投稿元:
レビューを見る
子供の頃の、どうしようもなく悲しい気持ちが、よく描けてると思う。
そして、絵がきれい。
とにかくキレイ。
投稿元:
レビューを見る
文春で穂村さんがレビューしていて購入した。
なかなか、ずんと迫る悲しんでいる心とほんわかした絵と、魂の叫びを感じました。
でも、賛否両論あると思います。
わかる人にはわかる。よい本です。
投稿元:
レビューを見る
「じゅぎょうのとき せんせいのいうこと わからなくて なみだ こぼれそうなとき あります」そんな出だしは遠い昔の心細い記憶を疼かせる。
泣いて涙を拭ってそれを投げて…詩のような文章も着地点が予想できない展開もどこか風変わり。でも、不思議な安心感がある絵本。「おなかのおくに ある かたまり ふつふつ ぜんぶ なみだに なるように よく なきました」とあるように、”泣くという感情の開放は一種のデトックス、安心して泣きなさい“と教えてくれているからだろう。
泣き虫の息子を連想させる題名の響きも好き。
天井の穴にハンカチやパンの耳を投げる場面で「なんで?」と不思議がっていた息子。3歳7ヶ月にはちょっと難しかったかな。それでも読後「おもしろかった、ハトがでてくるとこが」と、彼なりにお楽しみポイントを見つけた様子。
我慢しないで泣きたい時に思いっきり泣いて、おなみだ ぽいぽい。
投稿元:
レビューを見る
大人が好きな絵本。
昔むかしに感じた、自分の気持ちの収めどころがわからなくて、やるせなくて、胸がつまって苦しいきもち。
あの頃の自分が言葉で表すと、こんな感じだったと思う。
悲しみを吸って重たくなった、お気に入りのはんかち。大好物のパンのみみ…
投げます!!
最後は乾いて軽くなって帰ってきた、わたしの気持ち。
投稿元:
レビューを見る
2023/6/5
999||ゴ (3階絵本 )
自分の不甲斐なさに、かなしくなる。
誰かのせいにしたいけど、誰のせいでもないのが、よけいに泣きたくなる。
…こんな思いになったときに寄り添ってくれる絵本を、紹介したいと思います。
「じゅぎょうのとき せんせいのいうことわからなくて なみだこぼれそうなときあります。」という言葉から、この絵本は始まります。うまく言えないけれど、泣きたくなってしまう。そんなときは、思いっきり泣けばいい。塩味も、味を深めるために必要なスパイスの1つです。
不思議な絵も、魅力的な一冊。読み終わると、主人公と一緒に心がスカッとした気持ちになります!