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ノンフィクション。ヴァン・クライバーンの生涯を記録した本。
たくさんの有名な作曲家や演奏者の名前が続々出てきました。
で、私はクライバーンのことを初めて知りました。
こんなたくさんの有名な音楽家(芸術家)が政治に翻弄され、苦しんでいたとは!
クライバーンのことよりもそちらに気持ちが動きました。
しかし、政治の話がたくさん出てきて大変な努力で読み終えました。
でも知らなかったことがたくさんあったので、読んで良かったと思います。
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辻井さんの優勝で知ったヴァン・クライバーン・コンクール。
その由来となったヴァン・クライバーンは、
第一回チャイコフスキーコンクールで優勝、ソ連の若者に熱狂を持って迎えられた。
フルシチョフとヴァンの生涯を軸に、東西冷戦の歴史を織り交ぜた大作。
現代史とピアノの両方に関心のある私には、とても面白かった。
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やっと読み終わった.タイトルは原題のモスクワの夜のほうがいいかなと思う.日本のクラシック音楽業界ではあまり話題とならないピアニストだったように思うが,すごい人気だったんだということにまず驚いた.冷戦時代の米ソ関係の視方について,なるほどそういうことだったのかと,よくわかるように書かれている.現代史をクライバーンの人生からながめみるというとてもいい本です.