投稿元:
レビューを見る
数年前にあったkindle本で、アンリミテッドによって積読にしていたもの。読了。
現在はkindle版はない。
一時はベストセラーのようであったが、ブームが去った模様。内容は人を大雑把に4種類に分け、それぞれにあった習慣形成について論じた本。面白かったが、ちょっとくどい感じもした。でも大いに参考になった。
積読にしていた理由はそのくどさか。読んでいて人をそんなに分けて考えて良いものかと、納得しつつも反発してしまった。本書の内容によると私は「反発する人」とか「疑問を持つ人」になるので、その反応とも言えそう。
良い習慣をつくり、悪い習慣を断つことの参考になった。
星四つ。
下記にハイライトした個所をコピペ:
110
オレンジ色のハイライト | 位置: 21
自分自身を知り、自分にもっとも効果のある習慣の身につけ方を選ぶ。 これが何よりも大切だ。 本書では、 自分に合った習慣のつくり方あるいは断ち方を探れる ようになって
オレンジ色のハイライト | 位置: 132
決断という行為がなくなることで習慣となる。 習慣となっていることをするのに、決断は必要ない。その決断はすでにされている。朝起きたら歯を磨く、薬を飲むといったことは、すでにすると決めていることだから、わざわざ決断しない。すでに意識していることだから、無意識に行う。理にかなった選択かどうかを心配することもない。 最初に理にかなった選択をすれば、その後、選択をする必要はなく
オレンジ色のハイライト | 位置: 156
また、心配ごとがあるときや頭を 酷使 するときにわたしたちを助けてくれるのも習慣だ。調査によると、 人は習慣になっていることをしているあいだは、自分をコントロールできていると感じて不安が軽くなる と
オレンジ色のハイライト | 位置: 235
幸せな毎日には、成長を肌で感じられる空気が欠かせない。新しいことを学んでいる、強くなっている、人間関係が好転している、自分を取り巻く環境がよくなっている、誰かの助けになっている。こういったことを実感できるかどうかは、習慣に大きくかかっている。着実かつ確実な成長は、習慣の力によるところが
オレンジ色のハイライト | 位置: 275
わたしが観察したところ、人は次の四つに分類
青色のハイライト | 位置: 276
アップホルダー(約束を守る人): 外から課される期待と自分で課す期待の両方に進んで応えようと
オレンジ色のハイライト | 位置: 277
クエスチョナー(疑問をもつ人): あらゆる期待を疑問視し、自分で正当だと判断した期待にだけ応えようと
青色のハイライト | 位置: 279
オブライジャー(義務を果たす人): 外からの期待には進んで応えるが、自分で課す期待にはうまく応えられない(陸上部だった友人はこれに相当
オレンジ色のハイライト | 位置: 281
レブル(抵抗する人): 外からの期待、自分で課す期待に関係なく、あらゆる期待に反発
オレンジ色のハイライト | 位置: 342
クエスチョナーを動かすのは「正当な理由」だ。 少なくとも、正当な理由だと 本人が 信じていない限りは動か
オレンジ色のハイライト | 位置: 348
クエスチョナーにも2種類あり、アップホルダー寄りの人と後述するレブル寄りの人が
オレンジ色のハイライト | 位置: 350
クエスチョナーは 自分で価値があると思える習慣は続けるが、あくまでも習慣の効果に満足できる場合に
オレンジ色のハイライト | 位置: 387
レブル傾向の人は、 独自のやり方で自らの目標を達成しようとする。「当たり前」だと思われているやり方ではやろうとし
オレンジ色のハイライト | 位置: 420
「四つの傾向」において、かなりの割合の人がクエスチョナーかオブライジャーに分類される。レブルは非常に少なく、意外にも、アップホルダーはさらに
黄色のハイライト | 位置: 738
習慣を維持し支える柱となるのは、「測定する」「土台を固める」「予定にいれる」「責任をつくる」という四つの行動だ。どれもよく耳にし、当たり前に行っていることだが、その価値は 計り知れ
黄色のハイライト | 位置: 750
「測定」という行為には不思議な力がある。自分の行動をつぶさに追い続けていれば、食生活、運動、仕事、テレビやインターネットの使い方、お金の使い方など、行動のほぼすべてが良い方向に変わる。 自分の行動を測定すると、自分に対する理解が深まり、自分への理解が深まれば、自分をコントロールする力が高まる の
黄色のハイライト | 位置: 768
認知行動療法の創始者として知られるアーロン・ベックは、人は自分のパートナーの「間違い」にはすぐに気づくが、パートナーの「正しい行い」には気づかないと主張し、パートナーの思いやりを感じた行為を記録する「結婚日記」を 推奨 して
黄色のハイライト | 位置: 842
さらに、 睡眠不足は優柔不断をも招く。「先延ばし」について研究するピアーズ・スティールによると、 先延ばしが起こるいちばんの原因は「疲れすぎていること」 だという。前日の睡眠時に1時間ごとに目を覚ました場合、翌日は、メールチェックやネットサーフィンなどで 分ダラダラと過ごしたという研究報告もある。「わたしは5時間睡眠に慣れている」と主張し、日中も眠くならないという人は大勢いるが、慢性的な睡眠不足が健康に悪影響であることは調査で明らかになって
黄色のハイライト | 位置: 916
■ 自分の生活のなかで「変えたい」と思っている習慣について、行動を数値化して記録してみる(例:体重を測る、食事記録をつける、映画鑑賞記録を
オレンジ色のハイライト | 位置: 939
始めるなら、自制心の強化にいちばんつながる習慣から手をつけるのがいい。 なぜなら、それらがほかの良い習慣を形成する際の土台となってくれるからだ。自制心を強化できるような習慣は、肉体的な負担や精神的な 疲弊 が原因で自分のコントロールがきかなくなる��況を防いでくれる。 自制心の向上につながることは四つあり、自制心を高めることで、あらゆる習慣の土台が強固になると言える。よって、習慣を改善するときは、次の四つから取り組み始めるのがベストだ。 ①睡眠 ②運動 ③食生活 ④整理整頓 すべての土台となる習慣は、互いを高め
オレンジ色のハイライト | 位置: 948
ついでに言うと、不思議なことに、 土台となる習慣には大きな変化を生む力が
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,013
人は、自分が感じたとおりに行動していると思いがちだが、どう行動するかによって感情が決まることがほとんど だ。だから、エネルギッシュになったつもりで行動すれば、以前よりもエネルギッシュになったと
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,053
のまわりが整理整頓されているかどうかが、心に与える影響は驚くほど大きい。クローゼットに上着が押し込められていようと、箱からものが溢れていようと、大したことではないように思えるが、 自分を取り巻く環境が整っていると、自分の思いどおりに行動できているという実感が強く
黄色のハイライト | 位置: 1,118
新しい習慣を身につけようとすると、人は自ら「ハードルを上げる」ことがある。 熱意なのか、無意識にある自己破壊の衝動なのかわからないが、 身につけるのが極めて困難な習慣に自らつくり変えるの
黄色のハイライト | 位置: 1,189
新しい習慣を予定にいれる場合は、「朝食後」というように 既存の習慣と組み合わせるか、「アラームを鳴らす」など きっかけとなる何かの力を借りるとよい。 そのように思いだす きっかけ がないと、すぐに忘れてしまうから
黄色のハイライト | 位置: 1,196
何かを行うとき、それに「ふさわしいタイミング」で始めたいという欲求は、延期を正当化するための言い訳にすぎない。どんなことでも、始めるなら「いま」以上にふさわしいタイミングは
黄色のハイライト | 位置: 1,244
意外に思う人もいるかもしれないが、 たまにやるよりも毎日やるほうが実際ラクだと感じる のだ。仕事をする頻度が増えるほど、創造力が発揮でき、生産性が上がる。それに、仕事も楽しくなる。だから、わたしは1日も欠かさずに執筆
黄色のハイライト | 位置: 1,250
自分にとって大事だと思う習慣は、できるだけ午前中に予定をいれたほうがいい。 午前は比較的、予定どおりにものごとが進み
黄色のハイライト | 位置: 1,292
先延ばしを研究するニール・フィオーレによると、 遊びを予定にいれる人は、仕事を終えてからしか心おきなく遊べない人に比べて、やりたくない仕事に取り組もうとする傾向が高い と
黄色のハイライト | 位置: 1,387
スケジュールを決める目的は、 自分が価値をおくことのための時間を継続的に確保できるようになる習慣を確立することに
黄色のハイライト | 位置: 1,393
予定にいれることで、決断の手間が省ける。限られた自制心を最大限に活用できる。先��ばしを防ぐことが
黄色のハイライト | 位置: 1,394
予定にいれてしまえば、 自分にとっていちばん大切なことに時間を使えるように
黄色のハイライト | 位置: 1,397
◎ 日時や頻度、やることを具体的に決めて予定にいれると、習慣として定着し
黄色のハイライト | 位置: 1,400
Take Action ■ 始めたい習慣をなるべく具体的にスケジュールに書き込み、しばらくのあいだその予定を必ず実行して
黄色のハイライト | 位置: 1,458
ここでもやはり、自分自身について知り、自分の性質を考慮することがカギとなる。 周囲に宣言して目標を達成するタイプ、自分ひとりで達成するタイプのどちらなのかを把握する の
黄色のハイライト | 位置: 1,569
あるいは、自己破壊の一種かも。そういう学生は、最高の仕上がりで評価されることを避けて、わざとギリギリになってから作業し
黄色のハイライト | 位置: 1,608
習慣になれば、とりかかるまでのめんどうなプロセスを何も考えずに行えるように
黄色のハイライト | 位置: 1,630
最初の一歩は、できるだけ小さく無理のないものにすると、習慣として長続きすることが多い。 初めに小さく踏みだすことで、「習慣のための習慣」が定着し、自分のものになったという実感が得られやすいの
黄色のハイライト | 位置: 1,651
1カ月で小説を書く方法を説いたクリス・ベイティの著作を読んだわたしは、それから1カ月で本当に小説を書い
黄色のハイライト | 位置: 1,762
良い習慣を中断すべきでない理由はもう一つある。残念ながら、 一度やめたことを再開するほうが、ゼロから始めるときよりもはるかに大変 なのだ。「以前やっていたのだから、またすぐに始められる」と思いがちだが、再開するというのは想像以上に
黄色のハイライト | 位置: 1,895
■「白紙の状態」が生まれたら、最初の行動に「身につけたい習慣」を取りいれてみる(例:引っ越し初日からプールに通う、 30 歳の誕生日から日記をつけ
黄色のハイライト | 位置: 2,067
不思議なことに、最初に断つと決めると、失ったという気持ちにまったくならない。わたしのような「断つ派」の場合、全部自分から奪ってしまうほうが、エネルギーや決断する力を温存できる。 全部奪えば、何かを決断する必要も、自分を抑える術を学ぶ必要もなくなるから
黄色のハイライト | 位置: 2,110
「量を抑える派」にとっては、 最初の一口が最高で、その後、徐々に喜びの度合いが下がっていく。 場合によっては途中で食べるのをやめることもある。「量を抑える派」の友人は「高級チョコレートを一日にひとかけだけ食べる」ことで満足できると言っていた。一方、「断つ派」の場合は、 最初の一口の後もずっと食べたい欲求が強く続く。いや、後になるほど欲求は強くなる。 だから、食べ終えた後にもう一つ欲しくなることもある。つまり、「断つ派」は何かを手にするとさらに欲しくなり、��量を抑える派」は何かを手にすると欲しい気持ちが薄れていくの
黄色のハイライト | 位置: 2,206
習慣の形成は、その行動にどれだけの労力、時間、決断が必要になるかに左右される。 それはわたしたちの態度に顕著に現れていて、人はやりやすいことは積極的にやるが、そうでなければやろうとし
黄色のハイライト | 位置: 2,261
ジムに通うのを 面倒くさいと感じる理由を正確に特定すれば、解決策が見えて
黄色のハイライト | 位置: 2,364
衝動的に行動する度合いは人によって違うが、このときに良い習慣が破られることが
黄色のハイライト | 位置: 2,367
● 必要となる物理的または精神的なエネルギー量を増やす(例:携帯電話を別の部屋に置く、建物内や建物付近での喫煙を禁じる) ● きっかけとなるものを隠す(例:ゲーム機のコントローラーを棚の高いところに隠す) ● 時間を遅らせる(例:午前 11 時までメールは読まない) ● まったく違うことをする(例:おやつの時間になったらパズルをする) ● かかる費用を上げる(例:タバコを吸いたいが我慢している人を調査したところ、タバコ税の増税を喜んだという。また、ロンドンで渋滞緩和を目的とした混雑課金制度が導入されると、道路を走る車の数は減り、公共交通機関の利用が増えた) ● 元から断つ(例:テレビを処分
メモ | 位置: 2,376
衝動に駈られた時の対処のれい。
黄色のハイライト | 位置: 2,412
◎「やりづらさ」を利用すると、衝動的に行動することを避け
黄色のハイライト | 位置: 2,425
習慣は驚くほど強固であると同時に、驚くほど 脆い。 だからわたしは、自分にとって簡単だと感じる習慣でも、それを維持するための予防策を講じる。 誘惑に抵抗するのではなく、誘惑は生まれるものだと想定してそれを最小限に抑える努力をし、誘惑に負けたときの対処を考える の
黄色のハイライト | 位置: 2,525
だから、つまずきはすぐに見つけることが大切になる。小さなつまずきは、「いっそのこと」という言葉のもとに、大きな転倒の原因となりやすい。 良い習慣が一度崩れると、小さく崩れようが大きく崩れようが関係ないという態度になる のだ。「今朝は何一つ仕事しなかった。ならば いっそのこと、今週はもう何もしないで次の月曜日からとりかかろう」。「春休みのあいだはヨガ教室に行かなかった。ならば いっそのこと、秋まで休もう」という具合
黄色のハイライト | 位置: 2,558
事前にしっかりと考えたうえで例外を認めたのだから、自制心は少しも失われ
黄色のハイライト | 位置: 2,587
言い訳は頭をかすめるように現れることが多い。ほぼ無意識のレベルだ。それに気づけば、冷静に判断して自分を 騙さないようにすることは可能だ。自分で自分を騙すと、悪い習慣に支配されて
黄色のハイライト | 位置: 2,596
抜け道①──
黄色のハイライト | 位置: 2,597
人は、「良いこと」をした見返りに、「悪いこと」を自分に許す。 それだけのことをしたと自分に言い聞かせるの
黄色のハイライト | 位置: 2,603
なかでもよくあるのが、「今日はジョギングしたから、ビールを2、3杯飲んでいい」というように、運動したことを言い訳に好きな食べものやお酒を自分に許すケースだ。ときには、「悪いこと」を先にしてしまうこともある。これから「良いこと」をする予定なのだから、いま「悪いこと」をやってもいいという言い訳
黄色のハイライト | 位置: 2,607
抜け道②──先
黄色のハイライト | 位置: 2,619
なかには、今日思い切り自分を甘やかせば、そのぶん明日は自制心が働くと自分に信じ込ませようとする人まで
黄色のハイライト | 位置: 2,624
抜け道③──こじつけの二択
黄色のハイライト | 位置: 2,631
● ベッドメーキングも、服を洗濯かごに入れることもできない。だって、約束の時間に間にあうように家を出ないといけない
黄色のハイライト | 位置: 2,644
抜け道④──「どうしようもない」と
黄色のハイライト | 位置: 2,647
習慣を破らざるをえない状況だったと言い訳するときでも、大抵は自分で思う以上に自分にできることは
黄色のハイライト | 位置: 2,654
自分の力が及ばないことはあるが、たいていは単なる言い訳にすぎ
黄色のハイライト | 位置: 2,660
抜け道⑤──屈服
黄色のハイライト | 位置: 2,675
抜け道⑥──カウントし
黄色のハイライト | 位置: 2,675
人はなぜか、「この場面はカウントされない」と自分に言い聞かせることが
黄色のハイライト | 位置: 2,689
自分で意識して「例外」をつくることはできるが、都合よくカウントされないものは一つも
黄色のハイライト | 位置: 2,691
抜け道⑦──根拠のない
黄色のハイライト | 位置: 2,705
わたしたちはつい、自分の熱意を過信して
黄色のハイライト | 位置: 2,713
抜け道⑧──他人の
黄色のハイライト | 位置: 2,727
みんな言い訳であって、現実にはそうじゃないとわかっていますが、ほかの人のせいだという気持ちがどうしても生まれるの
黄色のハイライト | 位置: 2,729
抜け道⑨──
黄色のハイライト | 位置: 2,742
抜け道⑩──1枚の
黄色のハイライト | 位置: 2,751
コイン1枚と、1枚のコインの集合のどちらに意識を向けるかで、そのときの行動が
黄色のハイライト | 位置: 2,752
確かに、「ジムで1回運動した」という事実は取るに足らないものだが、「ジムに行く習慣の定着」には大きな意味が
黄色のハイライト | 位置: 2,758
● たった1杯のビールが何だっていうん
黄色のハイライト | 位置: 2,759
コイン1枚が山になると自分に言い聞かせると、自制心を保ちやすくなる。また、山にコインを1枚足すだけで習慣は強化され、1枚引けば
黄色のハイライト | 位置: 2,761
「習慣を維持するための習慣」は、習慣そのものよりも重要な意味をもつ のだ。 だからこそ、 習慣をなくさないためには、形式的に維持するだけでも
黄色のハイライト | 位置: 2,771
Take Action ■ 言い訳がよぎったら、「とりあえず」でもよいので習慣を続ける(例:今日は寒いけど、とりあえず5分だけ走ろ
黄色のハイライト | 位置: 2,785
自分で自分の気をそらすと、意図的に思考の 矛先 を変えることになり、ひいては認識も変わる。 気をそらすと、誘惑に対抗する、ストレスを最小限に抑える、気分を変える、つらいことに耐えるといったことにつながるので、良い習慣を維持しやすく
メモ集中するために意図的に邪魔な思想からきをそらす、とのこと。だいたい15分 もすれば誘惑は去る、とのこと。
黄色のハイライト | 位置: 2,791
意識だけを別のことに向けようとしても難しいので、物理的な行動を伴うほうがいい。 たとえば、近所を散歩する、大工仕事をする、猫のトイレを掃除するといったこと
黄色のハイライト | 位置: 2,793
気をそらすというのは、 消したい思いを抑圧するという意味ではない。 別のことに意識的に注意を向けるという意味だ。ある思いを消そうとすると、かえってその思いが強くなり、皮肉にもそのことばかりずっと考えてしまうことが
黄色のハイライト | 位置: 2,799
欲求は時間とともに強くなると思いがちだが、気をそらす何かをすると、たとえそれが強い衝動であっても、大抵は 15 分以内に収まるという。 だからわたしは、良い習慣を怠けたい誘惑にかられたら(もしくは悪い習慣に手を染めたくなったら)、「 15 分後にしよう」と自分に
黄色のハイライト | 位置: 2,807
「やりたいことは 15 分後にやればいい」と自分に言い聞かせるほうが、「やってはダメ」と言うよりいい結果が
黄色のハイライト | 位置: 2,809
この 15 分待つ作戦は、わたしが直したいと思っていた「SNSやメールを頻繁に見てしまう悪習」にも効果があっ
黄色のハイライト | 位置: 2,836
だから、ダメな状態になる兆候に目を光らせるようにしている。椅子から立ち上がるのも億劫になり、何にも関心をもてない状態になっていると気づいたら、その状態から抜けだすために必死で気をそらす。ありがたいことに早くベッドに入る習慣には、ダメな状態に陥る頻度を減らすという嬉しいおまけがついてきた。クタクタに疲れきった状態でも夜更かししなければ、ダメな状態には陥ら
黄色のハイライト | 位置: 2,862
また、 短い中断時間を設けると、ほかのことに気をとられにくくなる。 長時間集中したいときに短い休憩をとって別のことをすると、集中力が長続きするのだ(あくまでも 短い 休憩である
黄色のハイライト | 位置: 2,874
◎ 自分の価値観を変えて欲求をコントロールするよりも、環境を変えて気をそらすほうがラクで
黄色のハイライト | 位置: 2,877
■ 強い欲求や衝動に襲われたら、「 15 分後にしよう」と言い聞かせて別のことを
黄色のハイライト | 位置: 2,939
ご褒美がもらえるとなれば、健全な習慣をすぐにでも始めることになり、そのうちご褒美がなくても定着するのではないか、と思う人は多い。だがそうはいかない。 ご褒美がなくなったとたん(ときにはその前に)、行動をやめてしまうことがほとんどだ。 運動/瞑想/禁煙をすればお金がもらえると言われて始めても、お金をもらってしまえばやめてしまう恐れがある。健康診断を受けた社員に会社が120ドル渡せば、報酬なしで健診を受ける社員はいなくなるだろ
黄色のハイライト | 位置: 2,953
わたしが習慣とする行動をとるときは、何も決断しないと決めている。頭のなかで議論することも、評価することも、ご褒美もない。歯を磨く、車に乗ったらシートベルトを締めるといったことにご褒美を与えないのと同じで、雑事をこなす、運動する、ブログを投稿するといったことは、ご褒美に値すると思っていない。わたしにとって、それらは自動的に行う習慣
黄色のハイライト | 位置: 2,958
ご褒美がリスクとなる理由はまだある。 ご褒美は「ゴール」になる危険性がある。 ゴールの設定は、特定のゴールを達成する場合には確かに役立つ。また、 習慣の形成に役立つとも思われているが、実際には習慣を壊す恐れが
黄色のハイライト | 位置: 2,967
ゴールを設定すると、それが停止地点となる のだ。一度とまると、また一から始めないといけない。一から始めることは、続けることよりも大変
黄色のハイライト | 位置: 2,971
特定のゴールを設定して一時的にモチベーションを高めると、ゴールを達成したときに新たなスタートを切ることになり、それが習慣の形成を邪魔するの
黄色のハイライト | 位置: 2,990
ゴールを決めると、永遠に続けたいと思っている行動に、「始まり」と「終わり」ができる。そしてその「終わり」を迎えると、永遠に終わってしまうことがほとんど
黄色のハイライト | 位置: 3,029
新たな行動習慣を身につけたいなら、予防策として紹介した条件式を活用するとよい。 ゴールに到達した後にどうするかを、事前に決めておく のだ。膝を手術した友人のように新たなゴールを次々に設定してもいいし、ゴールした翌日からその習慣をどう扱うかを決めても
黄色のハイライト | 位置: 3,062
とはいえ、わたしのようなタイプの人間でさえ、習慣を続ける努力にうんざりすることはある。 そういうときは、 贅沢 作戦の出番だ。 ご褒美は何かの見返りにもらうなどの理由がないといけないが、「贅沢」は違う。自分がそうしたいという理由だけで自分に許す、小さな喜びやわがまま
黄色のハイライト | 位置: 3,070
わたしも日中に友人と���ーヒーを飲むと、その後に待ち受ける雑事が捗ると実感して
黄色のハイライト | 位置: 3,200
◎ 日常にささやかな贅沢を許すと、習慣は続けやすくなる。習慣としてなかなか定着しない行動を自分にとっての贅沢とみなしても
黄色のハイライト | 位置: 3,384
自分が価値をおくこと、そして、 自分で自分に期待する行動が明確になるほど(他人の価値観や他人が自分に期待する行動ではない)、 習慣にしたい行動は続きやすく
黄色のハイライト | 位置: 3,497
心の霧が晴れると、習慣が守りやすくなる言葉を口にするようになる。 反対に、心がはっきり決まらないと、習慣が守りにくくなる言葉が口をついて出て
メモ心の霧とは、自分が何を求めているのかがわかっていない状態。
黄色のハイライト | 位置: 3,514
苛立ちの対象を言葉にすると、自分の心がはっきりとわかるので、大抵は対応策が
黄色のハイライト | 位置: 3,732
わたしは人の傾向を四つに分類したが、それは、あくまでも自分自身に対する理解を深めるためである。そうした分類によって、自分のアイデンティティを限定すべきでは
黄色のハイライト | 位置: 3,739
ある。「神童」「若き成功者」「青年活動家」「純情な少女」というように若さを自分のアイデンティティにしても、いずれ必ず
黄色のハイライト | 位置: 3,767
■ 身につけたい習慣や断ちたい行動に即したアイデンティティを意識してみる(例:「最近、朝型だから」「二次会にはあまり行かないん
黄色のハイライト | 位置: 3,795
誰かを変えることはできないが、 自分が変わることで誰かが変わることはある。反対に、 誰かが変わることで、自分が変わることも
メモ低炭水化物食によって自分が健康的に変わったことの影響が、まわりにも波及したとのこと。
黄色のハイライト | 位置: 3,835
それどころか、誰かの 変わろうとする努力を攻撃する人もいる。 誰かの新しい習慣を知って自分だけ取り残された気分になる、健康的な習慣やその成果に嫉妬するといった感情が生まれることもあれば、自分を否定または批判されているように感じて傷つくこともあるから
黄色のハイライト | 位置: 3,866
ただし、押しが強すぎるとうっとうしく思われるかもしれない。熱心な応援は、相手の反発心を招く恐れもある。相手がレブルの場合は特にそうなる可能性が
オレンジ色のハイライト | 位置: 4,055
習慣は、良くも悪くも自分のなかで増殖する。それに、人から人へと
オレンジ色のハイライト | 位置: 4,070
良い習慣を維持するにはコストがかかる。コストは時間かもしれないし、エネルギーやお金かもしれない。あるいは、楽しみやチャンスを諦めることかもしれない。ところが、 良い習慣を維持しないことにもコストはかかる。 あなたなら、どちらのコストを払いたいと思うだろう? 長い目で見たときに、いま以上に幸せな毎日を送るためには、何が必要となるだろ
青色のハイライト | 位置: 4,107
自分について知る──これが、身につけたい習慣を定着させるための第一歩