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本屋を開店するまでの経歴や準備、考え方まで。
事業計画書も余す所なく公開。
まだ分からないところも多く、時間をかけて実績を積みたい。
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辻山さんが、わたしと同じ(ような)ことを感じはったんやなと思うところ(P53、P201~205)があって、急に親近感。
誠光社の堀部さんとの対談や緻密に練られ計算された事業計画書を読み終えて、また突き放された感じもする。
即席の、お店屋さんごっこしてるおばちゃんも、プロ目指して「蓄積」していくよ。
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本が大好きで、大きな書店に勤めていた人が書店の閉店を機会に自分で本屋さんを始める。
始めるに至る経緯と、始めるためにやったこと、始めてからのこと、この本はちょうど開店から1年後の2017年、今年の1月10日に出版されている。
そうか〜本屋さんってこうやって作るんだ、とワクワクしながら読んだ。最後の対談でも言われている通り、店主によってそれぞれ本屋さんの作り方は違うのだけれど、ワンオブゼム。おもしろかった。
店舗の建物を探し、どんな本を置くかを考え、カフェをどうするかといったことを決めていく辻山氏の行動をたどっているうちに、新しい土地の図書館づくりに取り組むあの人のことが思い浮かんでお勧めしてしまった。
ある町に、その町の本屋を作ること、〈みんな〉のための本屋ではなくて。町の人の生活と身近な場所にありながら、そこに住むある一定の趣味や志向を持つ人には支持される品ぞろえをしてその人たちが興味を持つようなイベントを提供すること。この覚悟が大事なんだろうな。
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2017.2月。
ああ。すごい。こんなにちゃんと明かして見せてくれるのか。辻山さんの誠実さや真面目さ、本に対する気持ちが前面に現れた本。本屋をやるにはここまでしないといけないんだなと頭が下がる。背筋が伸びる。本屋、おもしろいなあ。自分もきちんと丁寧に誠実に仕事をしていかないと。
考えて。軸をブラさずに。
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上野ルートブックス
事業とまち
お店の始め方、事業計画書が数字付きで入っているのはよかった。
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駅前に出かけたら必ず1番町の『あゆみブックス』を覗くようにしている。
ここの品揃えはかなり好みが似ていて、欲しいと思った本はだいたい揃えてある。
という訳で、『ここなら置いてあるだろうな』と思って覗いたらきっちり面出しされていたので即購入。
元リブロ池袋の店長、辻山氏が個人の新刊書店を立ち上げるまでの記録。
夢を追いかけるだけじゃなくて、頭の片隅にお金のことを置きながらお店を作っていくのは会社勤めの経験があってこそだろうなぁ。
こんな書店が近くにあったら生活がもっと豊かになるにちがいない。
http://www.title-books.com
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読みやすい。
言葉がとてもわかりやすく、読んでいてストレスを感じなかった。
一度お店にもお邪魔したことがあるので、その時の情景を思い浮かべて楽しむことができた。
この本に出会うことで、新たに読んでみたい本も出てきたし、またいつかTitleさんにもお邪魔したいなと思った
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荻窪の本屋さん【Title】のできるまでと、今、これから。
淡々と語られる様子が、すごくいい。
なんだかとても優しい空気がある。
本屋にとって大切にしたい事が散りばめられた本だ。
色々大変なんだろうけれど、すごく羨ましい暮らしを見た。
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ていねいに手を抜かずに、真摯に仕事をする
ことの教科書でもある。
こんな人がいてくれてよかった。すてきな本屋を開いてくれてよかった。
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東京・荻窪の幹線沿いに個人新刊書店を開いた店主による主に本屋を始めるまでの記録集。比較的わかりやすく読みやすい文章で全体的に落ち着いたトーンで書かれている。新刊書店を何かに置き換えてもヒントになるような本。
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広義、狭義問わず『本屋論』というものが注目されている。
それは何故なのか。考えさせられる。
一つは本屋には人生に必要な事が詰まっているから。
現代のインターネットにおいては汎用性のみが重要視されます。
Amazonの高評価の本だけが読まなければいけない本なのでしょうか?
まとめサイトよろしくどれだけ労力をかけずに大きな利益を得るかが
最重要課題、最優先事項とされています。
ですが本というメディアは読んでみなければそれがどう活用できるかわかりません。
一つ一つ積み上げるしかないのです。
その積み上げたものがあまりにきれいだったので
私も使ってみたい、真似してみたいというのが
注目されている本屋論の一因だと思われます。
ただそれは一長一短で真似できるものではありません。
巻末の誠光社・堀江さんとの対談では
まさにその真似をしたい人が話しかけてくるが
何をしたいかイマイチわからない。
質問の内容もどこで修業すればいいですか?
インターネット販売は儲かりますかなど
それはやってみないとわからないし
あなたがどれに当てはまるかは今の時点では何とも言えない。
修業はどこでもできる。何を修業と思うか、やり方次第。
置かれたところで咲きなさいなのである。
いい読者である必要性は全くない。
もっと読書は自由であるべきだ。
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20170724 話題の店主の本なので買って見た。新刊書店を新しく始めるという事がどういうことか分かりやすく書かれている。安易にこんな本屋を開きたかったという人も一読する価値はあると思います。
今度、お店に行って見ようっと。
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このご時世に本屋を開こうなんざ、なんたる狂気!大手でさえ撤退が相次ぐ中、まさかの個人経営、しかも新刊書店だなんて。よく取次が契約してくれたものだ。
著者の方は長年リブロで働いていたとのこと。いまは三省堂になってしまった池袋リブロの営業終了とともに会社を退職、個人書店の開店に向けて準備をはじめる。
場所は中央線の荻窪駅から徒歩10分くらい。駅からは少し離れている。荻窪には駅近に大手書店が2店も構え、小さい店も1店ある。そこでの競争に巻き込まれない場所に構えたのはいいと思うが、果たして人が来るのか。わざわざ足を運んでもらえる魅力を発信できるのか。読んでるほうは当事者でもないのにひやひやものである。結論から言うと、いまのところ成功しているようだ。
詳しくは説明しないけれど、夢を追いかけるというような浮ついた思いではなく、しっかりと地に足付いた事業プランをもとに、ひとつひとつ堅実に問題を解決していく。
20年の書店での実務経験は伊達じゃない。
はっきり言うと、この方が会社員時代に培ってきた人脈がものを言っている点もあるので、全くのド素人が真似をしても上手くいかないと思う。
でもね、巻末にある収支報告書を見てみたんだけど、こんなに儲からないんだ!と驚いた。
開店するのに一千数百万のお金をつぎ込んで、従業員の給与が二人分(夫婦)で月35万(多分税引前だと思うので手取りはもっと少ない)会社としての利益は年で200万を予測しているから、順調にいけば5年で開店資金は回収できるけど、あくまで順調にいったらの話。家賃の月8万は大家さんの好意?相場はもっと高いと思うけど…
これは夢を持っていないとやっていけない。
書店業界で仕事をしてきた人でさえこうなんだから、他業種から脱サラしてやってみようなんて安易に考えないほうがいい。たぶん取次との契約にさえ持ち込めない。
よっぽどのっぴきならない事態に陥らない限り、会社にしがみつこうと思った。
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好きこそものの上手なれ
好きなことを仕事にできたらよい
とはよく言ったものです。
淡々と書かれてはいるけれど、
覚悟が要ったよな・・・。
開店してゴールではないんだよな・・・。
など考えてしまう。
仕事はお金ではない、という人もいるけれど
必要なものだし・・・。
行間を読むことも勝手にしてみたり。。。
踏み出す勇気はすごい。
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不言実行になるか
有言不実行になるか
いつか本に関わることをしたいとずーっとずっと心にとめている
新刊書店で過ごした日々から自身の書店をひらくまでの作者の思いが実直ですじ道が通っている中で、何かを決めるときに直感や感覚も大切にしているそのすべてがとてもひきつけられました