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【収録作品】「夏風邪と《消えた万引き》の謎」/「熱中症と《持ち去られた短冊》の謎」/「IBSと《着替えられた浴衣》の謎」/「偏頭痛と《妨害された応援合戦》の謎」/「インフルエンザと《借りさせられた図書》の謎」/「健康体と《作られた音痴》の謎」
……「病弱」設定に首をかしげ、謎と解決の安直さに拍子抜けし、なによりキャラの造形について行けず、中断したので評価なし。最後まで読んだら何か変わるのかもしれないが、もたなかった。
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病弱な少女がベッドから謎を解く。といっても薄幸そうな体の弱さではなく、次から次へと病気にかかり、気晴らしに健康体の幼馴染みに謎を求める設定。健康なときは謎には興味ないらしい。病気にからめた謎解きがちょっと変わってるかな。
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「患者」と「病(やまい)」を合わせた貫地谷マイという名前の主人公は高校1年生。彼女は病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。そして床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵(ベッド・ディテクティブ)」なのだ。
マイと幼馴染みの同級生、山名井ゲンキは「病まない」の名前通りに病気知らずの健康優良児。ひそかに想いを寄せているマイのために、ゲンキは学校で起こった不思議な事件を、今日もベッドサイドに送り届ける。
6つの謎と2人の恋の行く末は?
『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。
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探偵役がベッドの上、というのもこれまでにない設定ではないだろうか。しかも、臥せっているときには鋭い推理力が、元気なときにはまるで発揮されないというのも独特である。探偵役のマイの手足や目となって活躍するアシスタント役は、その名も元気。こちらは推理力は凡人だが、人間関係は円満で、他人を思いやる気持ちも持ち合わせているので、聞きこみの際も疎ましがられることがないのがメリットでもある。いちいちマイによるそのときどきの病気の解説付きなので、そちらの豆知識も増えていく。高校生活における謎なので、他愛がないとも言えるが、当人たちにとっては一大事を解決してもらったことになり、心の闇をさらけ出されたことにもなる。微笑ましさも切なさも愉しめる一冊である。
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【所在・貸出状況を見る】 https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/207081
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青春日常の謎ミステリ。しかし青春と言えど、探偵役は病弱するあまりの安楽椅子探偵、ではなく寝台探偵なのですが。なかなかに不憫。でもその彼女の心の支えがミステリだというのは、良いなあ。
謎自体はたわいのないものが多く、ある程度見当がつくかな、と思えるものが多いのですが。多感な時期の少年少女の心の機微が描かれていて、なるほど、と思えました。お気に入りは「インフルエンザと《借りさせられた図書》の謎」。やっぱりミステリ小説好きなので、こういうのには食いついちゃいます。この小説、面白そうだし。
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病弱で学校もしょっちゅう休むマイの望むものはひとつ、謎だけだ。
かわいい探偵だった!
病気のうんちくもおもしろかったです。笑。
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病気がちの探偵役と健康が取り柄の主人公の掛け合いが楽しい連作短編集。病気を中心に据え、探偵役のキャラクター設定だけでなく事件の真相さえ病気から読み解いていくのはなかなか好感を持てました。 そしてラストに向けて、いつもと違う展開を見せます。そこで主人公の思いが浮かび上がるのですが、若干好みが分かれそうであると思いました。
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IBSのつらさの話は実感がこもっていて目からウロコだったし、偏頭痛もあーそんな感じだったわーと自分の体験を言語化できた気がするので、「ミステリー」「青春」「病気」どの切り口からも楽しめる一冊。
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寒いギャグ…はすぐに慣れた。だけどマイが都合よく泣き落とすのは慣れなかった。主人公はこれに弱いかもしれないが、私はこれが大嫌いだと感じた。内容はわりと面白かったし、読むのも簡単であっさり読めた。最後の話だけはこれを知っていたのですぐにわかってしまった。
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珈琲店タレーラン~がおもしろかったので同じ著者つながりで読んでみましたが、タレーランほどのおもしろさは感じませんでした。主人公が高校生ということもあり学校内で巻き起こる事件(とまでは呼べない?)がネタであるだけにこじんまりとした印象。主人公のマイの推理もちょっと危なっかしいところがありつつ、ゲンキの行動力と推理後の関係者に対するフォローで物語としてのバランスを保っている、といった感じでしょうか。全6話構成で一つひとつのストーリーの長さは読んでてちょうどよく、展開も複雑なものはないのでサクッと読める点はよいです。
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病弱で学校を休んでばかり。
でも、そんな体験をしているから見えることわかることもあるのかもね。じっくり考えること、が得意なのかもしれないけれど。
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「夏風邪と《消えた万引き》の謎」
彼女が見かけた犯人は。
彼からしたらそんな人は実在していないと信じているからこそ、証言が食い違ったのだろうな。
「熱中症と《持ち去られた短冊》の謎」
書かれていたのか願いは。
彼の位置から全てが見えたからこそ、疑惑になりそうな物を一時的に排除し庇うことにしたのだろうな。
「IBSと《着替えられた浴衣》の謎」
彼女の首元に見える赤い痕。
遠目からでも分かるぐらいハッキリした印だとしたら、傍から見たら少しギョッとなったかもしれないな。
「偏頭痛と《妨害された応援合戦》の謎」
反対戦力に妨害された様な。
彼の言い分だけを聞いて現状を見たら、どう考えても敵対する者からだと思ってしまうのも無理は無いけどな。
「インフルエンザと《借りさせられた図書》の謎」
何故持っていたはずの本を。
自分が書いた物語を読みたいと言われるだなんて予想外だろうし、モデルにした人に渡すのも怖かったろうな。
「健康体と《作られた音痴》の謎」
突然全く外れた音程の歌声。
薬の副作用に気付いていながらも指摘せず、彼自身が悪い様に仕向け怒りを爆発させるなんて酷いもんだな。
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病弱な探偵さん役のマイと、マイに謎を持ってくる役のゲンキ。いいコンビ。高校を舞台にした軽い感じのミステリー。ちょっとこじつけ感もあるけど、物語としては面白かった。
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6話からなる短編集。
病弱で学校を休みがちな主人公と幼馴染が学校で起きた謎を解くお話。
登場人物に魅力なし。
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病気がちな女子高生がベッドの中で
幼馴染の持ち込む話の謎を解く
安楽椅子探偵の極み、全6話。
教室の七夕飾りを持ち去ったのは誰か?
体育祭の応援パフォーマンスを
妨害したのは誰か?
などなど、高校生活で起きた
「日常の謎」が中心。
学校図書館とはいえ
貸出カードを悪用するのはやめてね〜。
(よんどころない事情があったとはいえ)