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俵屋宗達の「鶴図下絵和歌巻」、丸山応挙「雪松図屏風」、
葛飾北斎「富嶽三十六景」、歌川広重「東海道五十三次」、
川瀬巴水「東京二十景」、菱田春草「落葉」、
が好きかな。
北斎と広重では、広重派かな。
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西洋絵画も流れと意味がわかると楽しさが増すが、日本絵画も同じ。
飛鳥時代から第二次世界大戦まで、時間も長く、取りあげられている作品が多いのでかなり駆け足で(大学の教養の講義なら1年は費やすところだと思うが)紹介。それでも日本画の変化、画家の特徴がざっと把握できた。
寄進しているから自分たちは地獄に落ちないと、貴族が責めさいなまれる庶民の姿を描かせた「地獄草紙」、上手いのか下手なのかよくわからないが迫力のある「日月山水図屏風」、明らかに下手な「おようのあま絵巻」も楽しいが、東西狩野派の対立や、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳の「三大トレンドリーダー」が出てくる江戸時代からが、やはり面白い。作家性が際立ってくるし、プロデューサーも出てきて、役者がそろった感じ。
好き嫌いは別にして琳派や応挙、若冲、北斎、広重というのはすごい。特に北斎、広重の構図は、西洋の画家が驚くのも当然だと思う。今では写真やイラスト含め焦点の合ったアップのモチーフが見切れているのは、当たり前になっているが、出たばかりの頃の衝撃はいかばかりであったろう。
明治以降、西洋絵画も知った画家たちが模索するさまも(本人たちは大変だっただろうが)面白い。
一番実物を見てみたいと思ったのは速水御舟の「京の舞妓」。確かに不気味。ここまで描き込まなくても…というくらい細かく描いていて、布地の質感まで伝わる。畳の目もすべてひとつひとつ描いている。横山大観が「見当違いの努力」と言ったのも納得してしまうが、尋常ならざるその(偏執狂的な)細かさは、実際見たらすごいだろうと思う。トーハク行かなきゃ。
個人的には岸田劉生の麗子さんがほんとはどんな顏で、どんな大人になったのか、自分の描かれた絵を見てどう思ったかが気になるなあ。
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本物をそのまま本物そっくりに描くだけでなく
何かしたくなっちゃう
目に見えないものをつい描きたくなっちゃう
そのくせ 簡素にするのも得意
書き込みよりも デフォルメ好き
日本人らしい絵画のあり方が良くわかります
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大学生の頃は西洋絵画しか好きになれなくて、日本美術を好きだという人の趣味がよくわからなかった。でも、構図のとりかたや描線のおもしろさ、画面の軽やかさなど、日本絵画にしかない美点に気づきだすと、とたんに楽しくなってきました。この本では、日本絵画を楽しむためのポイントがいろいろとわかりやすく書かれていて、とても楽しく読めました。(2017年4月23日読了)
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日本絵画の歴史をわかりやすく解説した1冊。日本史でもその時代時代の文化・芸術って習いますが、美術に特定して飛鳥時代から近代まで流れを追ってみると実に分かりやすいですね。日本史や美術の副読本として非常に良いと思います。以前は西洋画の写実性が好きでしたが、歳と共に(笑)日本画の簡潔性とか「余白の美」もいいなぁ…と。浮世絵の緻密さもいいけど、琳派の壮麗さも捨てがたいv
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美術検定の際に基礎がわからずに、この本を購入しました。今まで美術の勉強をしてなかったけど、始めたいと思う方にオススメしたい1冊でした。
また、検定とは関係なくても、さらっと読めて楽しめるので、日本画について興味がある人にはオススメです。
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閲覧室 721||Yaz 「Best selection of my favorito Japanese」
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涅槃図、曼荼羅、寒山拾得など、複数の画家に取り上げられた日本美術のモチーフを取り上げ、解説した本。
漫画もかわいらしく、とっつきやすい印象。
七福神がこれで見分けられる! と思ったが、まだまだ修行が足りないらしい。
もう少し詳しい本が必要かな~?
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今年は、奇想の系譜、へそまがり、北斎、大浮世絵、琳派などなどなど、日本美術展によくいったので役に立ちました。
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基本中の基本を知らないで美術館に行ってる私、
それはそれで
自分の感覚を大切にするのでOK
だけどたまにはこう言うのを参考にするのも良いですね。
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大胆なもの、キュートでユーモアのあるもの、艶めきのあるもの、墨で描かれたもの、西洋文化に影響を受けたもの…日本絵画という同じ括りでも、どの作品も異なる魅力を持っている。作者や時代を知ることで美術史がより面白くなるのは間違いないが、ページを巡り新しい絵に出会ったときの高揚感であったり、「この色が好きだな」というような直感は、アートを観るために大切な要素だなと改めて感じることができた。
個人的に好きな作品は、小林清親「池の端花火」と横山大観「紅葉」。
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歴史の教科書で見た作品が載っている。
浮世絵が特に好き。
・富嶽三十六景 神奈川沖浪裏/甲州石班澤
波の描写がすごい。激しく波打つ水の一瞬をカメラなく、捉えているなんて驚愕。
・東海道五十三次 蒲原 夜之雪/庄野 白雨
雪の情景は音がなく、静々とした様子。
・名所江戸百景 大はしあたけの夕立
激しい雨の音が聞こえそう。遠くがぼやけ雨で視界が悪いのが伝わる。
・相馬の古内裏
山東京伝の読本が画題
この髑髏好き。
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これは、日本絵画にド素人のワタシでもとっつきにくくない。技法や当時の時代背景とかもよく解説されていてとても面白かった。図書館で借りたけど買い直したい本だな。唐木みゆさんの柔らかいタッチのイラストに惚れてしまった。