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史上初の女性総理が誕生したが、その時をして荒川上流での氾濫。円の大暴落が続くパニック小説?次々と難題が降りかかってくるが機転と人脈などにより切り抜けていく様はすごい。
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昨今の急激な円安で懸念しているのが国債の事なので、期待して読んだのだが。
著者は経済の専門家だと思っていたが、余りにガッカリな小説だったので、少し調べた。そしたら、政府税調委員・NHK経営委員や社外取締役もJT・リクシル・日本取引所グループ・三菱自動車と錚々たる経歴。個人的な印象は自民党系の提灯持ち経済通的な人みたい。しかもリクシルにおける創業者一族とプロ経営者とのお家騒動においては創業者側に加担しているようだ。
日本初の女性総理が誕生した途端、関東にとてつもない量の雨が降り、荒川水系が氾濫。そして日銀の債務超過疑惑により円暴落。この状況を受けて日本国債の行方にも大不安到来。で、元々金融の専門家である女性総理の手腕が問われる。
まず、一日でドル円が50円以上円安になるのがリアリティ無さ過ぎ。そしてなんとこの総理の国債暴落回避手段は中国にまとまった提灯買いをさせることにより回復させるというもので、しかも中国のモータリゼーション拡大が、環境破壊をもたらし、ついては日本の環境に優しい自動車技術を中国が是非手に入れたいと考えている…。東京のゼロメートル地帯が完全に水没したのに、役人らの活躍で死者僅か6百数十人と奇跡的な結果に…。と、どこまでも非現実的な空想小説。
うーん?これが書かれたのは読売オンラインで2016年と少し前であるが、現在自動車は世界的に電気自動車にシフトされているし、日本のコスト高且つ大重量のハイブリッドエンジンなど見向きもされていない。そもそも中国はテスラを超える勢いで電気自動車メーカーが急伸している。随分幼稚な日本スゴイ系小説の一種で、見当違いも甚だしい話。
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豪雨で荒川が決壊、東京都心が洪水に襲われる。その夜、「日銀の債務超過」というニュースが流れ、円と国債が大暴落――。初の女性総理・三崎皓子はこの危機から日本を救えるのか?
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幸田真音さんの経済小説、政権与党をよいしょしながら、政治経済を物語として紡いでいく。作者の才能は評価するがちょっとたるい感じがする。
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ちょっと前に読んでレビュー忘れてました。
政治家を悪者扱いしないところが良かった~。東京の水害リスクに目を向けたところも良い。今の金融政策が崩れていくシナリオも分かりやすく書いてくれてありがとう。
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暴落を超越した強烈な下げ「ガラ」に女性総理が立ち向かう。党を越えての選出,初の女性宰相,東京を襲う大洪水,極めつけは歴代政権の金融政策のつけによる国債の大暴落…。ちょっと盛り過ぎだが安全圏にいながらご意見番を気取る無責任な政治家やマスコミとの違いは際立つ
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日本初の女性総理の組閣は、首都東京の大洪水と日銀の信用不安という幕開けから始まる。この国が、いかに脆弱な自然環境基盤のうえにあり、この国の財政が次世代以降にツケを回すだけの脆弱な財政基盤のうえに成り立っているのかを警告してくれる良質の作品になっている。
小説の主人公のような総理が現れないと、ほんとうにこの国
は、人災により沈んでしまうかもしれないことを実感させてくれる小説。
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「スケープゴート」のあの辣腕三崎皓子が女性総理となり、現代でも今後想定される自然災害や財政危機問題を取り入れテンポよく読みごたえあり。現実も口先だけで自分は何も行動せず批判には弁のたつ評論家と野党と年寄大臣、ネガティブを大きく取り上げるアホなマスコミ、女をアピールする勘違い女性大臣は、皓子や由起子や新倉のように「漢気」をもって事に当たってほしい。
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元債券ディーラーであった、この本の著者の幸田女史によるもので、今から15年以上前にだされた「日本国債」という本を読んで、日本政府の債務がどんどん増えていることを知ったのが思い出されます。
この本は今年(2017)三月に単行本化されたものですが、初出は2016年にネット上で公開されたものの様です。この本では、大学教授をしていた主人公(女性)が財務大臣として招かれて、その後、官房長官を経て総理大臣になったところから始まります。
総理就任早々に、自然災害(台風による大雨)と、突然の円安、国債暴落にいかに対処したかがポイントで、彼女の昔の財産(経験と人脈)を活用して素晴らしい対応をして乗り切る、というストーリーです。
この本でも既存メディアは、後出しジャンケンのように批判するばかりですが、一方で、外国メディアやネット、ケーブルテレビ等では正当に評価する、という面も描かれていて、現代の状況をよく表していると思い楽しく読ませてもらいました。
日本の危機を救ったのは、理論や決まりきった手順書ではなく、周りの協力を得ることを最大限努力しながら、最後は自分の強み(経験とそれに裏打ちされた人脈)を活かすことにあると痛感しました。
台風・大雨で家を流されてしまった人達の対策として、通常ならばある程度時間をかけて仮設住宅を建てるのが常道なのでしょうが、この小説では、日本の船舶会社が持っている客船を仮住まい、として提供されていて、素晴らしい発想だと思いました。実際の災害の時に、役立ててほしいなと思いました。
さて、本日は台風が迫っている中、平成に変わる次の時代を左右することになり得る、衆議院選挙の日です。自民党が大勝して、公明党と連立しながら、日本も少しずつ変わっていくような気がしますが、果たしてどうなるのでしょうか。今日の夜は選挙速報を観たりして、夜更かししそうです。
2017年10月22日作成
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ついに総理大臣となった三崎皓子。
大洪水と円の暴落をうまくかけあわせて題材とした。その視点はなかなか良い。
異国の設定と思って読むとそれなりに楽しめるけれど、たとえば日本沈没ほどのインパクトもスリルもない。
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2019.06.22
文句なく面白かった!危機管理、2011.03.11を思い出す。あの時は辛い決断をした。その時を思い出しながら、三崎総理の動きに感銘しながら一気に読んでしまった。最高!
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女性総理が首都圏に発生した未曽有の大洪水と国際金融市場の日本円大暴落の同時発生の難局に立ち向かう
洪水の場面は、以前読んだ高嶋哲夫「東京大洪水」を思い出させる
女性総理については、最初、ギブアップした原田マハ「総理の夫」に似ていて、なかなか読み進められなかったが、途中から映画のようで一気に読み終えた
野党や世論の描写が、今起こっている新型コロナに余りにも似ていて苦笑、但し政権については似ても似つかず現実がどう客観的に見ても無能で擁護できないところが悲喜劇
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幸田作品は20年前手にした日本国債以来。あっという間の20年だけど、借金は膨大に!パワーアップして災害に金融危機に誘拐もどきと、息つく暇もないてんこ盛り。多少の「有り得ない」は愛敬。問題先送りのこの国への提言も的確だけど、政府内で審議会委員務めてもダメだったんだ…。
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誰からも好かれる、誰からも応援されるってことはないんだよなぁ。どれだけ、協力してくれる人がいて、その人たちを信用できるか、なんだろうか?
えらくなるほど、目立つほど敵が多くなりそう。
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面白い!今まさに起きそうな災害をテーマに女性総理の活躍が描かれてます。土木に携わる者としても非常に興味深い内容です。