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事実、推測、意見を区別する。
事実:正しさが確定している
根拠は示さなくて良い
推測:たぶん事実だろうと考えているが、不確か
根拠がないとただの憶測
意見:発言者の特定の見方
根拠がないとただの独断
余計なことは書かない、話題ごとにまとめる、書く順番に注意する
要約の練習を繰り返すことが国語力を鍛える
枝葉を切り取り、幹の形を見極める
切って、繋いで、書き直す
主張するポイントを見極める
根拠は誤っていないか
循環論法になっていないか
根拠と結論の関連性は弱すぎないか
仮説形成で、他のもっともらしい仮説を無視していないか
少数の事例や偏った事例からの一般化(帰納)になっていないか
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事実そのものの多面性
共有されていない意見や見方を含んだ主張をあたかも事実であるかのような語り方をしてはならない。
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人事ネタでよく取り上げられる「コミュニケーション能力」。とても曖昧な定義で人によって測り方が違うものであるが、社会人経験を通して、まさにこの書に取り上げられる能力(読解・要約・質問・反論)のことでだと理解できた。単なる「話が面白い人、続く人」で定義している弊社人事に本書を突き付けてやりたい。
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・よけいなことは書かない、話題ごとにまとめる、書く順序に注意する
・要約―?具体例は多くの場合に切り取ることができる。?補足説明は多くの場合に切り取ることができる。?横道への脱線は切り取る。?繰り返しは適切なものを一つ残すか、自分で一つにまとめる。?導入部は多くの場合に切り取ることができる。?中心的主張に対する解説は基本的に切り取ってよい。?中心的主張に対する根拠はケースバイケースで判断する。
・事実…根拠は示さなくてよい。考え:推測…根拠がないとたんなる憶測。意見…根拠がないと単なる独断
・理由…「なぜ?」の問いに対する答え。原因…あるものごとが何によって引き起こされたのかを説明する理由。根拠…ある主張の説得力を増すために示される理由
・質問の着眼点:情報の問い(もっと知りたい)…もっと詳しく知りたいことはないか。関連する話題でさらに知りたいことはないか。意味の問い(もっと分かりたい)…分からない言葉はないか。曖昧な言葉はないか。論証の問い(きちんと納得したい)独断的なところはないか。飛躍はないか。
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優しく描いて下さりますが、論理に無縁のわたしにとって、難しかったです。しかし、間あいだに、マンガやキャラクターが喋って、くすりと笑えて、楽しく読めました。何度も読んで、論理を身につけたいです。
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国語の授業を受けているような感覚になった。
悪文と感じる文章の問題点、つまり悪文の根拠がわかった。ただし自分が良い文章を書けるようなるかどうかは、別問題。書けるようになるには訓練が必要そうだ。
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17.10.8
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、ロングセラー『論理トレーニング101題』
の著者、野矢茂樹さんによる『大人のための国語ゼミ』。
※参考:『論理トレーニング101題』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/478280136X/businessbookm-22/ref=nosim
タイトル通り、社会人に向けて国語力アップのための秘訣+例題を
載せたもので、ビジネスパーソンが伝える力をアップしたい、伝わ
る文章を書きたいと思った時に、役立つ一冊です。
論理学の本をいくつも出している著者だけあって、論理的に読む方
法、書く方法が書かれていて、じつに勉強になります。
また、文章を書く人にとっては、前提の置き方、わかりやすい説明
の技術、適切な接続詞の選び方などがまとめられており、じつに実
践的な内容です。
・「事実」と「考え」を分ける
・「考え」を述べる場合、それをさらに「推測」と「意見」に区別する
・どんな事実描写も必ず特定の見方のもとになる
読んでいるだけで、読む力も書く力もアップする、一石二鳥の内容
です。じっくり取り組めば、きっと成果が出るでしょう。
さっそく、ポイントをチェックしてみます。
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「参道」を「神社におまいりするための道」と説明すると、「おま
いり」をさらに説明しなければならない。この悩ましさを読者にも
ぜひ体験してほしい
「相手のことを考える」ということと、「分かりやすく説明する」
という国語力は結びついているのである
事実・推測・意見を区別する
事実とは「その正しさがすでに確定していることがら」
事実ではないことがらについては、あくまでも自分の考えにとどま
るものとして主張しなければならない
ジョージ・ワシントンは米国の最も偉大な大統領であった。
ジョージ・ワシントンは米国の初代の大統領であった。
「偉大な」というのは意見であって事実ではない
[A新聞]◯◯大臣を取り囲んだ市民から、多くの質問や疑問の声が
あがったが、大臣はそれを平然と無視した。
[B新聞]◯◯大臣を取り囲んだ群衆から、多くの罵声が浴びせられ
たが、大臣は冷静さを失わなかった。
この二つの書き方について香西氏は「どちらが事実か、と問うこと
は意味がない」と述べる。どちらもまちがいではない。しかし、与
える印象は正反対と言ってもよい
どんな事実描写も必ず特定の見方のもとにある
例えば、あなたの恋人のことを誰か他の人に説明することを考えて
みよう。どんな意見や見方の持ち主にも同意してもらえるような客
観的な表現だけを用いて、恋人の人物像を紹介するとしたら、どう
なるだろうか。「やさしくてイケメンなの」。あ、そう、それはよ
かったね、と言いたいが、だめである。やさしいかどうかは人によ
って意見が異なる可能性がある
あなたの意見や見方が相手と共有されていないことについては、事
実を述べようとする語り方をしてはならない
よけいなことは書かない・話題ごとにまとめる・書く順序に注意する
長い文章の場合には、これから何を書くのかを予告することは読者
にとってたいへんありがたい
理由の中で、「なぜその結果が引き起こされたのか?」の答えが
「原因」であり、「なぜそう主張できるのか?」の答えが「根拠」
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日本のビジネスパーソンが全員、本書を読んで勉強すれば、日々の
会議や議論がもっと厳密なものになるのに……。
ぜひこれはベストセラーになっていただきたい一冊です。
現在、日本では「働き方改革」や「生産性向上」の議論が活発です
が、じつは一番生産性を上げるのは、みんなが論理を学んで、コミ
ュニケーションの無駄をなくすことかもしれません。
メルマガでは例題部分を取り上げられないのが残念ですが、素晴ら
しい内容でした。
ぜひ読んでみてください。
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この本はまさに自分のための本だった。特にプログラミングとかする人は是非読んでみて今一度国語力を確認して欲しい。
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30歳を超えていますが、自身には未だにロジカルさが足りないと感じています。
本書では「きちんと伝えられる文章を書き、話す力、そしてそれを的確に理解する力」を鍛えるべく構成されている。
具体的な問題文とその回答・解説を繰り返しみていくことで、どうすれば伝わる、理解できる話ができるかが分かります。
私も含め、このような話し方を出来ていない人が多いと思います。学校では教わらないことなので、大変参考になりました。
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これまで言葉に対してボンヤリとしていたことに気がついた。理解、納得した振りもしていたように思う。会話を発展させる努力もしていなかった。
これからは言葉の勢いに流されないように、どこかおかしなところはないかな?と踏み止まってみる。質問をしてみて、理解、納得へと繋げてみてみたい。
問題に全て満足できる回答が出来なかったので、もう一度挑戦してみよう。今度はアドバイスを読まずに。
著書の中に出てきた「たった一つを変えるだけ」も気になったので、こちらにも手を伸ばしてみよう。
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物事を理解する上で必要な文脈の理解が大切であることがわかった。
出ている結論に至るまでの論理の組み立てをきちんと把握する事が重要である。
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文章を論理的に読む方法。
なんとなくわかっていたものを、言葉でちゃんと説明されていてすごい納得。
問題演習をちゃんとやってないので、時間見つけてやろうと思う。
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文章には、幹を、中心とした構成となっており、そらを補う上で枝葉が書かれている。
幹が何かをしっかりと理解することが重要。
「要約」の作業は、幹の部分だけを抽出していく作業のため、いい練習になる
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文が冗長になりがちな自分にとって、いかに言葉を削りながらも意味の通る文にしていくかという難しさを改めて感じさせられた。流し読みよりも、例題に取り組むことも含め何度も読む方が効果が上がる本だと思う。
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内容としては、「相手のことを考える」「主張と根拠を明確にする」など、言われれば当たり前ことを、いかに重要であるかを問題を使いながら優しく解説してくれます。イラストもあり難しい言葉を使っていないので、とても読みやすいです。
これを読んだ効果として、文章や発言対しての感度が上がり、「どのように表現すれば相手が理解し納得できるのか」を、普段から考えるようになりました。そして、今まで自分が如何に曖昧にして文章を書いていたのか、発言をしていたのかが痛感させられました。またもう1つの効果として、論文や学会発表の作成にもとても有効だと思いました。論文や発表は、簡単にいうと、主張や根拠を分かりやすくまとめるということであり、この本ではその方法がわかりやすく学べます。
最後に1つ気をつけなければならないのは、筆者も述べていますが、コミュニケーションに関しては考慮されていないので、常にこの本のように論理思考だと嫌がられるかもしれません。