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雑誌「月刊コミック電撃大王」で連載されている仲谷鳰の「やがて君になる」の第4巻です。2018年10月~12月までTVアニメが放送されました。本巻は第10話~第12話に相当。生徒会劇に繋がっていくため、ずっと燈子の心の中で引っかかっている姉の七海澪について知ることの出来るエピソードが多めです。姉の色々な面を知った燈子がこれからどう行動するか。また沙弥香は燈子への気持ちをある程度自分自身で整理しているので大丈夫だとは思いますが、侑が意外とヤバイ気がします。完全に燈子の言葉に縛られてしまっている。
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これまで同様再読。既に何度か読み返しているけど、この巻では生徒会劇の練習が始まって、その内容とダブる形で燈子の葛藤にスポットが当たる。また練習を進める中で、なりたい(なるべき)ビジョンが揺らぐのも良い。
嫌いな私を好きにならないで、好きな(ぼかされているが)あなたを嫌いにならないで、という辺りの感情表現はかなり影響を受けたというか、ツボな部分。劇と現実が重なる中で、今の自分を好きになってもらおうとする布石が打たれる。今回は二人の関係を大幅に進めるというより、深掘りしつつタメの役割もあったな。