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瀬尾まいこさんの新しい文庫本を見つけてうきうき購入。
温かくて、優しくて、ほっこりする。
いびつだけど、確かな家族と、夫婦のお話。
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結婚目前の女性の前に、兄を名乗る年下の男性が現れる。他人との距離を簡単に踏み越えてくる兄、それを自然に受け入れる和菓子屋の婚約者家族。「やっぱりこれも」「だろうな」感は否めないけれど、あたらしい形の家族の話。
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思い描いたとおりに生きなくたって、自分が幸せだと感じられることが一番だ
思い描いたとおりに生きなくたっていい。つらいのなら他の道を進んだっていいんだ。自分が幸せだと感じられることが一番なんだから。
春、戻る 瀬尾まいこ
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結婚前の女性に突然年下の兄ができる話。
若くして結婚できるに越したことはないけど
歳をとってからの結婚も悪くないよ。
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何だかほっこりするから飛行機の中で読みきります。家族というか人との関係のあり方を優しいタッチで書いてくれるので優しい気持ちになれます。少しワンパターンのようにも感じられ、飽きがくることもありますがある意味裏切られることもありませんので、これはこれでありだと思います。
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瀬尾先生の書くストーリーは、予想の斜め上を行く感じがある。
初めて読んだ『幸福な食卓』もそうだったけど、度々「え?ええー!?」と予想を裏切られながらも、それが強い快不快には繋がらず、ほっこりしたり、しんみりしたり、柔らかいきもちになることが多かった。
今回も、結婚を控えた主人公の前に突如現れた、10歳は年下の「おにいさん」の存在は、強烈だ。
でも、妙なくらいの兄っぷりに、なんだか「年下の兄なんて、おかしい」といういがいがした気持ちはほどかれてしまう。
血の繋がりとか、年齢とか、全く関係なく、妹のため奔走する「おにいさん」は、紛れもなくおにいさんだった。
こういう家族のかたち、うらやましい。
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結構を控えるさくらの前に、突然現れた年下なのに兄と名乗る男。何者かも目的も分からないが、何故か憎めない雰囲気を持ち、周囲にも馴染んでいく。瀬尾色満開のウェディング・ハートフル・ストーリー。
今までの瀬尾さんの作品にはない不思議な設定に最初は戸惑うが、いつの間にかおにいさんのムードに読み手もはまってしまう。誰にもトラウマになる失敗があり、引きずったり隠したり、解決を先延ばしにしたり。でも誠意がある人には、見守る人が必ずいる。今この瞬間が嬉しくなる作品。
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瀬尾まいこの本が好きだ。この本もふわりとあったかい気持ちになれる素敵な本。あり得ないような設定で始まるけど最後にはほっと納得できる。登場人物がみんな一生懸命に。そして丁寧に、生きているのがとても好き。お料理シーンも楽しめた。
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久々に本屋さんで買ったわ…てくらい、待ってた瀬尾まいこさん。
古本屋探す手間なんてかけたくないくらい待ってました。
これの前に読んだのが「僕らのご飯は明日で待ってる」で、それが私の中であまりにもヒットしなかった(ほんとに瀬尾さん作品?と思うくらい)んで、待ってました、こういうの、て感じ。
私の好きな瀬尾まいこさんが詰まってました。
あり得ない設定なんだけど、それが許されてて、読み終わってほんわかするのは、やっぱ瀬尾さんですね。
ヒロインがヒロインらしくない(「強運の持ち主」もしかり)とこもすき。
「僕らのご飯は~」が映画化されてましたけど、私なら絶対こっちを推すなぁ。
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結婚を控えた主人公のもとへ、兄と名乗る12歳年下の見知らぬ男が訪れ、世話を焼こうとする、という奇妙な場面から始まる小説。読後感は暖かで爽やか。悪人のひとりも登場せず、とても読みやすいけれど、人物描写は少し物足りない。
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瀬尾まいこの作品はほんわかしているものが多い。これも、現実で考えたら、え?って感じなことなのに、なんとなくふわっと受け入れている主人公がいる。そしてどうなるんだ?と思って読み進むと最後に納得。でもせっかくふわっとした状況なのだから、現実ももう少しふわっとほんわかしているとよかったな。超現実的な感じがした。というか現実はそれでいいんだけど、理由をもっと前面に出せば、その現実が主人公を包み込んで守ってる感になったんじゃないかと思う。
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2018年初読了本。
安定の瀬尾まいこ作品。
さくらとおにいさん、団子屋の関係性が心地良かった。
団子屋ほどの度量の大きさ持つ人って実在するのかしら。
辛く苦しかったはずの過去も今振り返ってみると、楽しかったことも確実にあったはずで。全てを嫌な記憶として追いやってしまうのではなくて、そんな過去も微笑みながら回顧できる人生を送りたい。
「思い描いたとおりに生きなくたって〜」のところは心強い言葉。
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一度読んだのにまた忘れて読んだしまった。
しばらく読んで、思い出したが最後が気になり結局読んでしまった。
それにしても良い本は何度読んでも良いもんだなと。山田さんへの思いがとても良かった。
泣けた。何故かとても泣けた。
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瀬尾まいこさんの作品は、いつも私の常識とは少し外れたところから始まる。しかし、それに疑問を抱くことなく、すっと入ってきて心地よい柔らかい風が吹いたような感情を抱く。凝り固まった考えを、押し付けるのでもなく、熱く語るのでもなく、さらりとほぐしてくれる。
自分の体験と少し被るところもあり、何度も胸が熱くなった。
登場人物はみんな人として、優しい考え方を教えてくれる。例えば山田さんの恋人を大事にしてる人は自分にとっても大事な人と、さらりと言えてしまうのは本当にすごいことだと思う。私はそんな風にきっと言えない。
瀬尾さんはいつも、いろいろな家族があって、それでいてその家族の良さを感じさせてくれる。そんなところがとても好きです。
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身内は両親と妹だけのさくらと、そのさくらの兄だと言っていきなり現れた年下の男の子お話。
しばらく、一緒にいるとさくらの心の奥にあった、兄だと名乗る男の子の記憶が徐々に鮮明になってくる。
ときどき、ニヤリとするような場面があったり、美味しそうなご飯の場面があったり。
まさにどんぴしゃの小説だった。
今の自分の心にしっくりくる言葉がいっぱいでまさに、勇気をもらうではないけれど、暖かくなれる小説でした。