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良かった、とにかく良かった。パリの国連機関で働いた経験、パリの生活、そこで感じたことなどをまとめたもの。そこで足掻きながら人生を一歩ずつ進む姿に勇気をもらえる。世界が広がる一冊。
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キャリアのヒントに、と思って読み始めたが、生き方を考えさせられる一冊だった。国連で働く、という多くの人が羨む夢のようなキャリアを「たまたま」叶えた著者は、パリの地で働くなかで、ユニークな人々・価値観と出会い、そして自身の生き方も見つめ直していく。著者の描いたパリという街の懐の深さは、実際に彼の地を訪れた時に感じたこととも重なった。もう一つの物語である、「パリでメシを食う。」と合わせて読むのがオススメ。
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パリの国連勤務とはなんと華々しいキャリア…と思って手に取ったのですが、大組織ゆえの様々な葛藤が綴られていてとても人間味のある1冊でした。
自分に正直に生きる決断をした川内さんはかっこいいなと感じました。
私もちゃんと今日を生きていきたい٩( ᐛ )و
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夢を叶えた自叙伝ですが、本当に映画の様な人生で、川内さんの魅力にあっという間に引き込まれてしまいました。
はあちゅうさんの解説もとても素敵です。
「大きな決断というのは、人から見ると時に突然で、大胆なように見える。しかし、本人の中では、一滴ずつ水がしみ出すように始まっている。その水は、いつか流れになり、小石を動かす。小石とは自分の奥深くに堆積した塊。ふだんはじっと動かないので、気にもとめない。」
という部分が大好きです。大きな決断をするのに大きな石を動かす必要があると思ってしまっていましたが、小石が転がるような一歩でもいいんだと思うとなんだか勇気が出てきました。
そして「私は世界を変えたかったのではない。いつも自分を変えたかったのだ。」という言葉が印象的でした。
国連で働きたい人、行ってみたい場所がある人、やりたいこと、やりたい仕事がある人。
今の自分を否定する「変わりたい」ではなく、もっと自分のことが好きになるために「変わりたい」と思う。そんな「変わりたい」気持ちが芽生えること自体が幸せな人生なんだろうなと思います。夢がゴールではなくて、もっと大好きな自分になること。そのために皆生きているのかもしれないと思いました。自分をアップデートさせたくなる、とても素敵な一冊です。
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著者が過去にパリで5年間働いたときのエッセイ本だが、ほんとにそんなことが!と言わせる職場、生活に驚きと衝撃を受けた本。
国連のイメージが少なからず変わると思う。
自叙伝なのに、どこかフィクションのような、うそのような本当の話。
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国連での仕事にすごく興味があったので、仕事や内部の様子を感じられて面白かったです♪
国際色溢れ多様性のある職場ならではの大変さ、面白さを体験してみたい。
川内さんがつけた同僚のあだ名「陰謀追及サルサ男」とか、他にも普段の心の声がもれてるような語り口もツボでした。国連という組織ならではの行事や福利厚生には驚きの連続。羨ましい!
1日だけ音楽解放区のパリ、現代美術スポットでアーティストの生活の場でもあるスクワットへ行ってみたいです。
パリの街の魅力もいっぱい詰まった元気になれる1冊でした♪
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この方の書く文が好きだなぁ。裏表や飾ったところがひとつもなくて、スンと心に入ってくる。
読みながら、小学生の時の夢が国連職員になる事だったのを思い出した。あの時は努力すればなんでも叶えられる、報われると思っていたのに、歳を重ねるにつれて勝手に自分でハードルを置くようになってしまった。微塵も挑戦せずに、スマホでぱぱっと調べて、「こりゃ無理だわ」って諦めることが何度あったのだろう。
あとがきの「今日をちゃんと生きてますか?」というのが、心に刺さった。以下引用。
「今日の自分」ほど絶対的なものはない。どんなことがあっても誰にも取られない。「今日」をきちんと生きていれば、いつしか点と点がつながって、未来の岸辺に続く道になる。
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自分の人生の舵取りはじぶん。
夢を叶えたあとのありのままの人の姿をみれた
徒らなるままに。
内なる声も大事に
たまらなく好きな作品だあ
メシを食うも好きだったなあ!
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アリオさんの生き方、好きいいいいい!!!!!!!
こんな風に生きていきたいというロールモデルに出会えて嬉しい!紡ぐ言葉がめちゃおもしろい!
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外国に住む楽しさと厳しさ、戸惑いや発見など、日本でできない色彩豊かな経験がたくさん綴られていて、非常に興味深く楽しく読めた。
私も海外在住経験があるものの日本に長く腰を落ち着かせてしまっている今、著者のように、前向きに人生を切り開いてくる姿を読んで、ぬるま湯に浸かりすぎるのではなく、もう一度エンジンをかけて日々を過ごしたいと思った。
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イメージしていた国連とは全然違ったけど、それも当たり前かもしれないというようなことが作中に書いてあり納得。
どれだけ理想的な仕事に見えても、現場からかけ離れていたり、成果が見えにくい業務ばかりだったりすると、やりがいが削がれていくのかなと。
激務だった前職とは反対に、物足りなさを感じている筆者の姿に、少なからず仕事って無いものねだりなところがあるよなぁ、とも思う。
なんかこうやって書いているとネガティブな要素もあるけど、本自体はとっても面白い!
多くの人から見て、ドラマティックな人生を送っているとはいえ、ここまで自分の経験を面白く書けるのは筆者の腕だと思う。
いろんな人種・バックボーンを持っている人々が集まっているのはもちろん、周りのことは気にしない!的なフランス人の都、パリが舞台というのも大きいのかな。
同じような仕事をしていても日本人しかいなかったらもっとつまらない職場かもしれない。。笑
未知の国での体験談という部分で「モロッコで断食」のたかのてるこさんを、パリでの生活という部分で「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」の吉村葉子さんを彷彿とさせる。
お2人の著書が好きな方は是非。
そして前から気になってた本だったけど、WEEKEND BOOK CLUBの定期便で届いて読むチャンスを得たのでWBCの選書に感謝。
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夢を叶えた先にあるもの。
それは意外と質素で、矛盾が多くて、キラキラしているのはほんの一部。
だけどリアルで、人間味があって、結局みんな自分の人生を生きてて、面白い。
「夢を持っていた時」の方がメラメラしていたような気がする人、夢を叶えた瞬間「あれ?」となっている人にはぜひ読んでほしい。
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国連で仕事をしていた体験談を綴った本。国際的な話と接点のない人でも知らなかった世界が顔を出して、びっくりすること間違いがない。日本も世界の一部分でしかないのだと気づくことだろう。
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最高。爽やか。
川内有緒さんの考え方、ユーモアさ、すべて見習いたいと思った。
国連で働きたいとか、どこか特定の組織で働くといったような代替不能な目標を立てて、そのハードルの高さに思い悩むよりも、今この瞬間にその足で軽やかに前に出して泳ぎ出すことが大切というのはすごく響いたし、今後の自分の指針にしたいと思った。
自分がしたいこと、成し遂げたいことを組織ありきの組織の枠組みの中で考えるのは、たしかに窮屈だし代替不能な目標になっちゃって、その組織の一員になれなかった時、しんどいよなって思った
夢を食おうとして、夢に食われちゃうのは、誰しも有ると思うけど、夢を食いたいと思った
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著者の川内有緒さんが、パリの国連に採用されてから辞職するまでの経験や葛藤の記録。
国連は、目指すゴールは立派だが、200ヶ国近くの公平性などを考慮する必要がある大所帯で、外から見ているときに描いていた"国連像"と実態はかなり違うということがよくわかる。
職員の福利厚生は手厚いが、組織内のリサイクルルールを決めるだけでも大モメするようなところ。職員の間でも、雇用の形態によってその処遇は大きく違う。
世界の貧困や紛争をなくすことに貢献したいと思っても、現地に行くことはおろか、担当になることも簡単ではない。
夢と意志を強く持っている職員が離職するのもムリもないかも。
一方で、そうしたインターナショナルな環境で働くことは大変なことも多いが、いろんな考えを持った人たちにも会えて、とても魅力と刺激に溢れていることも間違いないだろう。
著者が離職を決めてから、職員に行ったインタビューで、仕事で嬉しかったことを答えられる人がいなかった一方で、"あなたにとって国連とは?"と質問したら、"ドリーム"と答えた人が複数いた、というのが印象的だった。
やはり、日常的にはどうであれ、根幹には、平和な世界という人類の夢を実現するための組織だという意識を持って働いている人がいると思うと、応援したくなった。
著者は、アメリカでマスターを取って、日本のシンクタンクに務め、国連の直接公募するポストに採用されたくらいだから、元々能力が高いのだと思うが、そのバイタリティーに感服。と同時に、自分に正直に、思い切りよく決断できることを羨ましくも思えた。