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読んで損はなし。知ってることより、学ぶこと。ルーキーは最大限まわりを活用し、最大限学ぶ。
経験を積むと、評価を恐れるようになったりと停滞するリスクは高まるが、コンフォートゾーンからでることで、ルーキースマートを持ち続けることは可能なのだと背中を押してくれる本。
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書名だけを見るとルーキーが組織に及ぼす好影響を書いているようにも見えるが、そうではない。
ルーキー・スマートとは学んだことを捨てて新たに学び直すことを厭わない人の思考と行動のあり方を指す。
ルーキーの示す行動パターンは4つに大別される。
1.バックパッカーモード。重荷を背負っていないので、身軽に新しい世界を探索する。
2.狩猟採集民モード。どう行動すべきかかわからないので、周囲の状況をよく理解しようとし、他の人にアドバイスを求める。
3.ファイアウォーカーモード。火渡りの儀式をするように慎重に振る舞いつつ素早く動く。
4.開拓者モード。地図がなく過酷な土地を進まないといけない。潤沢な資源がないので、必要最低限のものを満たすために物事をシンプルにし、最も重要なニーズを満たすことに集中する。
今までの経験が実は弊害になっていたりしないか。ルーキーの行動パターンはその障害を取り除き、よりよいパフォーマンスに導くと説く。
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https://bnl.media/2018/03/BNLBooks-VOL4.html?utm_source=mailmagazine&utm_campaign=201804&utm_medium=email
■変化する環境と、苦境に立たされるベテラン
①情報の大量化:膨大なデータからいかにして知識と洞察、そして知恵を引き出せるかが課題になっている。
②仕事のサイクルの加速:自動化、生産性向上ツールにより、同じ時間で処理する量を増やすことが求められている。学習のサイクルも加速させなければならない。
③知識の短命化:新しい発見がなされるペースも、知識が古くなるペースも加速する。「知識がある」ということは以前ほど価値をもたなくなった。
★これからの時代に重要なのは、他の人の知識をうまく活用する力
■ルーキー・スマートとは、ルーキーのときによく示す思考や行動パターン。
ルーキーの強み:物事に対する先入観がない。経験がないため、先輩や専門家からの助言を熱心に求めるうえに慎重である。上司などの関係者にこまめに進捗を報告し意見を聞く。
①バックパッカーモード
身軽に新しい可能性を試す。既存の成功パターンにはまり込まず、目の前の現実に適した新しいやり方を模索することができる。
②狩猟採集民モード
周りの状況を理解しようと神経を研ぎ澄ませる。周囲にアドバイスを求め、できるだけたくさんの情報を集めようと努力する。
ルーキーはベテランに比べて平均5倍の数の専門家に接触しており、その結果、課題に対処するためのアイデアや資源を多く得られる。
③ファイアウォーカーモード
ルーキーは自信がないため慎重に物事を進める。その一方、知識の不足を補うために素早く行動する。
④開拓者モード
状況に応じて柔軟に対応する能力が求められる。また、潤沢な資源がないので、物事をできるだけシンプルにとらえ、最も重要なニーズを満たすことに集中する。
ひとりの人が複数のモードをもつ場合もあれば、その時々の状況によりけり。ルーキー・スマートは、年齢や経験で決まるわけではなく、精神状態に左右されるのである。経験を積んだベテランであっても、ルーキーの思考パターンを身につけることは十分可能。
■ルーキーの思考様式を取り戻す3つの方法
①クビになることを恐れず行動する:あれこれ考えすぎず、直感的に正しいと思うことをしてみる。
②決まったひな形を捨てる:自分の行動を型にはめるアンチョコやひな型は捨てたほうがよい。そのほうが自分の思考を毎回最新のものにアップデートできるだろう。
③アマチュアと仕事をする:経験豊富な仲間たちではなく、ルーキーと仕事をしてみる。そしてルーキーがどのように仕事をするのかを観察し、彼らから学ぶのである。
■停滞感から抜け出す方法
仕事量に対して挑戦しがいのある課題が少ないことが原因。課題が困難であればあるほど、仕事に対する満足感は高まるという。
①思考パターンを変える戦略:「自分は正しい」という考えを捨て、何でも一から学ぶ気持ちになってみる。「自分には知識がない」と認識することから新しい挑戦は始まる。
②環境を変える戦略:自分が「快適ではない」と思う環��にあえて身を置く。自分が安心できるエリアから一歩足を踏み出すことが重要だ。
③適切なスペースを選択する戦略:大きすぎる目標に挑戦して失敗すると、その経験がトラウマとなって新たな挑戦に二の足を踏んでしまう。小さなことから着実に進めていくのがよい。
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自身の職場に異動してきた人が新鮮な発想とともに活躍するのをみると、凄く納得出来る。こうした人が、ルーキー・スマートであり続けられるかが、課題。
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・求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門を叩きなさい。そうすれば開かれる
・険しい山を登るのは骨が折れる。だが、その旅を終えたときに得られるものは、目をみなるほど大きい
・自分の行動を型にはめるアンチョコやひな型の類いは捨ててしまおう。そうすることで、ほかの人たちに新鮮なアイデアを聞かせ、みずからの思考も刷新できる
・前年の自分を恥ずかしく思わない人は、たぶん十分に学習していない
・手ごわい課題は小分けにせよ
・身の丈以上の課題に挑む
・半分エキスパートになる
・常に自分を問題に縛りつける
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しばし、ルーキーはベテランを凌駕する目覚ましい成果を上げる。
この現象を調べ上げ、コンパクトにまとめた刺激に満ちた素晴らしい書籍。
ルーキーがすべての場合で活躍できるわけではない。適切な環境下であれば、大活躍し、高い成果を上げることができる。例えば、新しい市場を検索し、イノベーションを行う時や、素早く成果を上げる必要がある時や、複数の正解が存在するような時が、それにあたる。一度のミスが致命的になるような場合には不向きであり、その仕事をルーキーには任せないほうがよい。
ルーキーとは入社間もない新入社員のみを指しているわけではない。経験を重ねてもルーキーと同じように行動し、同じような成果を上げるベテランもいる。永遠のルーキーと本書では表現している。
ルーキーの思考パターン、行動パターンを大きく4つの際立った特徴別にベテランと対比して、我々も、ルーキーに立ち返ることができるひらめきを与えてくれる。また、チーム編成を考えるときにも参考になる。ベテランとルーキー、それぞれの活躍の場を間違えずに組み合わせたり、自らも求められている人材に応じて、ルーキー的な行動に切り替えることも可能となる。
ルーキーならではの思考と行動を身に着けたい人は、本書を手に取り学んでみよう。何かしら得るものがあるはずだ。お勧めの書籍。
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ルーキーの方が良い仕事をすることが多いと記載があり、興味を持って読んでみた。
まだ、読みこなしていないのだが、第1章ではルーキーの良さをこれでもかと記載している。次章以降、ルーキーのパターンを説明している。まとめてルーキースマート。
6章以降で、いつでもルーキースマートを手に入れる方法などを記載し、どんな人、年齢でも大丈夫だと後押ししてくれる。
最後の付録もなかなか役に立つものである。
特に燃え尽き症候群、ベテラン、管理職の方は一読された方が良いものです。今までとは全く違う考え方に驚きます。
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最近,異動があり,今まで経験したことのない部署に異動することになった。こういう異動は比較的多く,特定の業務に精通できずにキャリアを積んできた。これはちょっと一見ネガティブなことのように見える。だけど,そうではない考え方もあるのではないか,そう思っていたところに目にしたのがこの本。
ルーキーにはルーキーらしく活躍する方法がある。ベテランにはベテランの死角もある。というより,そもそもルーキーやベテランとは経験年数の事ではなく,心の持ちようのこと。ベテランにも役に立つという意味では個人的な思惑としては半減なのだけど,そんなことにはこだわらずにまたルーキーとして貢献していきたい。
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読了して感じた事は新人からベテランまで等しく何一つ甘んじる事なく、既存の考えを手放して次へ進み続ける姿勢や考え方こそ賢い人間の特徴であり、リーダーの資格があると言える。
つまりは素直である事が求められる。
居心地の良いところをキープして変化に対応しない人はこれに該当しない
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【総評】
素晴らしかった!
(好奇心+謙虚さ+遊び心)×計画性=ルーキー・スマート
このマインドをいつでも持ち続ける自分でいたい、と強く思える1冊だった。
チームづくり、マネジメントや経営側へも言及があり、自分の人生において大切な本になった。
【学び】
[自身]
・ルーキー・スマートはマインド。結果を出せるルーキーマインドを持ち続けよ。
・自分の状態を知り、恥じることなく人を頼り、交われ。
・内に籠もってしまえば失敗する。見通しが悪いときこそ人と関わって道筋を一緒に作り出すこと。
[実践すること]
・見知らぬ人と話す
・現場で手を真っ黒にする
・考える日を設ける(日常に埋もれない)
・読書を日常に組み込む(常に知識をアップデートする)
・常にFBを求める
・社歴の浅い人、他部署のメンバーと常に交わる
[組織としてのあり方]
・(好奇心+謙虚さ+遊び心)×計画性 を持っている人を採用基準とする
・マネジメントのあり方を見つめ直す
・常に+1(新しいことを役割に持つ)
・組織メンバーの「やりたい!」「自分に足りない!」の言質を取ってから改革する
・ルーキーを活かすチーム編成
・ルーキーに発言権を与える
【この本を読んで変えていきたいこと】
・計画性×小さな成功を積み重ねる
・現時点のありのままの自分を受け入れる
・他人の知識状態や仕事内容を理解し、そこから常に学ぶ姿勢を持つ
・楽しく仕事をすることを忘れない
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業界15年のキャリアの自分にとって、この本は救いの手だった。あの頃の鮮度(ルーキースマート)を取り戻す為には、環境を変える人間関係をかえる好奇心を持つ謙虚さなど具体的な指南もあって何度も読み返す本だと感じた。
知識の最大の敵は無知では無く「知っている」という幻想。グサグサと刺さる言葉の連発。