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メディアリクエスト
期待して読み始めたのに、どこかで読んだ?と思った。ブクログの他の方のレビューで、
if: サヨナラが言えない理由
の改題だと知り、納得。
文庫化のとき、タイトルを変えるのは、どうしてなのでしょう?私のように感じる人もいるのではないでしょうか?
本自体はとてもいいのに、なんともがっかり。
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後悔のない人生というものは存在するのだろうか。すべてに折り合いをつけて逝けたらどれだけ幸せだろう。この物語は不思議だ。もう一つの選択肢がバラ色であったなら、彼らは健やかに逝けただろうか。そう考えると、あれはもう一つの現実なのではなく、安息の地へ向かうための優しい幻だったような気がする。
あらすじ(背表紙より)
神田川病院に勤務する医師の早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、患者の気持ちがわからないのが悩みの種。ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。その聴診器を胸に当てると、患者の“心の声”が聞こえてくるのだ。「もし高校時代に戻れたら、芸能界デビューしたい」―母に反対されて夢を諦めた小都子が目を閉じて願うと、“もうひとつの人生”へ通じる扉が現れる。念願の女優になった小都子だが…。聴診器の力で“あの日”へ戻った患者達の人生は、どんな結末を迎えるのか。夢、家族、結婚、友情。共感の嵐を呼んだヒューマンドラマ。
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大好きな垣谷美雨さんの「後悔病棟」(2017.4 文庫)、とても期待してました。でも、この作品は、2014.11に刊行された「if サヨナラが言えない理由」を改題し、加筆改稿して文庫化したものでした。加筆改稿ってどれくらいあるんでしょうね~。「後悔先に立たず」でした(^-^)
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文春の社長さんが「図書館で文庫を貸し出さないで」と言った先から文庫を借りてしまって、なんか心苦しい思いをしながら読みました。だって、先月から予約してたし、小学館文庫だし……。
今回も、ちょっとSF?ファンタジー?という要素の入った人間悲喜劇で、しみじみしながら読みました。「心の声」が聞こえて、「過去のやり直し」を体験できる聴診器を拾った若き女医が主人公で、長編というより連作短編集っぽい雰囲気です(連ドラに合いそうですが、最近病院もの多いからなぁ……)。
垣谷さんにしてはやや毒が薄いように感じたので、今回は星3。「あら、すみません。まだ回診中だったんですね」と、何かしながら見舞客との会話を聞いていて看護師に睨まれる、という場面の繰り返しは、連ドラなら水戸黄門パターンとして受け入れられるかも?
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キミコ先生がレビュー書いてたの見て購入しました。
フィクションだからね、いいんです。おもしろい設定です。
ただ患者と家族の会話を長く聞く機会はほとんどなくて、回診中は家族は原則部屋の外で待っているものです。
岩清水先生とのラブストーリー的要素ははっきりいって余分だと思います。
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死を目前にした人たちの邂逅。ああすればよかった、こうであってよかった。不思議な聴診器を持つ医師によって引き出される意識。後悔なく一生を終えるというのはどういうことなんだろうと考えさせられる。
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読み始めてから気付いた・・・、
これ読んだことあるじゃん!
どうして文庫化するとタイトル変えるのかな?
まあ前のタイトルも特にいいとは思わないけど、
「後悔病棟」もいいとは思えないけどなぁ
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空気を読めずに心ない言葉を吐いて患者をたびたび傷つけてしまう内科の女医・ルミ子。ある日、中庭の茂みに落ちていた聴診器を拾う。その聴診器を患者の胸に当ててみればアラ不思議。心の声が聞こえてきて、それからは評判は一転、患者の気持ちのわかる医者に。
ルミ子に聴診器を当てられた末期癌の患者たちは過去を振り返り、選択を誤ったと後悔している時へ、想像の世界で戻ることができます。果たして異なる選択をしていたら、悔いのない人生を送ることができたのか。
てっきり感動的な話だろうと思ったら、そうは問屋が卸さない(笑)。けっこう皮肉な人生に苦笑い。久坂部羊のブラックユーモア満載の短編を思い出しました。また、『君の膵臓をたべたい』の「君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択」のくだりを思い出し、後悔はしても、その都度ちゃんと選択してきたということだよねと思ったりも。
こりゃイヤミス認定でもいいかなと思ったら、最後はきっちりいい話。おみそれしました。そうだ、聴診器なんてなくたって大丈夫。
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末期がンの患者を診ているルミ子は、空気が読めない性格もあり、ついつい余計なことを言ってしまう。
悪気はないので、なかなか直らない。
そんな時、病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。
それを患者の胸に当てると患者の考えていることがわかる上に、患者が戻りたいと思う過去に戻ることもできる。
それによって、患者は安らかに死期を迎える。
突然のガン宣告に、こんなはずではなかったとか、もっとやっておきたいことがあったとか、残す家族が心配だとか、誰もが思いを巡らせる問題だけに引き込まれる。
2020.1.18
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余命いくばくかの入院患者4名の後悔している出来事「もしもあのとき・・・」をやりなおしてみたらどうなる?な短編集。
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患者の後悔の声が聞こえる聴診器を拾った医師・早坂ルミ子は、末期ガン患者の心の声を聞き・・・。
誰しも「あのときああしていれば」という思いを死の間際に話しておきたいというのは分かる気がします。さらに過去の分岐点に戻ることもできてしまう。必ずしもめでたしめでたし、とはならないところが面白かったです。
長年心に引っかかっていることも相手側からしたら全く違った、なんてこともあるのかも。
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まだまだ先は長いと思っていた人生が
ここで途絶えてしまうとわかったら、
人生やり直したいと思う人もいるだろう。
あの日あの時あの場所で(・・・歌詞ではない)
あの選択をしてなければと。
後悔を抱えた余命いくばくもない末期がんの患者に、医師のルミ子が見せるもう一つの『あったかもしれない人生』は決して甘いバラ色の人生ではない。
後悔する人は、たとえもう一つの人生を選んでいたとしても、やっぱり後悔したのかもしれないけれど
やり直しのきかない一度きりの人生だからこそ
愛おしく輝くのだろう。
『このパターンね』・・・と思って安心して読んでいると、面白い展開が待っていますよ^^
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なんか既読感があるなぁと思ったら「if サヨナラが言えない理由」を改題、加筆・改稿したものでした。それでも新たな気分で読める内容。自分の人生を、過去をやり直せるとしたら?…結局はどの道を選んでいてもプラスマイナスは同じようにあるだろう、だから自分の人生を肯定しては?というメッセージなのかなぁと思います。
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あなたの人生、片づけます
が良くて、購入しました。
鈍くて、不用意な発言をして患者さんを怒らせてしまう女医ルミ子。
そんなルミ子が手にした不思議な聴診器を使うと、患者の心の声が聞こえ、過去をやり直せる…
知らなくても良かったことや、やり直しをイメージすることで現在について考えさせられることも多く、ずしっときました。
後悔したことと、向き合うのはしんどいこともあるけど、なんか…胸が苦しくなる話と、一筋縄ではいかない人間模様にどきっとしたり。
ルミ子のキャラクターはあまり好きではなかったけど、この作品のフォーカスはそこではないと思ってました。
だからエピローグにはびっくり!
最後に茶目っ気がでてて、びっくりしました。笑
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「今を全力で生きること」の大切さを感じた。
余命が短い患者さんが自分の人生を嘆き、不思議な聴診器の力によって、人生をやり直す。ただ、やり直したとしても自分が望んでいた結果が得られるとは限らない。だからこそ、一期一会を大切にし今を全力で生きることが大切なのだろう。