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安西先生、3年半の連載、おつかれさまでした
毎話、楽しませていただきました。安西先生の人間力の高さに触れる事で、ほんのちょっとではありますが、自分の器をデカくし、形も整えられたように思えます
正直なとこを申しますが、殿堂入りには至りませんでした。けど、面白かったのは事実であり、感謝の念があるからこそ、このレビューを書かせていただいております
この完結巻を読んで、改めて、自分の夢を一日でも叶える為の努力を惜しまないようにしよう、と決意が固まります
私の夢というか、なりたい職業、それは小説家。その為に、現在、コツコツと「小説家になろう!」に拙作を投稿しております
当然ながら、書籍化の望みは1mgもありません。けど、自分の小説が書店に並ぶ光景を想像しながら、ウンウン唸りながらも、自分の想像力から生まれてくる「何か」を文章にしております
小説を書き続ける気力を維持してくれているのが、イイ漫画を読んで得た感動。もちろん、この『鋼鉄漫録―メタ★ろっく』での感動や、安西先生に対する尊敬も含んでいます
不遜が過ぎる、と言われるかも知れませんが、自作の挿絵をお願いしたい漫画家の一人が、安西先生だったりします
『烈火の炎』、『M:AR』、『MIXIM☆11』、そして、この『鋼鉄漫録-メタ★ろっく』と連載してきた事で、安西先生は「基本的に何でも描ける」漫画家として成長しています。アクションも、ラブも、コメディも、下ネタも、シリアスも、グロも描ける、そんな安西先生が、もし、挿絵を描いてくださったら、私の小説がより良いモノになってくれる、と信じているのです
もちろん、これは妄想に過ぎません。けど、何もしなかったら、妄想のままですから、実現できるように努力します。したいのです
そんな、お前のキャラじゃないな、と友人に言われそうなやる気をくれたのが、この『鋼鉄漫録―メタ★ろっく』なのです
ある意味、この日記のような作品が一番に、安西信行って漫画家、人間、男がありのままに描かれ、表現され、浮き彫りにされていたように思えました
欲を言えば、もうちょい長く連載してほしかったです。月刊まんがライフMOMOは最高品質の四コマ漫画が揃っていますから、中堅の作品が抜けたところで、いきなり崩れるほどヤワじゃありません。でも、寂しくはなってしまいました
終わってから、しみじみ、安西先生の喧しさが、MOMOへこれまでにはなかった魅力を培わせていたんだな、と気付けましたね
もう一度、言いますが、私は小説家になって、挿絵を安西先生へ依頼する気満々でおります。なので、自己中心的な我儘であるのは百も承知でお願いしますが、その日まで、漫画家として頑張ってください
どの回も面白かったですが、特に印象に残ったって意味では、やっぱり、最終漫録「LIKE A ROOLING STONE」でした。安西先生らしい、前回からの空気の引っ繰り返し方と、作品の〆でした。別れなきゃ、嬉しい再会もできません。安西先生、また会いましょう。今度は、どんな安西先生に会えますかね?
この台詞を引用に選んだのは、藤田魂を継承したからこそ育まれた安西イズムを感じる熱いコトバの中��も、特に私の心に刺さってきたので。刺さるだけじゃなく、容赦ない回転を加えるあたり、安西先生の言葉らしいです。安西先生は、死ぬとき、泣きたくない、と思うような経験があったからこそ、「当たり前」の事にちゃんと感謝するようになったんでしょうね。やはり、安西先生の人間力、高ぇ。そんな安西先生よりビッグな藤田和日郎先生は、もっとパねえ