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幸福の源泉は金融資産、人的資本、社会資本の3つで構成される。
また、日本のサラリーマンの特殊性についても興味深い考察をしている。日本では、社員を職種で配置せず、中途採用者だけで組織化されることもない。
職種をクリエイター、スペシャリスト、マックジョブの3つに分類しているところも納得。
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幸福をどう測ればよいのか。これを読んで頭が整理できました。
最終的には、幸福は社会資産(家族や友人などのつながり)でしか得られないのかぁ。
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著者の橘氏の文章は非常に独特のもので、最初に読んだときは衝撃さえ受けたものですが、何冊も読んでいるとそれも慣れてきていつもの感じだなぁというところです。本書についてもまぁそんな考え方もあるなぁということで、自分としては特に読む必要はなかったように思っています。
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幸福の要素分解と、そのあるべき姿、現状の整理が非常に分かりやすかった。引用している文献も多いので結構な情報量飲み込んだ感覚になる。
自分の時間を何に投資するか考えて行動するという基本指針は「僕は君たちに~」に近いものを感じる。不安は分解して潰してしまえば一定の幸福水準は誰でもいけるんだなーと思えた本。
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橘玲さんの本は殆ど読んでるはずだけど、いづれも名著だと思う。3種の資本の有無で8分類した生き方はわかり易い。
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人間は幸福を追求するけど幸福になるようには設計されてないと前置きした上で、幸福になるためには金融資産と人的資本と社会資本の3つが大切と説く。
例えばマイルドヤンキーは人的資本が突出してて、退職後の老人は金融資産だけになる。3つすべてを保持するのはかなりハードルが高いから、1つを失ってもいいように2つ持つことを意識しようみたいな。明快で面白かった。
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著者はよく読書をして、かつ実践しているなあと思う。情報をいくつかの軸でまとめ直すだけ、といってしまえばそれだけれど、それはそれで価値があるのだろうと思う。
難しいことをわかりやすく説明し、理解させるのは、私はなかなかできない。
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幸福度を測る尺度として「金融資産」「人的資本」「社会資本」の3つを設定し、最適なポートフォリオ形成を考えるという視点が面白かった。
筆者は幸福を最大化する為の明確な方針を述べているが、大事なのは読み手が自分自身にとっての効用最大化を考えること。時間という資産は有限かつ平等。これから何を重視していくのか、改めて考えてみようと思う。
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幸せになるには、みたいなふわふわした内容ではなく、幸せに生きるための資産はどんなものがあり、それを安易に手放すとどうなるのか、結構シビアに書かれている。就職して結婚して子供ができたらマイホーム買って…みたいな、型通りの人生を送っているなら、読んでおいて損はない。
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橘玲を読んだ時にいつも感じる切れ味の鋭さのようなものが『幸福の「資本」論』からは感じられなかった。論理の強引な飛躍が感じられてもなお本質をえぐる鋭さを見せつけるのが橘玲のこれまでの著作だったように思うが、本書ではなぜか論理の飛躍のほうが強く印象に残ってしまう。
自分の感じ方、考え方が変わってしまったのだろうか。あるいは橘玲が書くべきことを書き尽くしてしまって、これまで書いたものの出涸らしを振り絞るように本書を執筆したからなのか。
『80's エイティース』で初めて自身のバックグランドについて記した橘氏だが、実のところそ『幸福の「資本」論』のほうが、橘氏の人物像をより映し出しているように思う。
あとがきがにある「自分と似ている人のアドバイスが一番役立つ」という部分は印象的だった。橘玲氏の著書に強くひかれてしまうのは、結局自分が彼と似ているからなのだと思う。それを教えてくれたのは『80's エイティース』ではなくこの『幸福の資本論』のほうだ。
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幸福になるために3つの資本(金融資産, 人的資本, 社会資本)のどれか2つ以上から恩恵を受けることであると説いています。お金で自由を、働くことによって自己実現を、人間関係から幸福を得ることができるとしています。
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幸福な人生の最適ポートフォリオは、金融資本で経済的自立を果たし、人的資本を好きなことに投入して自己実現をはだし、社会資本を家族で強いつながり(愛情空間)を持ち、その他は弱いつながり(貨幣空間)で付き合う人を選べる状態にしておくこと。
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非常なクレバーな分析だが、クレバーすぎて皆ができるとは思えない。感情に翻弄されず、読書と物書きと時々旅行から着々と結論を積み上げていく著者の生活に憧れることもあるが、無駄がない生活はさみしい気がする。
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幸せに至る道は一つではないっていう話。
「金融資産」「人的資本」「社会資本」の3つに分けて、自分に必要な土台設計を考える。
Capter 13の鬱と日本人に関する話で、セロトニントランスポーターが東アジア人は比較的少ないというのは知っていたけど、SS型はネガティブになり易いと同時にポジティブにもなり易いというのは初耳でとても興味深かった。
他の章も全体的に読みやすい上に内容もおもしろく、引用されていた本も読みたくなった。
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「『読まなくてもいい本』の読書案内」を先に読みましたが,そこで取り上げられたテーマについても記載されており,復習になりました。
知人から,安定した職を辞して起業すると聞いたとき,安定した職ではない私は,仕事に不満があっても,それはそれで生活の手段と割り切って定年まで勤務し,仕事以外の時間を自分の好きなことに使うという途もあるのではないかと正直思っていました。
しかし,この本に,仕事は自分の得意なことに全て投資するのがよい旨記載してあるのを読んで,好きでもないが,安定した職にとにかく定年まで勤務するという生き方は,これからますます時代に適応しなくなっていくであろうことが予想され,いち早く舵を切った知人の判断は正しかったのではないかと思いなおすに至りました。
この激動の時代を生きるヒントを与えてくれる本です。