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栗山監督のバイブルを読もうと思って。大谷に様々なルールを課して自律心を鍛えさせた、そのもとを知ろうと思って。
みんなに知ってほしい。経済は必ず道徳観とセットで語られるものだということを。
そして、渋沢栄一も日本に良い経済を広めるために、人々に道徳を大事にすることを求めた。
「常識が大事」ってのはシンプルすぎて驚いた。でも、合理的だった。日本が何で宗教もなくこれほどに道徳をもてるのか。そういうところも察することができた。
もう一点驚いたのが、渋沢栄一の考えていること、不安視していることが、21世紀の現代日本にも当てはまるということ。
画一的な教育じゃなくて一握りのエリートを育てて、世界に通用する日本人を育成する必要があること。近代化して技術発展によって高齢化が問題になるから、老人は生涯働いて自立すべきだという考え。
逆かな、社会問題というか、社会の課題ってのはいつの時代も根本は変わらないんだよな。その時代ごとに、時代の特徴にあった問題解決をしていかなきゃあいけないってことを認識できた。
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栗山監督が選手に送る本であり自身も何度も読み返す本と知り購入。
気に入った文章として、
順調だからといって気を緩めず、失敗したからといって落胆せず、常に節操ある行動を心がけるべき
どんな小さな仕事でも軽蔑することなく勤勉に忠実に誠意を込めて1つひとつ完全に成し遂げなくてはならない。
仕事とは地道に努力を重ねれば精通していくが気を緩めると荒んでしまう
人道は忠恕から成り立っている。貧困者と接する時、真心や思いやりの気持ちを持って哀れみの情を持つべきだ
などがあった。
人として大事なことは時代を超えて変わらない。ビジネスにおいてお金と正義が両立できることを立証した本だが、人生の哲学本としても読む価値の高い本である。
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起業家の方、会社を経営してる方向け
豊かになる源は仁義や道徳
道理=人のふみ行うべき正しい道、
すじが通っていること。正論であること。
[デジタル大辞典より]
道理と共に行動する人は栄える。
競争心、警戒心が身を引き締め、成長に繋がる。
誠心誠意、誠を持って自分を律する
人生がうまくいってると、侮りがち。節操ある行動を心がける。
①道理に叶うか
②世の中のためになるか
③自分のためになるか
つねに学問を探究し、精神を衰えさせない
経世済民=世の中を治めて人々を救うこと
千里の道も一歩から
どんなに小さな事でも誠意を持って勤勉に、忠実に行う事。
自信過剰になりすぎない。
揺るがない信念、軸が大事
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■感想
青天を衝けのネタバレでもあるかもしれないので注意。
渋沢栄一がかなりすごい偉人なのに、小中学校の社会の教科書に一度も出てなかったのが疑問。今はもう出てるのかな?
この本には渋沢栄一自身がどういう人物であったかを自分なりに解釈して説明している。ここが「青天を衝け」の吉沢亮さんの演技が間違ってないことがわかる。吉沢亮さんもこの本を読んだのではと思います。
今の若者は〜という文章が度々出てきますが、明治の頃から若者に対して、「今の若者は〜」って言われるんですね。
■名言・実践
論語は決して難しい学問や理論ではない。論語の教えは広く世間に効能があるので、元来わかりやすいものである。
才能の向き不向きを観察して、適材を適所に置かなくてはならない。
正義を断行する勇気を育むには、武術の稽古や下腹部の鍛錬といった肉体の鍛錬とともに、心の修養をしなければならない。精神をしっかりと鍛え、心身が一致した行動に導いてくれる。そこから自信が生まれ、勇猛心が向上する。
ただの肉魂
■不明
唯々諾々、虚飾、利殖、轍、崇高
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上司の紹介をきっかけに購入。ちょっと難しいけど、青天を衝けのあとに読む習慣ができ、少しずつ読み進めています。自分の私利私欲ではなく、みんなのためになるように、力のある人を適材適所におきたいという考えが素晴らしいなと思いました。今読んでも古臭い感じがないです。