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異世界転移の内政チート系。おもしろかったけれど、2巻は出ないだろうなぁ。出たとしても、おもしろくはなさそう。
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異世界へと迷い込んだ数学好きの主人公が、弱小国家の王女と出会い、数字を使ってその状況から抜け出そうと足搔く正統派の国際政治物の物語である。
上述したような書き方をすると、ネタとしてはよくよく見かける異世界ファンタジー物であるように一見して思えるが、その質は極めて高い。
数学好きを増やすためにおっぱいを描く理論から始まり、ガチャの当たり確率の計算で読者の気を引きながら、続くヒロインの王女が会議でぶち上げた弱小国家が生き残るために「ルールを変える」というメインテーマの提示で物語の文脈が指定されるが、その直後の二人の出会いに到るまでで50ページほどと、非常にシンプルに納まっている。
その後の展開も動的であり、数字を使えば何でも解決するわけではない人間的な側面も十分に描かれた物語は秀でたものである。伏線の繋げ方なども達者だ。
何より、ヒロインどころか女性が一人しか登場しないというストイックさには驚かされるものがある。ちょっと覚えがないくらいの硬骨なライトノベルである。
掛け値なしに面白かった。少し手を付けてしまい、そのせいで睡眠時間が削られてしまう体験は本読みとしては大変喜ばしい。
星五つで評価したい。続巻があるのなら、ぜひとも買わせていただきたい作品である。
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あまりにもストレートに数字をぶつけすぎのように思う。それでは反感を買うし、なかなか分かってもらえない。商売とか、数字さえ関われば強いのに…。
人の思いもある程度、数字を使って予想できないのかなあ、せっかくの数字が、とてももったいない。
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いわゆる異世界召喚もの。
数学を修めた青年が異世界の戦争を数学を駆使して切り抜けていくといういかにもラノベらしい物語。
いやなんというか、最初読み始めて思ってたよりも面白かった。
たぶん自分がやっぱり理系だからだろうな。
数学的発想で戦略を決めていくところなど、なるほどーと聴き入ってしまった。
なので、根っからの文系の人が読んだら面白いかどうかは、ちょっとわからないな。
ただ、そういうこととは関係なく、主人公とお姫様が初めて出会う場面は、ちょっと感動してしまった。
自分のやっていることが世間にちっともわかってもらえなかったことを、誰かに頑張ったね、よくやっとねと言ってもらえる喜び。
うん、胸が震える。
姫様の涙がよくわかるよ。
実はこの部分が個人的ハイライトだったりして。
女の子がヒロインしか出てこないとか、主要人物がすごく少ないとか、最近のラノベでは珍しいけれど、個人的には十分楽しめた。
せっかくだからもう少しエッチでもよかったな(爆)
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異能もチートも無双も無く、使うのは知恵のみという、今の風潮にはあまりないパターンのラノベ。ファンタジーを数字で捉えていて、読んでてすごく新鮮だったし好感が持てた。面白かった。