ロマン派の音楽家たち 恋と友情と革命の青春譜 みんなのレビュー

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投稿者：ところ点　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

5人の大作曲家、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ワーグナーの相互の関わりを時系列的に読み解いていく新しい感覚の音楽歴史物語で、たいへん面白い。
しかし、彼らはほぼ同時代人だったので、交流や友人関係、ライバル意識などは有ったであろうが、創作された音楽そのものは、彼らそれぞれ独自なものであり、他者の影響を大きく受けているとは思わない（それこそが、大作曲家と言われる所以だが）。ちょっと無理矢理仲間として引っ付け過ぎている感が無きにしもあらずだ。特に、ワーグナーは違和感があるなあ。