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結婚式でドラマがあるのは新郎新婦だけではない。
スピーチをする人も、そうでない人も。
新婦の萌絵は、最初、ただいい子ちゃんなのかと思ったら、彼女も辛い過去を抱えている。
でも、萌絵の姿勢がいろんな人に前を向く力を与えている。
最後の萌絵の言葉も温かい。
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ある結婚式を舞台に各々の家族の想いが祝辞として語られていく。母娘や夫婦や姉妹やいろんな形で対になって生きている様が自然に描かれていていい。素敵な結婚小説だった。主演は黒木華でWOWOWで映像化してほしい。
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素直におめでとう!だけじゃない気持ちもあったりする。過去や今を取り巻く感情に真正面から向き合った結婚式。温かく、少し切ないお話でした。
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結婚って、人生の中でも一番か二番目の大きな変化でありドラマであり。誰でも結婚にまつわるあれこれで一冊本が書ける、って誰かが言ってたような。
七月のとある日に結婚式を挙げている幸せ絶頂の2人を祝う8人の人々の、それぞれの思い。
単純に「おめでとう」というだけでない複雑な思いがスピーチで、またはモノローグで語られる。
ひとりひとりの言葉から、彼らと主役たちの間にある年月の重みと複雑な関係が見えてくる。
誰もが一点の曇りもなく単純な「幸せ」だけで結ばれていくわけではない。それだけど、いや、それだからこそ、結婚というひとつの区切りから始まる新しい人生がより幸せであることを祈りたくなる。読み終わって、自分の結婚について誰かに語りたくなってしまいました。
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ある式場で、九江泰樹と瀬戸田萌恵の披露宴が
開かれていた。出席者は、様々な思いを胸に
言祝ぎを花嫁に贈る。その中には、萌恵の実の
母と育ての母も含まれていた…。
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【収録作品】新婦友人 三杉愛弥/新婦元上司 橋辺洋司/ウェディング・プランナー 川村久里子/新婦従兄 佐々木慶介/新郎友人 伊藤真澄/新婦伯母 山末瑛子/新郎父 九江泰史/新婦母 瀬戸田良美
お祝いスピーチやそれぞれの心の中のつぶやきによって新郎新婦の姿がおぼろげに浮かび上がる。本人たちよりも周りの人たちがお人好しに見えてくる。
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披露宴に招かれて人や会場スタッフ、さらに新郎新婦の家族の人生が語られていく。ほろりとなった。この式を通じてそれぞれの人が一歩前に進んでいくお話。でも、この両親の下で泰樹はなぜグレた?
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初出 2010〜11年「STORY BOX」に「結婚」のタイトルで掲載された8篇。
プロローグになる招待状に始まり、披露宴に呼ばれた5人のスピーチとモノローグの各編がが続くという実験的な形式で、単行本になって効果が出るだろうに、単行本化が遅れたのはなぜ?
花嫁、花婿に関わった人々もそれぞれに波乱のある人生を歩んでいていることが語られる。そして花嫁も花婿も決して順風満帆の人生を歩んではいないことがわかってくる。
ピークとなる後半3編は、花嫁の伯母である実母(!)、花婿の父、花嫁の母のモノローグ。
尋常ではない家庭で、花嫁がどういう思いを抱いてきたのか、直接的に語られるないゆえに、それを考えさせされる。
エピローグは花嫁から母への手紙。
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「おい、乾杯するか」
(九江泰樹)
九江家・瀬戸田家の披露宴。
新婦母や叔母、元上司に新郎新婦の友人、ウェディングプランナーが今回の主役である新郎新婦にそれぞれ想いをもって出席している。
参列者から愛されているなと想像できるほど、温かい披露宴。そしてそれぞれのスピーチだった。
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結婚。家族。短編連作。
人にはいろんな側面がある。他人が知り得ない経験がある。親が知る姿、上司が知る姿、友達が知る姿。
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そうか、結婚は自分で自分を幸せにできる人同士がするものなんだ。華やかな式の後にはずっと続いてく現実が待ってる。それを彩り豊かなものにするかどうかは自分にかかっているのかな って思った。主人公の萌恵、母の良枝の強さと優しさとそれぞれの葛藤が最後の萌恵からの手紙ですっと消えた。大好きな本になった。
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ある一組の結婚式の話。
参加者が新郎新婦に対する想いを、自分の今までの時間を、思い返してみている。
サラッと読める。
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相手に幸せにしてもらうのではなく、相手を幸せにするのではなく、自分の幸せを自分で作り上げる。それができる者同士が結び合うこと。それが結婚というものだろう。私たち、本物の夫婦になれるかな?もらい泣き必至の結婚式小説!
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涙が出そうになった。ろれなのに、何だろう、何かが足りない。うわっぺらな感じがする。そんな印象の作品。
ところで、新郎は昔、なぜ”やんちゃ”していたのかな? 新郎の印象が薄すぎる。もう少しページ数があればいいのにと思った。
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友だちや上司、親戚から語られる花嫁の姿。
それぞれが花嫁の萌恵に関わったことで
様々な想いを抱えている。
それぞれの語りからなんとなく萌恵の姿が見えてくる感じ。
誰からみるか、どういう関わり方をしたかによって
人の見え方は変わるんだなぁと感じました。
ただ、この話では基本的にはどの人から語られても
ちょっと過去に何かを抱えつつも
良い相手に巡りあえて、
今からきっと幸せになるであろう花嫁の姿が見えるようでした。
結婚が幸せとは限らないけど
幸せに迎えそうな結婚、そして結婚式であることがすごくいいな、と思いました。
そういう結婚式がしたいなぁと思いました(*´∀`)