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一気に読みました。栞子さんと五浦さんが一途に愛し合う姿は心が洗われます。今回は五浦さんがかっこいいです(*´ ˘ `*)
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「ビブリア古書堂」の7作目。
前作が2014年12月25日発売なので、2年2か月も間が開いたけど、あとがきを読めば、作者さんはかなり苦しんだ模様。
読むほうもどういう展開だったかうろ覚えになってしまっていたが、相関図がついたり昔を思い起こさせる説明があったお蔭で、何とかついて行けた。
今回は全編がシェイクスピアの稀覯本を巡るお話し。
久我山書房にて書生兼番頭をしていた吉原という男を狂言回しに淡々と進む話が、最後の振り市で一転、目紛るしい駆け引きが繰り広げられる展開はなかなか楽しめた。
吉原の存在が「ヴェニスの商人」のシャイロックを思わすのも余韻あり。
最後まで読んで、この巻で終わりなのだと気が付く。
足掛け7年、途中から1巻目のテイストとはかなり異なった展開となったが、作者の呻吟が想像できる。
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ずっと読みたかった新刊&最終巻。厚みがあって、大事にでも一気に読んだ。シェイクスピアに纏わる回。いままで敬遠していた戯曲に手を出すきっかけになった。
嬉しいことにあとがきによるとスピンオフがありそう。
本が好きなすべての人におすすめするシリーズ。
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一応の完結。無理やり終わらせた感が…。シェイクスピアが読み直したくなる一冊でした。まだまだ謎に包まれた部分もあり、今後のビブリア世界の広がりに期待したいですね。
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……とうとう終わってしまいました(番外編、スピンオフもあるようですが)。最終巻だと思ったら、一気に読むことが出来なくて、少しずつ読んでいきました。シェークスピアの参考文献を見るだけでも苦労されて書かれたんだな、と思いました。栞子さんと大輔くんも幸せになって良かった。
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競りの場面の緊迫感、キャラクターの魅力(栞子さんの可愛らしさ、吉原の「嫌な奴」っぷり!)、そしてシェイクスピアについての蘊蓄、等々。見どころを挙げればきりがない。
ただ、謎解きに関してはあまり意外性がなかった。長年追っていて、所有者でもあるのなら、吉原だって気付いても良さそうなものだけれども…。
ともあれ、きれいに終わったなあ、という感じ。
末永くお幸せに!
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最終巻か~~!!!早くもスピンオフが楽しみw
智恵子サンとの心理戦にドキドキ!
大輔と栞子の恋の行方にドキドキ!!
ひゃぁ~~、心臓に悪いオモシロさ!ww
恋愛に必要なものは多くないけど、結婚生活に必要なものはいろいろあるのよねぇwww
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シリーズ最終巻ようやく読了。
一気に読み通したくて
今日まで読まなかった。
そして今日。2時間で読み終えた。
おおよそ私が物語に埋没してしまう時
気づいたら一冊をあっという間に
読み終えていることが多い。
三上さんの綴る物語には
解明できない得体の知れない力がある。
恋の先行きにも謎解きにも本の魅力にも
私は無我夢中で他のことが見えなくなる。
今作も本当に素晴らしかった。
謎とともに人の心が解れ 霧が晴れてゆく。
からからの喉に流し込むコークのような…
完結したシリーズ全作は 私の宝物。
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タブレットでレヴュー入力するのは意外と面倒。9割方書けてたのに
タッチパネルの変なところに触れたのか、全消去されてしまいました!
主人公のあり得ないキャラに馴れないまま、最終巻、完結ですね。
これまで謎だった人間関係も、一通り明らかとなり、欲望と謀略の渦に
飛び込み、溺れそうになりながらも、見事に泳ぎきりました。
古書の知識を絡めたエピソードは魅力的で、最後まで愉しく読みました。
これ以上を望むのはちょっと難しいかな。 お疲れ様でした。
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ビブリアシリーズ完結。
最終巻に相応しく、内容にも満足。
これで終わりと思っていたので、後日談がこれから出るのも嬉しい。
ラスト、大輔のある言葉に栞子が即答するシーンに思わず苦笑した。
とても栞子さんらしい。
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積読していた6巻を読んだ直後なのですぐに物語の世界観へ没入出来きた最新刊。
物語が始まってすぐの「困ったなー・・・困ったなー・・・」と節を付けて歌う栞子さんの描写に萌え(?)を感じてしまいました、かなりかわいい人です(笑)。
題材がまた本当に実在するのでしょうかと思うような稀覯本を巡り、主人公2人のお互いを思いやるやり取りを含めた物語は相変わらずの心地良さでした。
しかし、最終巻をということを意識し、残り40Pで読み進めるのを止めてしまい他の本を挟んでしまった程、読み終えてしまうのがもったいなくなってしまったこのシリーズ。読むことが出来たことに感謝、感謝で最後は閉じました。また出会った頃の2人に会うために1巻を読み直したいなと思います。
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ブビリア完結編。シェイクスピアの洋書を巡り、古書市の駆け引きが、主人公の栞子と母親千恵子を巻き込みながら、親子の家系解き明かされる。
クライマックスの入札の駆け引きと陰謀にはハラハラ。
そして、栞子と大輔のハッピーエンド。
今回も、洋書ながらその本に隠されたエピソードと復刻版と本物を見つけ出す栞子の推理力に脱帽!、
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【古書と絆の物語は、掛り合い、果てなく続く】
ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく――。
奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった……。
人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。
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舞台風に言うなれば、大団円というところでしょうか。
まるくすっきり収まった。ここまで、いいお話になったので、
お祖母様も、最後まで側に仕えていたあの人も、捨てずにあの本を持っていたのは、憎みきれない何かがあったから、若しくは、惚れる何かいい思い出があったからと思いたい。
スピンオフは出るとのことなので、楽しみ。
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本を巡る執念(稀覯本衒学入門編)と、人間関係における悪意と怨念(昼ドラ的)を、爽やかに味付けしたエンタメ小説、遂に完結。
「あ。だめ。妹が帰ってくるかも」なんつって昼間っからいちゃいちゃし出す脳内ピンク色娘め! と思っていたら、
「あなた以外の誰とも付き合わない。他のどんな男の人も、わたしにはなんの価値もない‥‥あなたを好きなわたしが、わたしという人間」
という名台詞を残すあたり、やはり栞子さんは素晴らしい。(智恵子の「わたしは他人の用意した試験で、人生を決めるのは嫌です。そんなわたしはわたしではありません……いつどこでなにをするか、どう生きるかは自分で決めます」の対になっている)
赤青白から本物を探せなんていう、もはや昔話や寓話のレベルにまで単純化された謎解きが、
きっと作品の内容や時代背景も重ねて見事になされるのだろうなとわくわくしていたら、
なんとスイカの値踏みをするごとく「物理」のトリックになるとは。
肩透かしというより潔い、そうそう本は物体でもあるのだな。
内容は栞子さんが紅潮しつつ教えてくれたらいいのである。