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投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロローグの漫画で自分も同じような事があったので気になって読んでみました。
普段知れない世界をみれてよかったです。
電子書籍
あくまでひとりの看護師さんの視点
2018/09/02 14:42
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投稿者:シゲル - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとりの看護師さんと入院患者さん達との日常が淡々と綴られています。
現場ではヘビーな出来事だったと思われることも暖かみのある絵と表現のおかげでじっくりと読み進められます。
個人的に笑えたのは「三角飛び?」と「公開失踪」(公開したら失踪とは言えないのでは…)のくだりですね。笑
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取材を元にしたフィクションでも、これは限りなくノンフィクションに近いフィクションだと思って読んでいました。
とても面白い。人間っていろんな考えの人がいるなあと改めて確認させられる。
これを買った時はものすごく追い詰められてたので、なんだか、いろんな人がいるんだし、あんまり自分で自分を追い詰めなくてもいいんだなって思った。
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2017.4.15読了。
思っていた以上に、と言ったら失礼だろうか…
患者本人に寄り添おうとする姿勢が強くて、自分の心と少しずつ向き合うことができるようなタッチで書かれた本。
症例も人格も様々だし、何かに立ち向かうためでも何かを治すためでもないけれど、今まで言葉にできなかったことはこのことだったのかもしれないと考えさせられる。
心が重くて、助けて欲しいのかほっといて欲しいのか分からない時でも、負荷をかけずに読めます。
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とても心動かされる内容でした。素晴らしかったです。ですが!
確認しなかった私が悪いのですが、主人公は実在する人物ではなく
漫画家さんが精神科の看護師さんに取材して作り上げた架空の人物です。あとがきまでそれを気づかせない演出で、あとがきを読んだあとの虚無感がすごい…
これコミックエッセイじゃないよね…
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良くも悪くも瑞々しさがあって、これはないわーとかこの返しはうまいなーとか、自分は看護師ではないけれど、対人援助職として日々の自分と対比しながら楽しく読むことができた。
取材自体がとても丁寧になされたようなのは個々のエピソードの濃さで何となく分かるけど、(物理的に過心理的にかはともかく)職場で疎外感を感じている傾向にある人に取材源が偏っているかな、とは思った。それでも辞めずにこの業界にいる人達だろうから、話は読ませるものがある。
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患者さんがどう感じているか、ということを考えるきっかけになりました。今後臨床で心の隅みに置いていたら役立ちそうです。
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作者がとにかく冷静。精神科ナースとして必要なことがいろいろ散りばめられている。患者をきちんと人として認識して、ある一定の距離を置いて接することのできる人だなと感じた。
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すごく読みやすい。
たしかに取材を元にして書かれ、実体験ではないかもしれないが、考えるきっかけとしてとても良いと思う。
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コミックエッセイだけど、あとがきを読むと、著者の方が精神科ナースなのではなくて、精神科のナースの方を取材して書いた本。
中身は、ナースがなぜ「精神科ナースになったか」よりも、どんな方が入院されていてその方々の心の中身を描いている。精神科の患者さんはやっぱり思ったより身近で、入院するも一般の生活送るのもそんな大差ないな、と感じた。どういう接し方、捉え方をすればよいのかの勉強にもなる。続編希望。
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ずっと以前に、雑誌で連載されていたときにも興味深く読んでいた。
精神科で過ごす人は、どのような人なのか、内部はどのようになっているのか、看護師さんと医師はどういう人でどういう対応をとるのか。
こういうことは日常、なかなか知ることができない。この作品でその一端に触れることができた。
看護師も医師も普通の人だし、精神科にいる患者さんも(この作品の中にいる人という範囲では)普通の人の域を出ないように思えた。そういう意味では、精神科と日常の世界というのはほとんど境界のないものであり、いつ、誰がどちらに行ってもおかしくないようにも思えた。
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借りたもの。
“心”の仕組みに関心を持った主人公が精神科のナースになって、そこで出会った入院患者を通して、心が不安定になる原因あるいは平常心の不思議を垣間見る。
一見、不可思議な動機に聞こえる言動には、患者の心の中で多くの葛藤(彼らの中で筋が通っている理論)があった。
さらにその奥には本人が蓋をして押し殺してしまった感情が渦巻いていた。
境界性人格障害、自傷行為を繰り返す患者の「(本当は無条件に)愛されたい」という願い。
妄想の件は凄かった……かなり主観的なものと思ってはいたが、当事者が無意識に募らせた不満・不安が独特のストーリー(当事者は筋が通っていると思っている)を持つ。
そして妄想の当人を更に苦しめるという悪循環に。
若松組という悪の組織が部屋を揺らすって……鬱の症状で身体が揺れるような感覚があるという話を聞いたことがあるが、その可能性がありそう。
鬱で受診した女性の母子カプセル化(共依存)と、無関心な父親。
家庭環境などに起因し、自身の心に蓋をしたり、それで気力が衰え体力も落ちると悪循環になる……そうしたサイクルが見えてくる。
「身体が具合悪いと心も具合悪くなるんだと思いました」
あるお医者さんの原因は「だいたい血行」というのは的を得ている。
というより、原因が心因性でも血行が良くなることが回復の兆しになることもあるという話とも解釈できる。
そうした精神科の看護師さんたちも大変……
暴れる患者の応対だけでなく、共感しすぎてメンタルをすり減らしているとか……
共感は大切だけれども、し過ぎてはならない。傾聴することは聞き流すこととも違う。
微妙な匙加減のようでいて、大切なのは患者の“内面を客観的に見る”こと。
患者は蓋をし過ぎてそれが何なのかわからなくなっている。
それに“気付かせる”ことが患者の回復にも繋がると、私は思っている。
安藤たかゆき『こころを病んで精神科病院に入院していました。』( https://booklog.jp/item/1/4040677382 )とも併読。
上記とは違い、投薬についての描写は特になかった。
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私の中にもオカシイところはある。オカシイと普通の境目ってどこだろうとか、狂えたらラクなのかもとか思ったこともある。
そんな疑問の世界を少し垣間見したような気持ちです。
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https://library.tenshi.ac.jp/opac/volume/157127
★患者さんのふしぎな行動。実は理由がありました。
精神科の病院に入院・通院している患者さんは、
一見すると「何を考えて、その行動をとるのか」分からないことが多いようです。
しかし、一人一人に理由をきいてみると、
本人の中では「筋が通っている」ようなのです。
この本は、学生が手にとることが多かった本です。
精神科の病院で働く人の気持ちや日常を知りたい人におすすめします。
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『生きたいから生きづらいと死にたくなるんだよ』
胸がギュッてなった。何が狂ってるのか狂ってないのかわかんないってほんとそれって思う。絵はほんわかしてるのに差し迫ったりキツい内容にも触れられていてかつ偏見のない目線で描かれているのがすごい。どの回も。わたしにも、自殺は悪だと言い切るほどの理由が見つからないしわからない。この本はしんどい、、受け入れて生かすことまでいけたらいいな。読めて良かった。余談で、森田先生、リアルで話が聞いてみたい。最後に名前載ってなかったからざんねん。