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両親を事故で亡くしたことで引き取られた叔父の家でこき使われていたが、叔父の命令で副社長の家出住み込み家政夫をすることになるシンデレラストーリー。勝手な叔父には腹が立ったけど、宗一は普通に良い人だし、一夏が天使だった( ˘ω˘ )でも、家政婦はもっと年嵩のベテランを雇うという選択肢はなかったんだろうか…。ああ、でもそうすると住み込みは難しいからかな…?
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▼あらすじ
両親を事故で失い、叔父の家でこき使われていた詩央。
ある日叔父の命令で、子持ちの敏腕副社長・宗一の家で、住み込みの家政夫をすることに。
最初は互いに警戒し合う二人だったが、一緒に暮らすうち、息子の一夏にも懐かれ、次第に打ち解けていく。
必要とされ大切にされる日々に、初めての幸せを感じる詩央。
時折その初心さを宗一からからかわれて戸惑うが、いつしか彼の瞳は本気となり、色気全開で迫られて?!
***
甘くてほのぼのした作品が読みたいと思い、積み本の中から選んだこの作品。
最後まで割と楽しく読めたのですが、受けが思ってたよりも強気であまり可愛げが感じられなかったのがちょっぴり残念でした。
物怖じしない性格で、初対面でも臆せず攻めに突っかかる点はなかなか男らしいと思ったのですが、攻めの話し相手になっている時のちょっとしたものの言い方に個人的に引っ掛かりを覚える事が何度かあってあまり好感度が上がらず。
あと、二人ともノーマルなのにそんな簡単に同性を好きになるか…?と思いました。
特に攻めなんて、最初はあんなに男同士でそういった関係になる事に拒絶反応を見せていたのに…。
トラウマじゃなかったんかい、とツッコミを入れたくなりました(笑)
要はお互いを好きになるきっかけが弱いんだろうな、と。
第一、攻めは魅力的に描かれているけど、受けは何ていうか、料理を含む家事全般が得意なこと以外あまり特徴らしい特徴がなくて全体的に地味な印象なので、ゲイじゃない攻めが好きになるにはちょっと説得力に欠けているような気が…。
それに、絶対に何かしら仕掛けてくるだろうと思っていた叔父が最後まで何もしてこない事にも若干肩透かしを食らいました(笑)
とはいえ、料理の描写は読んでいてお腹が空くほど美味しそうでしたし、何より攻めの子供が凄く可愛くて読んでて癒されました。
子供や子育てBLが好きな人はかなり楽しめる方なんじゃないかな?と思います。
上述した通り、二人がくっ付く理由にもう少し説得力があれば良かったのと、全体的にもう少しキュン要素があると嬉しいな、と思いました。
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両親を失ってから、叔父の家で理不尽な扱いを受けていた詩央。言い返しても無駄だから。と、叔父夫婦には反抗してこなかった詩央だけど、結構気が強いのが面白い。叔父たちから離れてた後の未来をちゃんと考えているしっかりした感じも。
宗一の家で家政夫をすることになった詩央だけど、他人の家とは思えないほど楽しそうにリラックスして暮らしている詩央は見ていて楽しい。一夏も懐いて、3人で家族になっていっているように見えるのが嬉しくなった。お互いに恋愛対象ではなかったはずの詩央と宗一だけど、お互いにどんどん惹かれていくが自然に思えるほどだった。