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「 一等!スタァープレイヤァアア!!!」
怪しげな路上のクジで一等を当てたユヅキは次の瞬間
まったく見覚えのない草原にいた
与えられた、殆ど万能の力「スター」
10の星を用いて繰り広げられる
新天地での冒険がいま、始まる
*****
また読んだことないタイプの、
ファンタジー?SF?
とにかく10の願いが叶えられるプレイヤーとなって
大地を切り拓いていく、そんな話
陣取りゲームみたいなものなのかなぁ
1つの願いにたくさんのオプションをつけることで、もはや1どころではない作り替えが可能なところがすごいなと笑
しかしもちろん、画面を見てるだけのゲームではなく
自分自身が生きる環境を相手にしているので
危険がないなんてことはまったくなく、
ただのほほんと楽しんでいればいいのとは違う緊張感があってよかった
千差万別ある星の使い方に
ワクワクする
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願いが叶えられる!
ドラゴンボールもないのに(笑)
しかも10個も!
何もない緑の大地にポツンとひとり
さあどうする?
そりゃあそうするよねぇ とか
うん、自分でもそうするわ とか
ズンズン引き込まれていった。
やがて他にも同じような人間が居ることがわかり
自分が神にも悪魔にもなれることを自覚することになる。
読み始めたら止まらなくなった!
続編も読む!
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恒川さんこんなのも書くのかとびっくりしました。
最初は恒川さんらしい作風で、人の欲望や世の中の理不尽さを描いていて、いつもの不気味な感じにドキドキしましたが、読み進むうちにそれらがなくなり気付いたらすっかりファンタジーの世界になっていました。
最後まで何か嫌なことが起こるのでは?という疑念があったけど、すっきりした終わりに読後感も良かったです。
いつもの印象で期待すると、あまりにファンタジー過ぎてがっかりする方もいるかもしれません。
とはいっても一癖も二癖もあるので、そこはさすが恒川さんと思いました。
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異世界に連れて行かれて『どんな願いも10個叶えてくれる』と言われる主人公の斉藤夕月!!
行きたいような行きたくないような世界!?
恒川さんの長編作品を初めて読みました。
過去の作品に出て来たような嫌な奴とかプロットが似てたりと何故か勝手に微笑ましく思えました。
前半は人間の行動原理というか哲学を感じさせられるような雰囲気で進み『普通そうするよな!』という願いを叶えてもらってました。後半はファンタジーで未知なる世界が少しずつ顔を出してくるあたりに、だいぶワクワクさせられました!
続編も直ぐに読みたい!!!
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ファンタジーは何でもあり。SFのようにその現象の論理的な説明はいらず、壮大な夢物語をみせてくれる。そういった意味では最高のファンタジーだった。
10の願いが叶うなら、自分ならなにを願うかなと夢想しながら読了。
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恒川さんの作品は「夜市」を読んだだけだったが、その強烈なインパクト故、2冊目のこの本の読み方を間違えた。主人公の夕月の悲惨な過去も原因の一つ。
ある日の日常から、籤引きで引き当てた1等により異次元の世界で10の願い事をかなえられるという幸運に巡り会え、SFかと思わせておいて何故か王国ファンタジー路線。多少、ん?と思いながらも(ホラー作家の)恒川作品ということで、調子に乗っているととんでもないしっぺ返しにあうぞ、と警戒しすぎて、あんまり楽しめなかった…・
この作品は、恒川さんのイメージを取っ払って楽しく読むほうが良かったのか。次巻はそうしようっと。
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なかなか面白かった。具体的であれば願い事を叶えられる10個のスターが突然手に入って、自分ならどれだけのことができるだろうとか、色々と考えるのが楽しい。
ファンタジーが主要でない作家だというのが驚きとともに、他の作品をあまり読めないのが残念。
180204
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願いを10個かなえられる異世界での話のはずが
戦記ものの一面も含んでいて
長編シリーズになるらしいので
楽しみ。
自分がその立場になったら
損したくない、無駄に願い事を使いたくないって
考えるけど
使った願いが
どれだけの人や事に満足されたかも大事だなぁ。
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面白くて二日で読了……! いつもの恒川さんの作風とはジャンルも描写も全く異なる、けれど、独特の世界設定の細やかさは共通する、なかなかに読み応えのあるお話。スタープレイヤー自体の設定やスターボードの機能など、序盤こそ「おいおい」と苦笑したくなるようなものが多いのですが、十の願いの幅の広さと、個人個人の願いの使い方の違いが明らかになっていくにつて、どんどん話にのめり込んでしまいます。
自分だったら星をどう使うかな、などと、布団の中で延々考えてしまいました(笑)
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道端で福引を引いたら、10個の願いがかなうスタープレイヤーとして別次元に飛ばされた主人公の話。
主人公が美貌を得たり、過去に恨みを持つヤツを召喚していたぶっているような、前半は面白かったんだけど、後半はなんだかなぁ。
ドラゴンボールとB級RPGモンを足したような俗っぽさ。厨二病な展開はとっても残念。恒川さんがこれを書く必要があるのか?ちょっと…いや大分残念な読後感である。
続編があるらしいが、こういう世界にした必然が見えてくるなら、読んでみてもいいが…。
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一気に読んだ。
日常と隔絶された場所で、どんな願いでも叶いますと言われても、有り難くないんじゃ?と思ったら早々にショックな種明かし。どうなるのかと本を繰る手が止まらなかった。
割りと主人公が普通の人で、そこが面白いなと思った。こういうお話しだと、清廉な人か、悪辣な人が主人公になりがちなのに、夕月は立派でもなければ強くもない、普通の人で。
このお話しで少し成長した彼女に、続編では会えるのだろうか。
叶う願いがなんでもありだから、ややドラゴンボール感がある。自分が死んだら終了なところだけがちょっと違うかな。
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自分だったら何を願うのか、10の願いは多いようで少ない。少し考えさせられる作品でした。
次のヘブンメイカーが楽しみです。
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突然、変なヤツにクジを引かされ大当たりだと言う。
目覚めるとそこは未知の星の世界。
期待していたよりは、冒険が少なめだった。
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THE ファンタジー小説。
解説によると、ファンタジー小説というのは、商業小説として売り上げを出すのも、企画を通すのも難しいらしい。
まして、著者はホラーやミステリージャンルで実績のある方らしく、それがマイナスに働くこともあるらしい。
ですが、ファンタジー好きな私としては、とても楽しく読ませてもらいました。
ラノベでも異世界転生ものは流行っていますが、それとは一風雰囲気が違いますね。土台があって、わくわくするだけじゃなくて、すこし考えさせられました。
「10の願いを叶える力」
それが、別世界に飛ばされた上で与えられる。その時、自分ならどんなことを願うだろうか。
自分しかいない世界ならば、案外叶えたい願いもそれほどなく、すぐに飽きてしまうのかも。とも思うと、人は社会的な生き物なんだなぁと思ったし、新たな世界に来てすら、過去をすんなり振り切ることは難しいのだと思わされた。
読者としては全体を見ながら考えるからあれこれ言えるけど、実際のところ同じ状況だったら、案内役から可能な限り情報を引き出して、新たにこの世界で生きていくための戦略を立てて…なんて風にはできないのだろうな。
それでも、私だったら、他言語を話す人と不自由なく意思疎通できるようになりたい、と願う。
ところで本筋とずれるけれど、私は本書に登場する国が「麗和」なことに、非常に驚いた。4年近く前に出版されたのに。漢字は違うといえど。
主人公の年齢も同じだったし。たまたま手に取った本だっただけに、そんな偶然の重なりもおもしろくて、今読むべくして読んだような気がしています。
続編も、著者のファンタジー以外も読んでみたい。
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クジを引いて当たったら、異世界で願いが10叶うってスタートで、主人公の30代バツイチ無職の女性が美人に変身し、豪邸を建て、自分を襲った男を召喚するってとこまでは、人の欲望を描く寓話的話かと思ったが、そのあとファンタジー世界での国家戦争の話になり、だったら主人公が不倫したり、通り魔を痛めつけるエピソード(結構リアルに書いてある)は要らなかったんじゃないか。そこがせめてもう少しあっさりしていて、ファンタジー世界の成り立ちみたいなものに注力していたらもっと面白かったかも。
ファンタジー世界の成り立ちが、実はスタープレイヤーに関わっていそうなのだが、謎解きはなしで終わった。
これは二作目以降で明らかになるのかもしれないが、何となくもやもやする。
なぜスタープレイヤーに選ばれたのか、どうして10の願いが叶うのかは分からずじまい。
ナルニアみたいに、一話はきちんと完結して、尚且つ通して読むと、ひとつの世界の始まりと終わりがわかるっていうのが理想なんだけど。
最後まで読めたので面白くなくはなかったのだけど、続けて二作目も、という気持にはならなかった。