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ライセンスの藤原さん著書。そして表紙がヨネダコウさんという。
思わずクスッと笑える軽妙なタッチ。個々の短編集かと思いきや、最後の章で主要人物が総出演という構造。各章はショートコントぽくて面白く読んでたけどオチが中途半端だなと思ってたら、最後の話に繋げる前座だったのである。SM夫婦、相続クイズ、の話がネタとしておもしろい。構成もやや無理やり感はあるものの、読者を楽しませようとするエンターテイメント魂が随所に表れてて、とても好感触でした。しかし、会長の遺産が2億円って少なくない?
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面白かった!
同じ芸人の又吉よりも読みやすくて私は好き。
小説のジャンルが違うんだろうけど。
良くできてた。
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物語は一周回ります(笑)
壮大なゲームが繰り広げられている感じですね。ヤクザの別荘で起きた謀反から始まり、ファミレスでの相席、マンションのゴミ集積所の放火、遺産相続の行方、バスハイジャックのヒッチハイク、アンティーク店の詐欺、最後に2億を手にするのは(笑)
全く関連しそうもない点の出来事が実は一つの線になっていて、それを知るのは一人だけ(笑)
世の中、知らない間に当事者になっていることもあるかも・・・
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ヨネダコウさんの華麗な表紙に一目惚れ。著者はライセンスのボケ担当藤原氏。もともとネタだったものを物語に仕上げたりしているようで、抜群のテンポと読み手の惹きつけ方を感じます。コントなら良くても物語としては少しえげつないかなと思うものもありましたが、それも味なのかもしれません。7つある短編が一つ一つすごく綺麗におちていてさすがネタを書く芸人さんは違うものだと感動しました。更にただの7つの台本の寄せ集めではなく、連作短編のひとつの物語として綺麗に成り立っているのがとても良かったです。読みやすくて楽しみました。
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漫才、コントのネタを書く人というのは常に人の心を掴み、どうやって笑わせようかということに向き合っている人である。著者ライセンス 藤原は笑わせることだけでなく、ハラハラするスリル、ワクワクする楽しさ、あるあるという共感、そして想定を超える驚きと笑いを同時に読者の心に与えてくれた。短編集だが、最後には繋がるという巧さ、そして、いつのまにか主人公が変わりいろんな視点がたのしめるという遊びも楽しめる。
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カジュアルに読めて
まさに求めていた理想。
伊坂幸太郎のような軽快さと
木下半太のようなエンターテイメント性が
あり、あっという間に読んでしまった。
映像でも観たい。