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創元推理文庫のシャーロックホームズ新訳版も遂に完結。『冒険』以降、「この版を読んでいこう」と決めて7年。感慨もひとしおであります。
100年前の物語ながらも、しっかりとしたキャラクター設定に、今読んでも新鮮なストーリー(あまりに有名であるため完璧な模倣はすぐバレるからか)。古典として楽しむ視点を準備せずとも充分に面白い作品でありました。
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玉石入り混じる感じ。
ガリデブでワトスンが撃たれた時のホームズのうろたえぶりとかイイ。
マザリンの宝石、何か芸風違う。ホントにドイルの書いたもの?
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『事件簿』と聞いたら、中年から老境にかけての日本人シャーロッキアンは複雑な表情を浮かべること必至だろう。
ホームズの冒険談は長編が4、短編集が5つ。9冊でコンプリートできるはず。……はずなのに、ミステリ好きが愛する創元推理文庫版では8冊しか揃えられない。新潮文庫版では10冊になってしまう。おかしな状況が長らく続いていた。
というのも『事件簿』の版権を新潮社が握っていたため、他の出版社は出せなかった。
創元推理文庫で8冊を揃えたシャーロッキアンは、しぶしぶ新潮文庫版『事件簿』を買った。これでコンプリートできるかと思えば、さにあらず。
なんと、新潮文庫は他の短編集から少しずつ間引いた8編で『シャーロック・ホームズの叡智』なる日本独自の短編集を編んでしまった。
『事件簿』から外れた短編は「ショスコム荘」と「隠居絵具師」。たった2つの短編のために『叡智』を買う羽目になった中学生の苦衷を察して頂きたい。残り6編は既読なのだ。
いまの私なら「違った翻訳の味わいを楽しもう」、そうしたオトナの余裕もあるのだが、中学生が乏しい予算で買っている以上、文句の二つや三つ出てしまう。
原作者の死後60年を経て、著作権が消失し、ようやく創元推理文庫版『事件簿』が上梓された。連載時の挿し絵も満載、シャーロッキアン感涙の一冊である。
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シャーロックホームズの最後の短編集。
文章は多少堅苦しい部分もあるが、ホームズの憎めない独善性やワトソンとの会話に引き込まれてしまう。
この短編集には、これって犯罪ではない動物が犯人のものもあり、拍子抜けのものもあるが、「サセックスの吸血鬼」や「ソア橋の怪事件」「ガリデブが3人」は面白かった。犯人宛をする推理小説というよりホームズの探偵読み物。
2023年8月25日読了。
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「高名の依頼人」ジェームス三木、関係のあった女のノートを陰毛と一緒に保管していた。性格、容姿、生殖器などをABC評価していた。いつの時代にもいるものである。人間誰しも功罪はある。コービーブライアントも強姦疑惑があった。真偽のほどはわからぬが。一概に決めつけないことだろうか。