投稿元:
レビューを見る
またまた姉妹もの
そして、エキセントリックなお母さん
姉妹ものって、何で姉は「地味で生真面目」で妹は「派手で奔放」に描かれがちなんだろう
投稿元:
レビューを見る
2021年 20冊目
可哀想な人とか、社会的弱者を主要人物において悲惨な状況やストーリーを書いて、読む人の感情を著しく揺さぶるような小説には、誠意が感じられないと。添加物を過剰に使ったお菓子を食べているみたいで、食べてるときは恍惚としても食べ終えると吐き気がする。分かりやすいドラマは、思考能力を搾取する。
規則正しさや観念に支配された姉と、儀式的なものに囚われず快楽や性に奔走な妹。容貌も性格も正反対な姉妹が同一のものに感じられた。母のコンプレックスや常識の抵抗に苦しみもがく二人。また、真面目な姉が狂っていて、この話は全て彼女の妄想なのかとも思える。彼氏の浮気の腹いせに姉の通ってる既婚者の美容師と寝るなんて、妹の考えることは安直だけど、(しかもどちらとも別れられない。)
死の真相を歪めあげ、友人や社会を小バカにして生きる、または妄想の中で生きる姉の方が利口だと思ったから。
金原ひとみ初期作品のただ心に刺さるフレーズを使うだけではなくて、人間の真理を捉えた一段階上の小説に変化していった感じ。
投稿元:
レビューを見る
死んだ小説家の母親を軸にしてストーリーが展開していくのは興味を持ったし読みやすかった。本能的な妹と理性的な姉の2人の会話シーンは特に印象深い。これは母親に呪われた2人の人生の話だ。ミステリーが好きな人ならおすすめする。私は一回読んで満足です。
投稿元:
レビューを見る
読みやすい。
クラウドガールとゆうタイトルが何か機械的で、思い出をデータとして保存する空っぽな人間を連想させた。
人となりも思い出も人によって違っていいのだと肯定されている様な、でも違うからこそ他人の事は理解出来ないと言われている様に感じた。
最後まで読んでもスッキリする事はなかったけど読む側が好きに捉えてもいいのかな?と思う。
結局金原ひとみの頭の中を私が理解する事も出来ないし。
月とすっぽんの表現がなんとなく安っぽく感じられた所が前半の印象に残った。昔の作品に多かった過剰な心に刺さるフレーズがなかったのは残念。
投稿元:
レビューを見る
・親を亡くした悲劇の家庭をミステリアスなタッチで描いている。姉妹のキャラクターは際立っていて、あどけなさの演出が巧い。母視点の作品からの脱却という作者の意志が、母親の死という象徴的な出来事から伺えた気がする。
投稿元:
レビューを見る
クラウドガールってそういうことか、ってのが最後にわかる仕組み。
あんまり見ないし新鮮。ちょっと他のも読んでみるかな。
投稿元:
レビューを見る
きっかけが無ければ、蛇にピアスしか読まなかったかも。
これは新聞連載だったのかな?
小説だから描けた世界なのか。
何かインスピレーションがあったのか。
私には到底思い描けない世界になんとなく最後はリアルを感じられてしまい、印象に残りました。
投稿元:
レビューを見る
タバコ吸いたい
ってな事で、金原ひとみの『クラウドガール』
何度目なんか忘れた禁煙始めました
最長は2年半止めてたけど…。
意志が硬いんよなわし…。
自分には頗る優しくて吸っちゃうけど
あ〜、呑んだ後はタバコ吸いたくなる。
2週間吸わんかったら呑んでも、そこまで吸いたく無くなるんじゃけどね。
タバコ吸うのを筋トレに変えよかと思ってます。
一昨日、ダイソーで見つけたキャンプマット(500円)がヨガマットとしても使えそうで買ったんよ。
筋トレアプリもダウンロードして準備バッチリ
もう、満足!
三日坊主は偉いよね、わしは買って坊主
筋トレって気持ちええよね(やってないのに)
夏までにはバキバキになってるじゃろな
心の折れる音が
って事で、クラウドガールは真面目な姉ちゃん理有とフワフワした妹の杏お話。
妹は高校なのに酒は呑むはタバコは吸うわで、読んでるとタバコ吸いたくなるわな(吸わんかったけど)
それぞれの彼氏、それぞれの思う母親。
兄弟、姉妹ってなんでこんなに似ないもんじゃろね
うちもそうでお兄ちゃん、お姉ちゃんはわしに似てなくて、大人しくて真面目な感じで余り社交性は無いな。
わしは人見知りで、口下手で、照れ屋で、エロくて、シャイなあんちくしょうかな
という事で、姉妹のそれぞれの育っていく環境、親から受ける愛情、面倒を見る姉、甘える妹、一緒に暮らす環境であっても受ける感情、発する思いは一人一人違うからみんな違う。
同じ考え、行動が同じな兄弟、姉妹が居ったら、やっぱりちょっと気持ち悪いかな
ラストはどちらが正気なのか…
2022年21冊目