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大手自動車メーカーの「事故隠し」を巡る、三つ巴の、虚々実々の攻防。新聞記者、総務のエース、内部告発者、それぞれの正義――話題の「自動運転」のリアルに迫る経済エンタメ長篇。
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企業小説。堂場さんの作品はだいたいは好きなんだけど、多作家なので、時々私にとってはハズレがあるけど、しょうがないかな。しかし、こう云う酷い会社って今もあるんだろうか?あったら、イヤだなあ・・・
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「企業の〈失敗〉に対し、男たちは如何に動いたか」
大手メーカーのタチ自動車は、自動運転技術の開発に取り組んでいた。政府の自動運転特区に指定されている千葉・幕張での実証実験中、実験車両が衝突事故を起こす。軽微な事故ということもあり、警察は発表しなかった。ところが数日後、この事故に関するニュースが東日新聞に掲載される。東日新聞社会部遊軍キャップの畠中孝介に情報を流したのは、いったい誰なのか? トラブル対応時の手際の見事さから社内で「スーパー総務」と揶揄されるタチ自動車総務課係長・伊佐美祐志を中心に、「犯人探し」のプロジェクトチームが発足するが……。 「事故隠し」を巡る人間ドラマ――話題の「自動運転」のリアルに迫る、最新で渾身の経済エンタメ長篇。
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自動運転の開発中の事故、事故隠し、警察と企業との癒着、内部告発、社内の対策の方向性、取材する新聞記者の立場、などなど、要素が盛りだくさんである。自動車会社の総務課の伊佐美には、情報提供者がおり、新聞社の畠中にも当然ネタ元がいる。内部告発者を探し出すことを第一義としたタチ自動車と、同社の方針を良しとしない東日新聞の対決の様子が描かれる。畠中のネタ元が誰かは、割と早い段階で薄々想像がつくが、それが最後にこう言う展開になるとは想像ができなかった。ただ、そこの掘り下げ方がもう一段階深かったら、もっと興味をそそられたかもしれないとも思ってしまう。なんとなく尻切れトンボで終わってしまった感が無きにしも非ずなのである。個人の持つ価値観について、改めて考えさせられた一冊でもあった。
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自動運転システム自動車のお話。
近い将来実現できてほしい。
と思いつつも・・・内容が専門的で途中で断念しました。
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新聞社の次期社会部デスクの描き方はまあまあ魅力的と感じたが、自動車会社の総務のエースと内部告発者はう~んといった感じ。大会社の総務のエースならもう少し世慣れていてふてぶてしいが、細部に拘っていつでも冷静沈着、のはず。内部告発者は影が薄くて全く魅力がない。設定はいいのに全体的に物足りない。堂場瞬一ってやっぱりこんなもん?
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終わり方がどうも納得いかない。有耶無耶。
自動運転の実験中に事故が起こった。それを会社は隠蔽したが、新聞社にバレる。
スーパー総務と言われている伊佐美が調査するが、結局わからない。
(伊佐美がそんなに優秀だと感じなかった)
読んでいると最初の段階でだいたい誰がリークしたのかわかってしまうので、読むの疲れた。
幼い子供が亡くなったら、もっと打ちひしがれると思うのだが。
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つい最近、移動運転の衝突事故がアメリカであったので、この本の話題は三年くらい先取りしてたんだと思った
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大手自動車メーカーのタチ自動車が、公道での自動運転実験中に車両の追突事故を起こしてしまう。公表をしないでいたが新聞記事となり、会社は総務部の伊佐美を中心に情報を流した人物を探る。そんな中、人身事故を起こしてしまい・・・
企業の情報統制や新聞社とのやり取りなどかと思ったら、国の話まで。個人的には自動運転開発の部分をもっと掘り下げて欲しかった。外資系とは、トヨタとGoogleといった構造だろうか?
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自動運転の開発時に起きた人身事故を隠蔽しようとする会社と内部告発などを情報元としその全貌を暴こうとする新聞社の対立がメインストーリーです。
社会にとって何が正義か?会社にとって何が悪か?
物語が進んでいくが、妙な違和感を最後まで感じ続ける。なんだろう?この納得感のない結末は・・・
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自動車の自動運転技術を走行実験…
ごくごく近未来の本当に起こり得そうなお話。
事故の原因究明よりも内部からの情報漏えいを問題にする企業と、そんな企業体質を問題視する報道との闘いから、最期にはもっと大きな存在が浮き上がってくる。
締めくくり方がすっきりしない。
ちょっとがっかり。
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初堂場でした。まあまあかな。
自社愛のために何でもやる、」とか、社長の一声が絶対だとか、今の感覚では少し古臭い気がする。動機も弱くて。
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あまり釈然としないラスト。
半分過ぎたくらいでXの正体は見当ついたし、予想を覆すような展開もない。締まらない話、が率直な感想。
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帯にもあるけど、新聞記者×自動車会社(総務エース×特別開発室)×内部告発者、の三者三様がいろんな角度で合いまみえ、そこへ警察やお役人が絡んできたり、と……
あたしゃ、人物名をメモとりながら相関関係を把握しましたがな(笑)
内部告発者は、そっかー、その人かぁー、そーだよなー、気がつかないオレがダメだなー、と苦笑するレベルですが。
当然のことながら、三者三様の利権追及の矢印が同じではなくて。
堂場さん!
今回も楽しませて頂きました!!!(笑)
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んー。
何だかなぁて感じ。
内通者は予想外で少し驚いたが、
それくらい。
企業側、新聞社側の立場が違えば、
異なる思想はよく分かったが、
最後はもう少し膨らませて欲しかったかなぁ。
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結末までは面白かった
『誰が何を思って』行動しているのかを
ワクワクした気持ちで読み進めていたが
結末が何とも言えず
隠蔽は悪
と言う大義名分でやりたい放題という印象が残った
・自動運転実験中に起こった2つの事故
・社員の自殺
を隠蔽しようとしたが、内部告発により新聞に掲載された
過去のリコール問題時も隠蔽をしようとしたことがあり社の隠蔽体質は社長が変わろうと残ったままだった
振り回されていた社内のスーパー総務 伊佐美さんが気の毒