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物理学史上の重要な実験結果や観測結果を、ポイントを絞ってまとめた(つもりの)本、なのだと思います。
しかしながら、翻訳が下手なのか、原本がダメなのか、はわかりませんが、わかりにくい表現も多く、かつ、ミスが多いので、読む気が失せる場面が何度もありました。
とくに数字のミスが多いのが気になりました。
この手の本における数値のミスは、致命的と思われるのですが、いくつもあり、何度げんなりさせられたことか…。
気付いていない部分にも、おそらく相当の数のミスがあると思われます。
やけにたくさんある図版も、理解を助けるものは皆無といってよく、しかも、無駄にアーティスティックで、存在意義がまったくわかりません。
この本の制作にかけた時間もお金もムダだとしか思えない。
久しぶりに、「これは酷い」と素直に思えた本です。
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物理実験の歴史が時系列順に紹介されていて面白い。
後半は宇宙の話が多く、まだまだ未開の分野なのだと思った。
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物理学の進歩を50の実験の歴史で紐解く本書
実験のお話しも面白かったんですが、イラストが秀逸だったな〜
なんか楽しいイラストにだいぶ騙された気がする
で、いろいろあるんですがやっぱり「シュレディンガーの猫」ですよね
こいつはいわゆる思考実験ってやつでして、実際に何かしらの器具を使ったりするわけでなく頭ん中で実験するってことです
ちなみにワタクシもほぼ毎日思考実験してますがね(お前のはただの妄想だろ!)
はいはい「シュレディンガーの猫」ね
めちゃくちゃ簡単に言うと(雑とも言う)
ある科学者が、量子物理学で異なる状態のものが同時に存在することはある!ってなことを言い出したわけね
で、もちろんそんな状態のものは実際に観測されないわけ(そうじゃないと説明つかないんじゃねって状態は観測されているかな)で、それは観測した時点でどっちかに決まるからや!って言うわけ
で、それを聞いたシュレディンガーさんが「いやいやいや、そんなわけないやん」と
「じゃあ例えばここに、半分の確率で猛毒を発生させる装置入ってる箱があるとするやん?ほんでそこに猫も一緒に入れるわな。いやほんとには入れへんよ。頭の中の話な。そんなんしたら猫ちゃんかわいそうやん。ほでな、しばらくしたら箱を開けるやん。君が言うてるのはその箱を開けた瞬間に猫ちゃんが生きてるか死んでるか決まるいうことやで?それまでは猫ちゃんは生きてもいるけど死んでもいるいうことやで?なわけないやん!そんなんおかしいやん!」っていうのがいわゆる「シュレディンガーの猫」なんですね
うん、シュレディンガーさんが正しい!
しっかーし!読書人たちに馴染み深いSF的「シュレディンガーの猫」は最初のほうの同時に存在するを採用してるんですわ、なぜか
まぁそっちに方がおもろいって理由でしょうなw
つまり猫の生死はフタを開けた瞬間、要するに観測者が現れた瞬間に決まる!さらには猫が生きてるのを観測した人と猫が死んでるのを観測した人は同時に存在していて、そこから世界が枝分かれしている!まぁいわゆるパラレルワールドですね
なんかシュレディンガーさんの言ってることと離れていってる気もするが…ま、面白いからいいか(おい)
ちなみに最初の量子物理学で2つの状態が共存する云々の話は「不確定性原理」ってやつで説明がつくんですが、それはまあいいわね