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村上春樹の本の内容というより会話文が好きなのだけど、それが詰まったような一冊だった。素敵すぎる。坂元裕二は詩人だなあ
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久々に気になって気になって読み進めずにいられない本だった。新聞に載ってたキョンキョンの書評を読んで選んだ本だった気がする。
状況描写とか、風景を言葉にするというか、その表現が小説ならではだし作家さんの個性だったりするんだかど、最近そういう表現を読んで想像するのに少し飽きてきてしまっている時期だったから…
往復書簡で進むのがすごく疾走感があったし、手紙の内容にも手紙と手紙の間の時間の経過にも、逆に想像力を掻き立てられた。
文字数も多くないし、難しい表現も何もない。でもものすごく心を揺さぶられる会話。ユーモアと残酷さの落差にクラクラする感じたった。
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メールや手紙ならではの間やリズムが面白い。
間が、会話ではうまく表現できない素の部分が出せたりする。メールは後から読み返すとまた面白い。
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このかたは小説家ではなく脚本家なんだな、と改めて思える本。
独特の目線や言い回しが好きなんだけど、ドラマを見ているときには感じられるそういうものが、小説だと半減するような(個人の感想ですw)
あ このシーン、あのドラマにもあったな とか こういうことご本人もやってそう とか 邪道な楽しみ方もできるのがメリット(笑)
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フ~ムなるほど~不帰の初恋、海老名SA:担任から透明人間扱いされていた玉埜に天涯孤独の三崎が書いた手紙を下駄箱に入れたことからはじまる交流//カラシエコフ不倫海峡:地雷除去のためにアフリカに渡りカラシニコフで撃たれて失った待田にアフリカに渡ったまり消息不明の夫の絨毯商の妻からメールが届く~2012年かう2014年に公演されたらしい。交互にライトがあたる対話劇なんだろうか?今ならラインやらのSNSだよね。カラシニコフの最後の方は、そんな感じもしたけどね。時代を感じます。そうそう舞台には、今流行の高橋一生君も立っていたらしい
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次へ次へと読んでしまい、あっという間に読了。
文書は全て手紙&メール調。
落ち着いた感じで なされるやり取りや、ちょっとシュールな冗談。
たまに出てくる豆生田さんには、いいとこ取りされていった感じです(笑)
面白かった!
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2018/3/16読み終わり。
めっちゃ面白かった。ぞくぞくした。
全部メールのやり取りでできてるから地の文がないんだけど、成立してるのね。
話し言葉ばかりなのともちがって、メールがあるから書き手から見ての描写があるの。
あと、メールだから、返信が遅くなったりして、時間の経過が分かったり、もどかしかってり、ぞわぞわしたり。
一方だけしかメールしてないとこがあったり。
これ、すごい。
語彙が足りない感想…。
初恋の方のメールの文章が好きだなーってね。
すっごくどきどきみぞみぞしながらよんだけど、頭と心にどーーーーーんとしたものが大きすぎて、何度も読み直すのは、しばらくしてからにしようと思うのでした。
←図書館だから、読み返すには、買わねばです。
でも欲しくなるなぁ。
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ここ数年、坂元裕二脚本というだけで無条件でドラマを見てきました。どうしようもない切なくてやるせない気持ちがいちいち刺さってくる名作ぞろいでした。
しかし、anoneを最後にしばらくドラマから遠ざかると知り、坂元ロスになりました。
心に空いた穴を埋めるためにこの本を読みました。
なんだろ、逆にもっと寂しくなりました。
どこかで聞いたセリフ、どこかで見た設定、すべてが坂元さんの世界で埋め尽くされていました(当たり前)。
「初恋」の方が断然好きだと途中まで思いながら読み進んでいましたが、最後の最後の場面で、もちもとさんとあおばさんを見つけたような気になって、なんだか嬉しくなりました。うん、「不倫」もよかった。
でもやっぱり坂元さんの生み出す言葉は、生身の人間のしゃべる声で聴きたい。坂元作品に出演する俳優陣が名優ぞろいなのか、彼の作品によって名優になるのかわからないけれど、一つ一つのセリフに命が込められているような。
なんだか陳腐な言葉しか並べられない自分が嫌になるけど、坂元さんのドラマが好きってことです(笑)
ドラマがだめなら秋になったら舞台を見に行こうかな。
どんな俳優さんが出てくるんだろう。チケット取れるかな。
今年の目標はお芝居を見に行くこと!を勝手に宣言してるので、頑張ってチケット争奪戦に参戦しようと思います。
すいません、変なレビューで。
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自宅ソファーで読了。
作者は「最高の離婚」、「カルテット」の脚本家なのか。言葉選びがツボすぎる。
映像でもみたい。
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「不帰の初恋、海老名SA」 返信から始まっているのがやはり仕掛けでした。
「カラシニコフ不倫海峡」 ああ、ドラマカルテットを書いた人の書く妻、台詞だなぁというかんじ。
ドラマを楽しくみていたので気軽に読めた。
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小説だったらヘンテコなお話だったかもしれない。
往復書簡という、言葉だけの物語だから色々読み手が物語を汲める点がこの不思議な感じをヘンテコにしてないんだと思う。
2018.4.24
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いやー、楽しめました。芝居にできるなあ、と思っていたら、すでに何回か演っていたのでした。観たかった!
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脚本家としても有名な坂元裕二の書いた、朗読劇を元にした本。二編が収録されているが、朗読劇改めて行ってみたい
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男女の手紙だけで綴るお芝居はA.R.ガーニーの『ラヴ・レターズ』(名作!)があるわけだけれど、それの感じとはまた違う。淡々としているようでちょっとスパイシー。怖さもちょっと。
「きっと絶望って、ありえたかもしれない希望のことを言うのだと思います。」のフレーズが◎
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ここに出てくる人たちはみんな少し変わっていて、世間からは少しずれていて…いや、でも世間の人たちだって表の皮を剥げば誰だってこの話の中の登場人物になり得る。
おもしろかった。
こんな本もあるんだなぁ。
違和感なくスラスラと読んでしまったけど、
言葉のやりとりだけで物語としてここまで成立できるのは綿密に言葉が構築されているからなのだろう。
読み手に無意識に心情や情景を想像させる。
ドキドキしたりハラハラしたり
ザワザワしたりもどかしかったり
切なかったりキュンとしたり、
もう感情があっちにいったりこっちにいったりして
忙しかった。
初恋も不倫も
どちらもはじめからいい関係なわけではなくて、
冷たい言葉で突き放したりもするのに
いつの間にか惹かれあっていく。
なんていうか、淡いけど強い恋。
どちらも想いを伝えるところが好きだった。
一瞬、空気がピンと張りつめて
無音の中でその文字だけが浮かび上がり、
その言葉が響いた感じがした。
ユーモアのスパイスも絶妙で私は好きだなぁ。
今すぐにでもドラマになりそうで、
どんな俳優さんでどんな音楽で…と想像しながら読むのも今までにない感覚で楽しかった。