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精神科医の著者が,「スマホゲーム依存」と,それからの回復を目指した治療について書かれた本。
「スマホゲーム依存」からの回復の難しさは,インターネット,スマホが生活の必需品になり,それ無しで生活していくことが非常に難しくなってしまったことである。「アルコール依存症」「ギャンブル依存症」の場合,アルコールは摂取しない,ギャンブルはやらない,といった,断って依存から抜け出す方法が取られる。
スマホ依存はグレーであり,ゲーム以外のことでスマホを使っているときに,ゲームからのプッシュ通知があると,それをきっかけにスマホのゲームを始めてしまう。
スマホゲームは,はじめは無料でインストール,登録ができ,ゲームを始めるためのハードルは低い。
また,ガチャと言われる,ゲームを有利に進めるアイテムを得るためのシステムがある。より良いアイテムを得るために課金をし,場合によっては課金が高額となってしまう。はじめは通勤の合間,ちょっとしたスキマ時間にやっていたものが,次第に生活を脅かすほど長時間ゲームにのめり込むようになる。
精神科医の立場から,依存症になるまでの過程,ネット依存の特徴などが書かれている。
また,ネット依存かどうかを判定する診断ガイドライン,ネット依存から立ち直る治療のプログラムなどが書かれている。
高1の長女ひでひ子(仮)に勧められ,ついついハマってしまったゲームがいくつかあるのですが,オイラ自身「課金はダメ,ゼッタイ」のラインを引いておきたいと思った。とにかく眼精疲労と視力低下がひどいのです。ひでひ子にも釘を差しておかねば。
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「スマホをやると脳が壊れるリスクは数倍になります」という一文が、社会的に認知されるまで、どれぐらいの時間がかかるか?12年には中国の科学者からネットゲーム依存患者と麻薬中毒者の脳の器質変化が極めて酷似していることが発表された。
スマホによるネットゲームは課金だけ規制して、誰でも無料で楽しめるモノで良いのか?タバコやアルコール、ギャンブルと同じカテゴリーに組み込むべきだと強く思う。
著者はネット依存研究の第一人者だが、これほど深刻化しているのに、なぜ日本だけが野放しなのか?文面から強い怒りを感じられる。
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今まで特にゲームをやらなかった人も、ハマっているスマホゲームにどんな特徴があるのか知りたくて読んだ。依存について医学的に書かれていて、スマホゲームに限らず、これは、スマホ全体に言えることと思った箇所がいくつかあった。自分は友人と過ごしているときに、SNSチェックをされるのが嫌いで、自分と過ごす時間が面白くないから、他人の楽しそうな時間をついつい見てるのか?と錯覚してしまうし、大学の講義中ですら、永遠とスマホゲームやガチャという名のギャンブルに興じている人の心理が分からなかったが、これを読んで少し理解は進んだ。しかし、これが今の時代仕方のない事だとは思わない。自分の特に達成感のない日々をなんとなくスマホゲームをしてやり過ごす人の増加は、今の時代の流れにそっくりだと思った
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著者はスマホゲーム依存を医学的に初めて障害に登録することに貢献した人。著者の情熱が伝わる(もちろんこれは偉人伝ではない)
生徒のスマホの使い方に疑問を思って読んだ。勉強になったのは、急に取り上げるのは逆効果。信頼関係を構築しながら、相手の抱える生きづらさを対話を通して、伝え聞くことで快方に向かうということ。また、一度に全て解決しようとする類の問題ではない。
また、保護者とともに本人を交えてスマホルールを作成するなど具体的なアドバイスが豊富。
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スマホゲームは、スマホという常に使うツールのため深刻化しやすい。
それにアルコールやギャンブルと違って、飲まない行かないで解決できないから治療も長引く。
自分は大丈夫、とは思わないことが大切。
ファミコン・プレステ世代で、ゲームが趣味の自分としては
ゲーム=悪みたいな書き方はどうなのかなぁと感じてしまった。
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久しぶりに小説以外。なかなか読みやすい。 ガチャやログインボーナスシステムが嫌いな自分にとって、ソシャゲの面白さは全く分からないが、スマホ依存に置き換えるとわかりやすい。 キュー(きっかけ)がトリガーとなって、スマホを弄りたくなるという話は自分にも覚えがある。スマホを弄るほど馬鹿になる、とは聞いた事はあるが、本当に科学的に証明されているのか… スマホ依存の本も出されているみたいなので、読んでみたい
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スマホゲーム依存症。樋口進先生の著書。スマホゲーム依存症と呼べるくらいスマホゲームに依存して、脳が破壊され、精神障害になってしまう人が増えている。私はスマホゲーム依存症ではないけれど、本依存症、読書依存症と言われても否定できません。そうだとすると、本依存症、読書依存症も、スマホゲーム依存症のように、脳が破壊され、精神障害になってしまうこともあるのかもしれないとなんだか怖くなってしまいました。単純な被害妄想ならいいけれど。
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久里浜系も読もうと思い手に取った。過激な印象を抱いていたのだが、事前の先入観よりは穏当な内容と感じた。ざっと目を通しただけなので、機会を見て精読してみたい。
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日ごろ指導している生徒や、自分自身も一度はスマホゲームにはまった身として購入してみました。
スマホゲームにはまる理由。様々な症例、具体的にはどうすれば良いか書かれています。
依存症は否認の病気とも言われています。本書ではスマホゲームをメインに据えて話を展開していますが、お酒や薬物などにも当てはまる部分があり、身につまされる思いをしながら読み進めました。
お医者さんが書かれているので固い内容かと思いきや決してそういったことは無く、とても読みやすく書かれています。
自分自身、あるいは自分の身の回りの人がひょっとしたら依存症かもしれない。と思ったらぜひ手に取ってもらいたい一冊です。様々な悩みもまずは学ぶこと、知ることから始まりますので。
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もはやスマホは、私たちの生活から切っても切り離せない、生活の一部となっています。その中でもスマホゲームは、ぐんぐんとその市場を成長させ、注目されています。
スマホを触っているうちに、もうこんな時間になっちゃった…お風呂入って寝よう…
そんなことが日常茶飯事のあなたに読んで欲しい一冊です。
おすすめポイントランキング
第3位「スマホゲームにハマる理由」
もちろんゲームの製作者からすれば、ユーザーを飽きさせずに長く遊んでもらうこと、そして課金してもらうことを望んでいます。
なので、スマホゲームには、甘い罠がたくさん仕掛けてあります。例えば、イベントがあったり、ゲームに終わりがないこと、スマホの通知でゲームを起動させるきっかけを作ったり…
製作者側の意図を知り、自分がいかにその罠にはまっているのか、自覚することができます。
第2位「デジタルデトックス」
スマホに触らない時間を決めて、他のことをしてみようという考え方です。
やってみると案外、スマホがなくても大丈夫だなー生きていけるんだなー、と思えるようになるそうです。
また、自分がどれだけの時間スマホに依存してきたか実感することや、他のことをすることで、時間の使い方を学ぶヒントになるかもしれません。
第1位「スマホゲーム依存症の進行スピード」
スマホ依存の進行は、アルコールやギャンブルより早く、気づいた時には深刻化しているケースが多いです。
なので、早期発見が早期回復の鍵です。
訓練時間中、スマホゲームが気になって訓練が手につかないことはありませんか?
どれくらいの時間ゲームをしてるか聞かれた時に、嘘をついたことはありませんか?
当てはまる人はきっと、ゲームをしていることへの後ろめたさや、不甲斐ない自分への自責に駆られているかもしれません。
依存症は「否認の病」とも言われていて、自分は違う、コントロールできている、と思うことも症状のひとつです。
自分って依存してるかも?そう思ったら、相談しやすい方へ相談してみてください。一緒に解決方法を探していけるかもしれません。
気になった方はぜひ読んでみてください。
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母子家庭の息子がなりやすいとか!
解決策まで書いてあるところが好感が持てます。
家族対応、7つの基本、応用は使えそうだなと思いました(現実世界での役割の提供やIメッセージでの伝え方など)。
困ったら久里浜だな…
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私も以前依存まではいきませんでしたが、スマホゲームで睡眠障害や頭痛を引き起こしてしまいました。自分に対しての戒めのようにこの本を読みました。
何かに依存するということは、つらさや虚無感などから逃れる「現実逃避」のための行為であり、その人が抱える悩みや問題が表面化している。この考えには納得させられました。
スマホゲーム依存はアルコール、麻薬、タバコなどの依存症と同じように脳へ悪影響を及ぼし、長期的な治療を必要とし、再発する可能性があります。
ただのスマホゲームのやりすぎで片付けてはいけないのだと再確認しました。
スマホゲームの市場は拡大傾向にあるので、今後依存症になる人が増えていくと思います。
私たちはスマホの使用について考えなければならいないと感じました。
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スマホゲーム依存症には様々な特徴があるが、やはり印象的なのは自分自身が依存に気づきにくいのと周囲がその実態を把握しにくい点、また他の依存事例に比べて、とても急速に症状が進行し、抜け出すのに多くの時間が必要となる。
現実逃避ややりきれない思いなど現代の働き盛りの世代で巻き起こっている社会不安がスマホゲームに誘い、スマホゲームに翻弄される時代となっている。
まずは自身がセルフチェックを行い、不安やイライラをスマホゲームで埋めていないか?食事中や家族との会話中も気づいたら長時間スマホに触っていないか?こまめにチェックし、そこから対策防止を考えていく必要がある。
それから、治療のプロセスとしては早期回復を狙うのではなく、より長い目で観察し、いきなり遮断するのではなく、対話を重ねながらスマホと共存し、付き合っていくことが大事だ!
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・感想
現実逃避の1つでスマホゲーム依存に走ってしまう人がなぜハマるのか。どのようにして辞めていくかをわかりやすく精神科医の方がまとめてくれた書籍。
課金はしないけどもたまにゲームにハマる事があるのでこれをきっかけに辞めようと思いました。
・Todo
モニタリングを始める
運動習慣を絶やさない
夜はスマホ使用を辞める
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スマホ依存。現代病?
個人的に、スマホゲームは苦手で、全然しない。
理由は、画面が小さいのが嫌、ガチャが嫌い、ゲームは家でゆっくりしたいので、いつでもできる点に魅力を感じない等。
スマホゲーム市場は、本書の発行からも成長し続け、2021年では1兆3000億円に。
個人的には、規制が必要と思っている派。
ゲームを製作する側の目線では、依存症の人を増やすことがメリットなのがヤバイ。
自分は投資を始めてからゲーム・ネットサーフィンをする時間が激減したので、ゲーム以外で何か好きなこと・やりたいことを探すのはいいことだと思います。