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大阪とアムステルダムで起こったバラバラ事件。登場人物たちの動機。
作中に飛び出す薔薇薔薇とバラバラ。不吉な言葉として最後まで頭の中に残ってしまう。言葉以上に薔薇の赤と人の血を連想してしまう。
誰が異常で誰が正常なのか、異常なのはドラッグの影響なのか。救われない部分も多いけど、めでたしで終わらない小説もたまには良いかな。
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ハッキリとしない結末だけど、ドラッグが登場する作品でもあり、意図的にぼんやりとさせた作品かもしれない。
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幻想的な雰囲気はしっかり伝わってくるけど、やっぱり本格を期待しちゃう。事件の真相はまだしも、バラバラの理由までもがボヤけてしまうと厳しいものがある。
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いつもの有栖川作品とは趣の異なる作品でした。でも、いつもどこかふわふわしているような作風が不思議な感じ。
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大阪とアムステルダムの運河を舞台に進む、タイトル通り幻想的な話。
有栖川先生の中でももう初期のほうの話になっていて、なかなか手を出せていなかったので、再文庫化で書店にどどんと展開されているのが有難かった。
主人公がふらふらしているのが若干いらっとするものの(笑)、異国感・運河・ドラッグ・恋・バラバラ殺人…と、読んでいるあいだ、本当に運河をふわふわ進んでいるような浮遊感を味わった。
逆に、舞台が大阪になったときの身近な感覚とのギャップ。話としては決して好きなタイプでは無いけど、独特の感覚だった。
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ばらばら。最初と最後、まんなかをつなぐキーワードは、ばらばら。
終始一貫して救いのない話。読みやすいけどさわかな読了ではない。
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初めての有栖作品だったけど、何が何だか…
村上春樹の話に出できそうな、意識高めの鼻持ちならない奴らがやたら出でくるなと。
んで、何で事件が起きたのか、犯人は誰だったのか、恭介の小説なんだったんだ、なんで美鈴自殺したのか。
詩人が自殺したのも意味わかんないし、納得いく部分がまるでなかった。
導入が長すぎたし、面白くなってきたと思ったらもやっと終わる。
やはり自分は白黒はっきりする話が好きなのです。
懲りずに有栖さん読んでみます。