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表題作は、正直さして面白くもないが、コレのオマージュに家具デザイナーが安楽椅子机を作成してロッジの地元の美術館に納まる経緯が興味深い。
「わたしの初仕事」、階級社会で、大学に入る前に賃金労働者の社会を垣間見た、少年の甘っちょろい感傷が何とも切ない。
「オテル・デ・ブーブズ」、トップレスのプールサイドでアタフタの中年男は見苦しいだけだが、意外にもメタメタの構成になってて、読みでがある。
まあ、ゆーてもロッジは長編が面白い。
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完全に好みの問題かとは思いますが、表題作がなかったら☆2でした。表題作以外の作品は、どれもあからさまに下品な表現が多々見られて、個人的には受けつけられませんでした。それを含めて芸術的と評する方もおられるでしょうが。
驚いたのは、作者のあとがきで作者自身が作品の「解説」をしているところ。作品を作る経緯や、含められた意味など、丁寧に解説してくれています。おかげで表題作のオチについての「?」が解消されました。
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おすすめが嫌いだ。人はそれぞれ違って当たり前なのに他人が選ぶものに口を出すなどおこがましい。しかしだな、この本はおすすめしたい!以前、松田青子さんの書籍について、女子が常々もやもやしてる事柄があり重要度危機度が低いために口に出すことをためらわせている物を文章を使って表現してくれたことに拍手したが、そういう感じの全世界の人間版だ。書かれたのは少し前の時代なのに、このリアルな今感は何よ!ただ年取ったというだけの癖に俺を敬わない奴はけしからん、みたいな奴らは全部蹴散らせ!大人も子供も犬も裸で川原に駆け出すんだ!