伏線を経た解決が魅力的なミステリです。実に緻密で巧妙。一見関係なさそうな世間話がしっかり関係してくるところもあまりに見事で。
どれをとっても面白かったのだけれど。お気に入りは「無間呪縛」。いかにもオカルトめいた奇怪な事件と、その見事な解決。……という部分も凄かったと思うのだけれど。やはりタイトルの通り、あの人の囚われていた「呪縛」の恐ろしさと悲しさが印象的でした。
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ミステリーには設定として犯罪コーディネーターのような人物が登場することがある。
他人の心を操り、思い通りに動かし、その結果を見てほくそ笑むことためだけに。
この物語にも、そんな悪魔のような人物が登場する。
悪魔はプライドが高い。
自分の論理を「キジョーのクウロン」だと切って捨てた人間を憎んでいる。
復讐のために種をまき、芽吹くときをジッと待っていた。
結果的に四人が犠牲となり命を落とし、四人が犯罪者となった。
思惑通りに他人が動くことがそれほど楽しかったのだろうか。
けれど、振り上げたこぶしはいつか自分へと跳ね返る・・・と思う。
父と子の虐待の連鎖を断ち切ることが出来なかった自分の不甲斐なさを責めるべきだったのに。
悪魔もいつかは後悔するのだろうか。
一片の後悔もないとしたら、それはもはや人ではない。
憐れむべき悪魔に成り下がったということなのだろう。
タックとタカチの遠距離恋愛は続いている。
互いの事情を理解しあったうえで、最良の選択をした二人。
離れてはいても彼らの強い結びつきが感じられて嬉しかった。
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タック&タカチシリーズ・第10弾。
ボアン先輩が卒業する前後の短編集。
全編すごく読みやすかったけど、タックとタカチに対する印象が変わった。
特にタック。こんな人だったっけ?
いまいちキレがないし。
なんかしっくりこなかったなぁ。
話は面白かったけど。
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タックシリーズの短編集。
このシリーズはかなり昔に数冊読んだことがあるが、もうタックやタカチの過去設定を忘れていた。それでも問題なく読めるし、著者あとがきでシリーズ過去作品の時系列を解説してくれているのが親切。
タックたちは大学を卒業しており、それぞれ次のステップに進んでいるが、酒を飲みながらの推理合戦は相変わらず。物語はどれもトリッキーで実際にはあり得ないような話が多いが、犯人の心理はなかなかにダークで、そのギャップが面白い味。