投稿元:
レビューを見る
スーツのポケットに入らないほど分厚い短編集
言葉遣い、現在のいわゆる放送禁止用語が自然とでてくる
あたりに時代も感じるし、必要か否か疑問かスカトロ
表現もあるが、シニカルに世の中をおもしろく
引っ掻きまわしたら、というような作品なのかな?
世間ではへそ曲がり、と呼ばれるような観点も。
つまり、普通の人では気づかない見方
切り口で世の中やその時代を切りとり
ちょっと違った形であらわした、ものなのかも。
投稿元:
レビューを見る
中高生の頃昔の筒井康隆作品はかなり読んだのに、このアンソロジーは初読のものが多かった。ほとんどが40年近く前の作品なのに今の日本に普通に当てはまってしまうのが少し怖くなった。
投稿元:
レビューを見る
現代日本SF誕生60周年記念の企画本。その第一弾。
筒井さんの作品は全集や自選傑作集、コレクション等、形を色々変えながら出版されているので、この本の収録作も何度も目にした事がある物ばかりだった。
それでも今、改めて読むとやはり凄いな。面白さ、怖さ、猥雑さ。それらが縦横無尽に混ざり合う何ともパワフルな筒井ワールド。中学や高校の時に夢中で読んで大笑いしていたっけなあ。久々に読めて懐かしかったし、今なお色褪せない作品群だった。
投稿元:
レビューを見る
「東海道戦争」中のマスコミ批評や「ベトナム観光会社」の流行に対する視点が、今現在にも通じるところがあるなぁ、と読んでいて驚く。
先見の明と驚けばいいのか、1960年代後半から変わっていないことに驚けばいいのやら。半世紀と少々では変わりはしないのかしら。あくまで、個人の趣味嗜好なんだろうね、どうかしてるぜと思うのは。
「最高級有機質肥料」は痰壺描写でギブアップ。いかれたどこでもドアの「近所迷惑」。「デマ」のチャート図は、そのまま企画書だな、と思っていたらオチもそうでした。
「郵性省」は企画ものAVにありそうだ。狂気に支配されている「佇むヒト」。
「バブリング創世記」って何なの?ゲシュタルトが崩壊する。流れに身を任さればいいんだろうか?
とまあ、思いつくまま簡単な感想。
初めて読むものばかりで、新鮮で興奮しきり。久しぶりにページをめくる手が止まらない。次の話を読むのが待ちきれない、という感覚になりました。もちろん、それぞれに好き嫌いはあるのだけどね。
いやいや。レジェンドはレジェンドたる理由があるんだな、と。
おもしろいもの。
投稿元:
レビューを見る
2018.9.12
巻頭から読み進めていくことに。スローペースなのは仕方がない。
まずは最初の2作品を読んだ。お紺昇天(SFマガジン1964年12月号)、東海道戦争(SFマガジン1965年7月号) 1965)2018.9.10
マグロマル(SFマガジン1966年2月号)、カメロイド文部省(1966年4月号)2018.9.11