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結婚して子供ができて、辻村深月は作風が変わってきているわけですが、これは子育て記。子育ての時事的な部分も含めて描いており、小説というより役に立つような部分が多かった。
小説としては、短編内、全編通して、いずれも伊坂幸太郎と似た空気を感じて、すごくほっこりした。
話の本筋には全く関係ないけど、主人公が公認会計士で、公認会計士を職業に選ぶことって普通ないからびっくりした。なんで選んだのか聞いてみたい。
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自分とは全く関わりのない世界の話(育児)で、とても客観的に「大変ねぇ」と読んでいたけど、モヤモヤした部分も多かった。でも関係ない立場で子育て世代に口出ししたら怒られそうで怖いからノーコメント。ただ主人公家族がCMの似非ファミリーのようにファンタジーな幸せ家族で、正直気味が悪かった。最後そんな幸せ家族にも色々あることが明かされるけど、それでも全体的にはモヤモヤ。実際は世間の子育てはもっと(私の価値観で)健全であってほしいと思いました。楽しい読書ではなかったのが残念。
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家族の幸せを守るべく、新米騎士(ナイト)・鶴峯裕が右往左往しながら奮闘中。ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そして――。保育園に通う一男一女を抱える鶴峯家は、子育てにまつわる数々の試練を乗り越えられるのか!?
表題のクローバーナイトってどういう意味なんだろう?と思っていましたが、家族をクローバーにたとえてのことだと早々に明かされます。どのお話も最期にはあ~良かったという結末なので途中はどろどろギスギスしていても読後感はいいかな。白辻村だと思います。正直こんな上手くいっている家庭の方が少数派なんじゃないかなと個人的には思うけど、理想のためにきちんと夫婦が話し合って協力していく姿勢をとり続けなければ、家庭なんて一瞬にして崩壊する脆いものなんだろう。核家族世代といわれるようになって久しいですが、それでも子を思う気持ちに変わりはないわけで、恋人同士よりももっと深く強く、戦友のような気持ちで一緒にいられる人と出会いたいものです。
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保活問題、お受験問題、ママ友付き合い、誕生日会のこと、親子間の子育てに対する世代間の違いなどを夫目線で語られているのがドロドロ感がなくて良い。保活のために離婚を考えること、セレブ幼稚園での誕生日会の規模が大きいことと付き合いの大変さ、第二子を妊娠しおめでたい事なのに、幼稚園の先生からお受験のために酷い仕打ちを受けたりと価値観の違い、自分らしい子育ての大変さを感じる。イクメンとして子育てに関わる中で客観的視点から、夫として協力できることを考え、積極的に子育てに協力する頼りある夫だと感じ、素敵だと思う。
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2017/1/21
保育園に姉弟を預ける共働き夫婦と、色んな問題。
VERY連載。ぽいなー。
保活、お受験、お誕生日会etc...
裕くんも志保も勘が良すぎて出来すぎてたかな。
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育児にも積極的な夫なら自分もしっかり仕事ができてイライラしなさそう。
子供の成長はあっという間、その一瞬一瞬と夫婦ともに関われるのは望ましいことではないのかな。
しかし、うっとりするような言葉で物事を表現できる子供って素晴らしい。
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保育所に二人の子どもの通わせている共働きの夫婦・鶴峯裕と志保。オーガニックコットンの専門ブランドを起業した志保と公認会計士の裕、子育てにとても協力的なダンナさんだ。
保活やお受験、お誕生会など、この年齢の子どもを持つ親ならではの悩みを持つママ友や友人のため夫婦で解決していく姿がいい。家族を守るクローバーナイトとして裕が陰ながら頑張る姿がよい。
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育児やママ友の話で男性主体って珍しいんじゃなかろうか?いい旦那すぎて、羨ましくなりました笑。
子供がいない私も、最後の娘と母の関係性には、ぐっときました。クローバーナイト、面白い発想ですね。どろどろしすぎず、子供を育てるうえでの問題点や驚きがうまくまとまっていて、面白かったです。辻村さんも子供が出来て、こういう話を書くようになったんだね。勝手に感慨深いです笑。
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図書館で借りたもの。
核家族、保活、小学校受験、豪華な誕生日会…現代の家族のお話。
現代の中でも都会!
出てくる職業がきらびやか~!
映像プロデューサーやデザイナー、主人公・裕の妻、志保は女性起業家だし。
子育て・家族の話だけど、あまりにも自分とはかけ離れ過ぎてて、共感はなかったかな。面白かったけどね。
保活の話がすさまじかったなぁ。。
私が住む田舎でも待機児童がいるくらいだから、東京じゃもっと大変なのかな。
小学校受験も遠い話でした。。
志保のコミュ力がすごい…。
こんなに他人と話すことができたら楽しいだろうな。
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人の感情を書くのは相変わらずうまいなぁ。ただ、保育園問題、誇張しすぎ感もある。
自治体とかが作るパンフレットにのっている漫画のように、ひたすら説明が続くのが少し気になった。
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四つ葉のような4人家族を守るイケダン。それがクローバーナイト(四葉騎士)。ホカツ(保育園に子供を入園させること)やママ友とのつきあい、お受験などなど平和な家族に立ち込める不穏な影に立ち向かえっ。将来パパママになる予定がある人にオススメです。
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保育園児2人を育てる夫婦の話。
保活やらママ友の関係やら子供のお誕生日会やら実母との関係やら。
独身の私には無縁だけれども、まぁここまでいかないにしても似たようなことはどの家庭にもあるのじゃないかなと思った。
辻村さんがママになったから書ける話ですね。
初期作品も良いけれど、作品の幅がひろがったなぁ。
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子育てとは遠くなってしまった私には現代の保活や幼稚園のお受験、お誕生会などの状況がびっくりするようなものだったけれど、庶民の現実とはきっと別物なんだろうと思いたいww最後の章の、孫の成長に祖母が口を出してくる問題。これはいつか来るべき時の為の自戒としたい。
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幼稚園児持ちなので、楽しく読めるはず・・・と思ったのだけれど、あまりにも自分の環境や考えとかけ離れてる感が。
ホームパーティとかお誕生日会とか、おしゃれレストランでのランチとか、なんだか優雅だな~。
ママは社長だし、ママ友はモデルだし、こういう世界もあるのかね~という感じ。
もちろん大変な地域もあるだろうけど、保育園も幼稚園も、もっとのどかでのんびりしてるとことも多いと思う。
VERYの雑誌のママの世界って感じがしました。
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連作短編5編
保育園に子供を預けて働く夫婦のあれこれ,ママ友であったり実母であったりまた夫であったり人間のお付き合いはかくも悩み多きものである.それにしてもお受験の前段階として,まず保活!びっくりの大変さ.