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「猫と言葉を交わせたら」というのは、猫好きなら誰でも一度は考えることかも知れない。実際にわかってしまうと、もっと生々しいことにはなると思うけど。
まぁ、難しいことは考えずにさらっと読んでしまえばいい小説です。
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猫好きで、シャーロキアンの気があれば手に取らずにいられようか。緋色の肉球とかタイトル可愛すぎる。
とにかく黒猫のシャーロックがひたすら格好いい。
内容も、まあいいんじゃないか。ゆるめ軽めで。
猫好きはもちろん、小学生にも薦められる。
動物もので悲しいのはイヤなのだが、これはそんなことはない。
一日でさらっと読める。
ただ、ひとつ言わせてもらうが、猫は獲物を狙うとき、瞳は縦にならず、黒目がちになる。
初歩だよ、観察眼が足りないよ、ワトソン君。
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【世界で唯一のニャンサルタント(猫)探偵。その名は――シャーロック!!】
大学生になって、アパート「Bコーポ」二○一号室で一人暮らしをはじめた僕は、入学式の日、彼と出会った。
パイプのように曲がったシッポをもつ、真っ黒な毛並みの猫。孤高を愛し、クラシック音楽に浸り、ときどきコカイン(マタタビ)もたしなむ彼こそ、天才的な観察眼と推理力で難事件を解決する猫の探偵――シャーロック。
これは、そんな猫の彼と人間の僕が、まるでホームズとワトソンのような絶妙なコンビネーションで奇妙な謎に挑む、風変わりなミステリーだ。
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猫と会話ができる大学生と、謎解きをしていないと退屈でたまらない黒猫。ホームズに絡んだ小ネタも楽しい。人間と同じしゃべり方の猫もいれば、合間に「撫でて撫でて」と甘えが入る猫もいて可愛い。
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大学生になって家を出た大部分の理由は
飼い猫が死んでしまったため。
猫の言葉が分かる、というのに…と
後悔し続けている1話目。
出会った黒猫のおかげで、よかったね、な
最後が分かったわけですが、この時点で
うっかり泣いてしまいそうな、想像状況。
からの、2話目の驚き。
その選択は分からなくもないです。
むしろ、最初そっち方面で排除? とか思ったら
それでは理由として使えない、貸し借りが発生、で。
楽な方へ流れるのは当然ですが、もしもこれ
それでも居続けたらどうするつもりだったのか。
あちらにもこちらにもいい顔をしたい、という
八方美人が出てきてます。
3話目は、まさかの昔伏線が。
一体どれぐらいの感覚で、うろついていたのか、を
聞きたいものがあります。
彼の威厳はなくなってしまったようですが
それはそれで親しみやすい?
馬鹿にされない猫関係を築いていたら
大丈夫かと…w
4話の三毛猫は分かりやすかったです。
これは猫が好きなら、もしかして? と
すぐ分かる問題。
夫人もさらっと言ってましたし。
しかし犯人は一体どこへ連れて行くつもりだったのか。
そして5話目。
ここまで知り合った猫達が頑張っている、状態。
一度信じられない、と思ったら、もう一度と言われても
積み上げるのにはかなり時間がかかります。
それでも…でしたし、最後のあの猫の集まりに
すごいなぁ、と。
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黒猫のシャーロックと大学生の綿貫君の日常ミステリー。
もちろんシャーロックはかの名探偵ホームズから来ているので、猫ちゃんが探偵役だ。
各話のタイトルも本家のオマージュになっている。
それにしても青年が猫の言葉が分かるという設定は、なんですかコレ、猫好きには究極の願いではないか! そんな能力僕も欲しい(^ ^)
物語的には綿貫君の飼猫に対する想いの解決から、猫好きの女の子との親しくなっていく過程、そして最後のシャーロックと暮らすことになるくだりまで、一巻で綺麗にまとまっていて、読み終わってホッコリ、スッキリした。
彼らのその後も読んでみたい。
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猫の言葉が分かる少年と謎解きがが大好きな黒猫のお話。名前もない黒猫にシャーロックという名前をつけてあげたのも主人公の綿貫。小さな時間を2人で解決して行くにつれて少しずつ深まって行く絆にほっこり。シャーロックを中心に繰り広げられる猫たちの会話にも癒されながら最後まで読了。
綿貫がシャーロックを飼うと決めたところ、そしてそこから少しだけ綴られる2人の生活はすっごく心に響く素敵なシーンだった。
☆3.8
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冒頭の出来事が悲しすぎてくじけそうになったけれど、黒猫「シャーロック」との出会いで一気にテンションアップ。
本家シャーロック・ホームズへのオマージュたっぷりなのも楽しい。
アパートの部屋番号や大家さんの名前にもニヤリ。
「あの女」も登場とは嬉しいねぇ。
猫サークルの「犯人」。あのままでいいのかなぁ。その後が気になる。
でも、最後はああなって本当によかった。
うんうん、そうでなくっちゃね。
彼らの活躍を描いた続編があればいいのだけど、今のところ1冊で完結の模様。残念。