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ハードボイルド
2019/07/14 22:39
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
元SPの定年退職したおっちゃん。
両親を殺され、手に持ってたカッターナイフで犯人を殺した小学生。
展開もテンポもいいですね。
結構好きな作品です。
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孫の病気を治すため。自分の復讐を果たすため。殺し屋はまず自分を殺すんだよ。簡単に言い放ったその一言の軽さと重みが凄い。11歳も65歳もカッコイイ。こういうハードボイルドも良いもんだ。
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警視庁を定年退職した元SPの老人と女子小学生のコンビが殺し屋タッグを組んで悪党どもを掃除するハードボイルド。
「海外のフィルムノワールを意識した」とあとがきで作者が言っていたが、まさにそんな感じのクライムな雰囲気。
とりあえず「アリスと蔵六」のような堅物の老人とちょっと生意気な少女のコンビが好きなら読んで損はない。
タイトルのキャンディは美晴、シガレットは雷蔵をさすのだろうか。
やんちゃでおてんば、ナイフも銃も使いこなす肝が据わった凄腕暗殺者の美晴だが、日曜日は友達と公園の野外ステージでダンスの練習をしてたりと微笑ましい。
老人と少女の凸凹コンビが腐った悪党どもをぶっ殺していくストーリーだが、雷蔵と美晴の軽妙なかけあいや、徐々に深まっていく信頼関係ににやりとする。
ポップでキャッチャーな美晴のかわいさと雷蔵のいぶし銀の渋さが、タイトル通り互いの持ち味を引き立てあい、絶妙なコントラストで魅せてくれる。
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定年を迎えた平賀雷蔵が再就職した先は、超高給!秘密厳守!!命の保証もなし!!!謎だらけの仕事に向かった彼は、凄惨な殺人現場で一人の少女と出会う。彼女の名前は涼風美晴。政府公認の暗殺組織“SS機構”に所属する11歳の殺し屋である――。『COPPELION』の井上智徳が描く新境地!手を血で染める不道徳クライムアクション、開幕!!!(Amazon紹介より)